チュニジアの熱い夜 文化交流誌 #20  文化交流使

真夜中、チュニジア港に到着。

予想通り、通関に時間が掛かったけれど、現地大使館員のおかげで何とか押印!

今まで行った国に例えると、アフリカというよりかバーレーンなどの中近東諸国の空気。

でも、そんな異国情緒も大使館員から最新状況を聞いて一気に醒めました。

到着2日前にアルジェリアとの国境近くでテロとの銃撃戦で警察官が6名殺され、3日間喪に服しているとのこと。

このことでカルタゴ・フェスティバルが中止になることはありませんでしたが、もうひとつ予定していた現地のミュージシャンとの公演は中止になりました。

チュニジアのシャンゼリゼ、ブルキバ通りは鉄の柵に加え、有刺鉄線でバリケードが。

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翌日、快晴の中、会場のカテドラルへ。

ここには、街の喧騒や遠く離れた国境での事件を感じさせない静けさに包まれていました。

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当然のことながら、ROXYとは初共演。それがアフリカの大地ってすごいよね。荘厳!

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満員のお客さんは最後までとても集中して聴いて下さり、スタンディング・オベーションで終わりました。

久しぶりのフル公演だったので力が入ってしまったというか、打楽器同士の初演って2度と得られないテンションがあるんだな。

最高でした!

公演後は白と青に彩られたシディブサイドを歩いたり、

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カテドラルのすぐ横(正確には埋められていたので下)のカルタゴの遺跡で歴史的撮影(笑)

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朝一から仕込んで撮影をしましたが、やはり観光地だけにどんどん観光客が入場し始め、写真撮られ放題・・・。

ねこも傍観・・・。

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最終日は音楽学校の生徒を対象にレクデモを行い、その晩は旧市街でごはん。

機関銃を構えた兵士の横をほろ酔い気分で帰りましたが、ジャスミン革命から2年経つこの地の民主化の道のりはまだまだ厳しいことを体感しました。

そんな状況下、ライブ、撮影、レクチャー&デモという3点セットを見事に達成。

いろいろな思いがこみ上げてきますが、無事に任務を終え、明日は25年ぶりにパリでパフォーマンス!

これまたいろいろな思いがこみ上げてきますが、しっかりストレッチして臨まねば。

なんせ暑かったチュニジアからグッと冷え込むパリだけれど、明日のライブは熱くなる。

元チュニジア駐日大使のご自宅書斎にて物思う(とっても素敵なご自宅でした)

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いざ、アフリカへ!文化交流誌 #19  文化交流使

過去に存在していたかは知りませんが、大太鼓とともに船でアフリカ大陸上陸することになりました。

アフリカはこれで5度目。今回、目指すはチュニス(チュニジア)。

まずは、ミラノからジェノバまで大太鼓を載せた車で向かいました。

車のフロントガラスを叩きつける嵐のような雨。勝負に出る時に限って・・・そこに雨男(笑)

早めにジェノバ港に着いたから良かったものの、港湾内案内がイマイチでチケットの引き換え、通関や出国の手続きなどあっち?こっち?と右往左往。

幸い同行するドライバーのカリムさんのおかげで無事に乗船できました。

さあ、これから24時間かけてアフリカ大陸へ!
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ちょうどジャスミン革命から2年。

未だ先の見えない社会情勢の中、旅してきたスイスやフランス、イタリアでも現地の最新情報収集してきました。

正直、晴れ晴れした気分はないまま出航しましたが、船が地中海を航海し始めると、すでに日が沈んだまっ黒な海の荘厳さに圧倒され、その日はぐっすりと寝てしまいました。

この海に落ちたらと思うとゾッとします。
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翌日、コルシカ島やサルディーニャ島を横目に(見てないけれど)進む中、空も回復し始め、見たこともない碧い海が全方位に広がっていました。
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時間によって色が変わります。
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それにしても、24時間とは掛かるもんだ。そもそも船が遅い・・・時速30km。

これは自然環境を配慮してなのか、積載量が重いからなのか。

半分は寝て過ごして、あと6時間を切っていたところへアナウンス。

ランチのご案内かと思いきや、テクニカルな理由で6時間到着が遅れるとのアナウンス・・・。

とほほ。地中海に30時間すか。
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めったにない経験とは言え、到着が夜11時過ぎ。通関やなんやかんやでホテル到着は1時回りますね。

大使館の方が迎えに来て下さるとのことですが・・・緊張。

石の上にも3か月(笑)文化交流誌 #18  文化交流使

スイスの山に始まり、フランスのパリやリヨン、イタリアのトリノと続き、今はミラノ。

重くて、冷たくて、ゴツゴツとした石の圧(リヨン)
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「カッコイ〜〜〜!」と思っている旅の感覚があるうちは良かったんです(リヨン)
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木と共に育ち、環境の変化を受けやすい太鼓と過ごしている私。段々とこちらの人の自尊心と押しの強さとの合わせ技で潰されそうになりました(木の合間から覗くエッフェル塔・笑)
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でも、石の上にも3か月(笑・本当は3年)

