どうした!?文化交流使っ!文化交流誌 #25  文化交流使

先日、リスボン郊外にあるシントラという遺跡が残る街へ行ってきました。

東京でいえば、新宿から中央線で高尾山に行くような感じで、小高い丘の上にあるムーア城跡(8世紀)はちょっとした登山でした。

日本のように整備された感はなく、かなりワイルド。

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途中の坂道で大人気スポット。犬屋敷。

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そして、石畳の坂を1時間近くかけてグイグイ登ると、どど〜〜〜んと絶景!

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股間ゾワゾワ。新鮮な空気を胸いっぱいに!(下はペナ城)

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いい運動をしたこの日はご飯もおいしく、締めはチョコレートでできたカップでクイッと甘いお酒を一杯(いや、二杯・笑)

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思えば、こんな休みらしい休みは初めてだったかもしれません。

この4か月。

休日はあったのですが、なんだかんだPCを開けてはスケジュールやらメールのやり取りをしていました。

その国のミュージシャンやダンサーとの出会いに始まり、話をしながらリハを重ね、舞台を作る。

協力してくれるスタッフともコミュニケーションを取り、うまくいかないことがあっても、お客さんの大喝采を浴び、再会を誓ってみんなとハグしてバイバイ!

平たく言えば、そんな出会いと別れを繰り返していたわけですが、マネージャーがいるわけでもなく、この4か月は旅のルートを作り、見積もりを取って、精算しながら、曲を作ったりアレンジしたりと、たくさんの協力を得ながらもひとりでやってきました。

これからもまだまだ続きます。

そんな私が取ってみて初めて気づいた、休みらしい「休み」

ミラノへ向かう前日に荷造りを済ませてリビングに座っていたら、ほぐれた気持ちと同時に切ない気持ちで一杯になり、涙が止まりませんでした。

リスボンという街がそういう黄昏時を作っていたのは間違いないです。

素朴で太陽サンサンの素敵な街。

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ティッシュがなかったので、ペーパーナプキンで顔はガサガサ(痛)

そんなウルウルな私でしたが、今日からミラノに入り、再びスイッチオン!(早っ!)

街ですれ違う人の笑顔。

スーパーで買い物していても、カフェに入っても「ボンジョルノ!」と声を掛けられ、こちらも笑顔。

活動も1/3が過ぎ、次の展開に入る前のちょっとした感情の発露に自分も驚きましたが、ストレスや疲れから気持ちが捻じれていなくて良かったなと思います。

暖かかったリスボンからキン!と冷えるミラノ。

寒さはこれから。より体調管理(特に保湿だな)をしっかりやっていかねば。

改めて、個だよ(笑)文化交流誌 #24  文化交流使

オリエント博物館では、毎夜インド、インドネシア、カタール、中国、日本などが公演を行い、最終日は全員集合!でフィナーレが行われました。

案の定、リハ以前の仕込み段階からカオス(笑)そして、リハはさらにカオス(笑)

カオスでは負けない、Bairro Altoという飲み屋街(失礼)
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私の出演は、チャッパ・シンバルでインドネシアのクンダン(打楽器)とチョイチョイと絡んでからの大太鼓ソロ。

そこから、ANAさんとのデュオをコンパクトにして再演。

本来ならば、最もアバンギャルドな世界のはずなのに、アジアのカオスなパフォーマンスの中では最もアートな世界に仕上がりました。

そして、個人的にはとてもうれしい出来事がひとつ。

それは、ほんの少しだけ音で絡んだ中国の演奏家が初めて私のパフォーマンスを観て、終演後に満面の笑顔で「素晴らしかった!」と弾けるように駆け寄ってきてくれたのです。

初対面のバタバタした現場ではなかなかコミュニケーションも取りづらいものですし、社会的にもいろいろとありますよね。

音楽の世界は別とは言っても、旅先のアフリカなどでは進出する中国人と地元の人とのトラブルをよく目にしていました。

音楽シーンにおいてもなかなか音を交える機会がなく、社会的な側面ばかりが目に付くというのが現状でした。

なので、私の演奏に対してこれほど自然に感情表現してくれたのは初めてで、ひとりの中国人が未知の扉を開けてくれたような気がしました。

個の価値感を上げていくこと。広げていくこと。

旅するものとして、それを痛感した夜でした。

再び、Bairro Altoの風景(笑)

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文化を語る前に個人だよ 文化交流誌 #23  文化交流使

文化交流使の活動に限りませんが、海外では本当にいろいろなことがあります。

時間や約束を守らないなんて〜のはご挨拶のうち。舞台スタッフの仕事っぷりも実に多彩(冷笑)

だから、改めて日本の舞台スタッフの仕事っぷりは素晴らしいと感じます。

その丁寧な仕事っぷりは、まずこちらでは見かけたことがありません(笑)

この丁寧なってところがミソです。

そして、こちらでは要件は1回につき1件。1度に複数の要件、二手先の要件は相手を混乱させます。

なので、白状すると声を荒げたこともあります。

荒げたところで何も解決しないのだけれど、思えば自分の心のバランスを取るための防御反応だったのかもしれません。

ところで、こちらの人が割と口にすることがあります。

「日本のようにはいかないし、文化の違いだから・・・。」

これについては状況説明がないと分かりにくいかもしれませんが、舞台の仕込みや日程調整といったことがうまくいく&いかないのは、文化の違いではなく、あくまでも個人レベルであることが多いのです。