一緒にご飯を食べ、話をしていくうちに、ヨーロッパの歴史やヨーロッパ内でも価値観が変わってきてしまっている話などを聞くことで、少しずつ自分の感じ方や景色の見え方に変化が出てきました。

こうして日常が解消されつつあっても、創作の現場となると、まだまだリアルに感情と向き合うことが続きます。

ここミラノに来てからは、テアトロ・デッラルテという劇場のレジデンス・アーティストとして活動することが発表され、新しい舞台づくりが具体的に加速し始めました。

連日ミュージシャンとの打ち合わせやリハ、会場下見やスタッフとの打ち合わせ。

さらにミラノにベースを置きながら、パリへ飛んで別のリハ。

1本は、10/30の「ブレンドラムス」パリ日本文化会館で共演するKaori Itoさんと。
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もう1本は、10/25にチュニジアのカルタゴ・フェスティバルで共演するRoxyことRoxane Butterflyさんと3日連続!
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お二人ともとても素敵な方。そのお人柄からかな。この頃から私のアプローチが変わったかも。

そして、ミラノへ戻って、再び作品に向けて具体的な人選とスケッチ。

ところで、日本を出る前から思っていたことがあります。

今までのやり方を通せば、それはそれで形になるかもしれない。でも、長い目で見れば、それは後退を意味することになるかもしれない。

いきなりは無理でも、15%ずつでいいから変わっていきたい。

それも変えようとして変わるのではなく、こちらの生活の中から自然と変化が生まれてきたら良いなと。

リハの合間を見て、ダンス公演や芝居にも行きました。

マルセイユ国立バレエ団(振付家でもあるダンサーの遠藤康行さんが所属)やアクラム・カーン・カンパニーの公演。

ミラノのテアトロ・デッラルテのシーズン開幕を飾った演出家ロバート・ウィルソン自身による独り芝居など、正直、どの作品も非常にダークで重いテーマを抱え、挑んでいます。

お客さんが観たい作品を選ぶのは当然ですが、作品もお客さんを選ぶ。

そんな表現活動という行為の芯の強さを見せつけられているように思います。

エンタメとは違う興奮を覚えました。今の日本にもこういう土壌があってほしいと思います。

さて、自分なりに石の文化との向き合い方が見えてきたかなぁというところで、23日からは5度目のアフリカ大陸へ!

それもフェリーで〜〜〜!!!

そう、イタリアのジェノバからチュニジアのチュニス港まで地中海を横断です。

24時間かけてのまさに大航海!!!

無事の航海を願っていてくれたまへ!

チャオ!

2か月が経ちました。文化交流誌 #17  文化交流使

文化交流使の活動を始めて2か月が経ちました。

今はミラノにいます。
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ライブをこなしていくツアーと違って、街を感じ、人と会い、イメージを膨らませ、じっくりと創作を進行させていく。

明らかに街を見る視点が変わりました。
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今まで訪れたことがある街も、感じていたようで感じられていなかった生活感がリアルにあります。

9月中旬以降、予定が崩れたことで逆に時間ができたため、パリからミラノまで一気に飛ばず、60キロはある荷物をわざわざ引きずって、パリ〜リヨン〜トリノ〜ミラノと電車移動したことも大正解でした。

創業250年!トリノ名物、ビチェリンというコーヒー&チョコレート&生クリームの三層ドリンク。
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トリノやミラノのアパートメントホテルも超快適!

超自炊!ブタのソテーのアンチョビソース。
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トリノささみを白ワインでちょいと煮込んでいるところにブルーチーズをぶち込んだらうまくいってしまったソース。
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こんな自炊を続けたご褒美に(笑)ちょっと外食した時もそのお料理の構成力や演出、サービスにニンマリ。

ワインの酔いも手伝って、帰りのタクシーでもステージの構成や曲作りにイメージ膨らませてニンマリ。

いやいや、楽しいっす!

そして、ミラノに入ってからは毎日いろいろな方とお会いして、コラボの可能性を探っています。

マルセイユ国立バレエ団で活躍している遠藤康行氏。彼は私のLIONなど太鼓の曲で振り付けもされています。
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部屋に帰れば、10か国とやり取りしているので、PC疲れで首が痛いけれど・・・。

今月は5回目のアフリカ大陸上陸からのパリ公演が控えているので、体調を崩すことは許されません。

なので、今日も東京西川のAIRで疲れを取りましょ。
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