同じように、たったひとりの出会いによって、コラボ(共同制作)が流れるように進んでいくこともあります。

ここリスボンでもAnaさんという素晴らしいダンサーと出会うことができました。

実に柔軟な方。

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もちろん、自分の考えを強く主張されることもありましたが、そういう時は私も聞き役になり、その背景や思いを感じ取ろうとしました。

逆に彼女の方も私の世界観を知るために、私が得意としているチョイチョイな演奏をしっかりチェックし〜の(笑)

その彼女との公演は、照明の仕込みが朝10時から19時半までかかり、パフォーマンスの確認もできないまま開演の21時半を迎えました。

わずか2名による創作。

ひとつずつシーンを作り上げていき、最後にスタンディング・オベーションを頂戴した時、今までにない新しい手応えを感じました。

今回は公演後にレクチャー&質疑応答というプランが盛り込まれていたのですが、ここでも素晴らしい通訳さんのおかげで公演直後の本能むき出しな私(笑)も理路整然と話ができ、お客さんとしては大満足のジャパンナイトだったのではないかと思います。

文化という大きなくくりはありますが、あくまでもこうした個人レベルのすり合わせやコミュニケーションが「日本大好き!」率を高めていく気がします。

お、お!文化交流使らしい締めだ!

おやすみなさい。

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それはロマン(マジ!?)文化交流誌 #22  文化交流使

文化交流使として4か月目に入っています。

意識のないところでかなり疲れていたんだと思います。そして、初のリスボンに心躍ったこともあり〜の、到着して2日目。

なんと18時間も寝込んでしまいました。ちょっと悪寒がしたし・・・。

でも、すぐに復活!いい意味でB級グルメがめちゃおいしくて安い!(はずれもあるよ・爆)

ナイフ&フォーク、白ワインと特製オリーヴでおしゃれに待っているのが、日本でもおなじみのイワシの塩焼き。

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高田馬場(学生街)の定食かっつ〜の。

でも、あまりに安くておいしいので2皿食べちゃったりして、トラムにしがみ付くガキと変わらないあたし(痛)

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まず、街の全体を捉えたくて歩き回りましたが、リスボンと言えばこれ!

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東洋へ続く世界観もあります。

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実際に各所を訪れていたら、いろいろな思いがこみ上げてきました。

古臭くて、ちょいダサいのも分かっていますが、自然とこみ上げてきた言葉。

ロマン。そして、同時にこの写真を思い出しました。

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昨年のクリスマスイヴに父が息を引き取りましたが、葬式の時に生まれて初めて見た写真。

1953年、横浜港からアメリカ(ハワイ)へ向けて出港する父の姿です。

戦後8年、目の不自由な筝弾きがどんな思いでアメリカへ旅立ったのか。

比べるものではありませんが、15世紀末にここリスボンから未知なる大航海へ旅立った人たち。

野心とか野望なんて次元ではなかったと思います。

父の死から間もなく文化交流使のお話をいただいた私。

ダンスとの創作をどんな風が吹こうと受け入れて、開拓したい思いで活動を始めました。

すでにたくさんのダンサーと出会いましたが、ここポルトガルでも素晴らしいダンサーと出会うことできました。

つづく。

歓喜のパリ公演からまだまだ続く!文化交流誌 #21  文化交流使

チュニジアから直でパリ入り。

なんとパリでのパフォーマンスは25年ぶり!

ドラムスのBudgie(バジー)やインドのエージェントからも「スペシャルな日になるね」とメールをいただき、実に幸せな気持ちでステージに向かうことができました。

どアタマの大太鼓ソロからお客さんのテンションを背中で感じつつ、今やりたいことをすんなり表現できたような気がします。

心地良かった。。。

チェロのギャスパーさんは、生音ならではのアプローチでダイナミクスを最大限に生かせたし、郁女(かおり)さんの細かな身体表現にはどれほど音のアイデアをもらったことだろう。

郁女さんをご紹介いただいたアーキタンツのMiki Satoさんに感謝です!

ありがとうございました。

ざっくりとした構成以外はほとんどインプロだったけれど、その一音一音、動きの一つ一つをじっくりと楽しめたし、ミュージシャン冥利に尽きる夜でした。

あまりに楽しいライブだったので、写真を一枚も撮っていない・・・(汗)

そして、来年4月もパリ公演が決定しました!メンバーは絶賛調整中ですが、超楽しみです!

さて、パリ公演後はミラノからチュニジア、パリと渡ってきたハードケースに入った17kgの桶太鼓と30kgのスーツケースを持って、ミラノまで7時間かけての電車移動!!!

ここでも西川さんのマットで疲れをトリ〜ノ(笑)

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いつもはライブごとに上書き更新していく私も歓喜のパリ公演の感触はしばらく引きずるかもと思いましたが、あは、次のミラノ郊外のお城のライブであっさりと上書きいたしました。

このお城。築1200年だそうです。

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大体こういう建物は暗い過去があるもので、目に見えるお客さん以外にたくさんのお客さんを呼び寄せていたんではないかと思われます(笑)

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共演はスイスのフルート奏者、マティアス(Matthias Ziegler)さん。

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学校で教えていながら演奏活動も盛んで(それもフリーが基本)、パリのギャスパーさんとは違う管楽器とのコラボを楽しめました。

彼とはレコーディングしたいわ。

そして、ミラノへ戻って打ち合わせ。

そして、明日はポルトガルのリスボンへ!

7日間に渡って開催されるシルクロードフェスティバルでポルトガルのダンサーとコラボします。

初のポルトガルに3週間。

猛烈なスケジュールですが、ごはんは美味しいと思われるので、体調を整えて楽しむのだ。




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