ストリートフェスティバル 文化交流誌 #7  文化交流使

単に演奏するだけなら今までのツアーと何ら変わりがない。

私が文化交流使の活動としてど真ん中に据えたことは、出来上がったパッケージ(バンド、舞台、曲とか)を回していくのではなく、その場で出会って作っていくこと。

これを基本にするって、本当に大変!

なんせ、180キロの機材を共にしている私は他の楽器やダンスと異なり、機材の動きや時間的な調整、それに伴う経費との睨み合いなど、圧倒的に制作業務が多くなる。

でも、太鼓だから圧倒的にシェアできる喜びもある。

ストリートで2グループが一組になって演奏する日々が続く中、2日目からは雨がしのげる程度の簡易スペースで毎夜2グループずつ入場無料で演奏を繰り広げていました。

昼間は自分らのこともあり、ちゃんと見れない他のバンドをここで見れるのです。

各バンドみんな疲れていても音楽に対する情熱は尽きることなく、こぞって見に&飲みにきていました(笑)

その中でも注目を浴びたのはロシアチーム(写真)とキューバチーム。
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どちらもなかなか見ることができないし、共通していたのは超絶技巧!ホンマにすごっ!

ロシアはとにかく速くて正確。チャルダッシュ(ハンガリー音楽だっけ!?)的な曲が×3くらいの速さで展開され、ジェットコースター的な昂揚感で堪能。

キューバチームは一転して、超グルーヴィ〜〜〜!!

ツートップのオジサン・ヴォーカルは、ムード歌謡的な世界で王道のラテンソングを熱唱!

アンコールの「ブエナヴィスタ・ソーシャルクラブ」のテーマ曲までゆっくりと大きなリズムの中に最高のうねりを感じることができました。

さすがストリート慣れしているので、つかみはベタな感じがありますが、それゆえにハマる(笑)

そして、最終日はなんと私のソロ!!!がプログラミングされていました。

場所がホテルの前とは言え、大太鼓を路上で押しながら交差点を渡ったのは生まれて初です。

距離にして渋谷駅から109くらいかな。

日曜日の夜。しかも、こちらに来て本格的な雨(ここでも雨男ぶり発揮)

でもね、最初は30人くらいだったお客さんがバンドも続々と来て、パンパンになっていきました(写真は友人の友人からのご提供。thanks!)
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みんな大盛り上がりしてくれて、特に各国のバンドメンバーからの熱き歓声はうれしかったあ。

インドチームのリーダーはハイタッチをするのかと思いきや、私の両手を取り、そのまま自分の頭に当て、しばらく動きませんでした(私、神様じゃないし〜〜)

キューバチームのトランぺッターも「マエストロ!マエストロ!」と叫ぶし(笑)

その後、アルゼンチンバンドのパーカッショニストと我バンド、GANJINのユール(チェロ)とゆうこさん(ドラムス)をお一人ずつ呼んでデュオセッション。
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打ち合わせもない全くの即興。最高っす!

私の時間が終了してからもセッションは続き、写真はキューバのトランぺッター、アルゼンチンのバンドネオン、ギタリストのはずのラッパー、ユール(チェロ)、ゆうこさん。
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私も写真を撮りながら、チャッパーとして参加(写真はソロ。友人の友人からのご提供)
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最初はどうなるかわからなかったルツアーンの日々でしたが、最後の最後は「これぞ異文化交流!」という至福の時を過ごしたのでした。

チリのバンド。でも、メンバーはエクアドル、ベネズエラ、ドイツと多彩。
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めちゃ陽気でお茶目なアルゼンチンのバンドとゆうこさん。
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大満足のセッションの後、ホテルでキューバチームのギタリストとバッタリ遭遇。
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名刺を渡したら、「キューバではメールができないんだ」

ほろ酔い気分の私に社会的側面を感じさせた瞬間でした。

音楽でも越えられない世界。音楽だから超えられる世界。

すべての出会いが貴重なものとなりました。

本当に音楽をやっていて良かった。

ありがとう。

リラ〜ックスからのまさかの展開 文化交流誌 #6  文化交流使

大太鼓を岩に吊るしてそれから!というところで、ネット環境がよろしくなく、ちょいと空いてしまいました。

すでに映像は編集に入っており、ん〜、ネタバレになるからそれまでお楽しみに・・・って(笑)

ということで、大仕事を終えた後はスイスらしい田舎道をお散歩。
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こんな素敵なホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら遠くを眺めていると、
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女の子が何気に横入りしてきても大人の対応(笑)
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しかし、男はこういうところで佇んでこそ男(なんちゃって!)
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photo: Rosula Blanc

そして、およそ2週間過ごした2,000m超えの山からルツアーンという町に降りてきました。
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ここでも初顔合わせのミュージシャンと演奏を予定していましたが、それがまさかのストリート。

もちろん、ストリートフェスティバルと銘打っていたので理解はしていましたが、夏の盆踊り大会程度のステージはあるんじゃないの!?と思いきや、ほんまにストリートでした。

これでは、ぶ、ぶ、ぶ、文化庁に報告できない!(汗)

そりゃ、ルツアーンは観光地できれいな町でしたよ。でもね、この年にしてストリートかいっ!

しかも、機材の輸送も手配できていないし、自力で運ぶとなれば、もうかつぎ桶とチャッパで対応するしかありません。馬も助けてくれません。
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そもそも、ストリートなんてまともにやったことないし、正直、道行く人様の迷惑と思っているくらい。

それでも、とても素敵なバンドのメンバーだったので、気持ち切り替えてやりましたよ。

私はGANJINというグループに参加。編成はチェロのユール氏(ルはのど鳴らして発音・笑)、ビオラのフランツ氏、ドラムのOshima Yukoさんというトリオ。

ここにお筝の八木美知依さんと私がゲストとして加わる変拍子&ノイズ系バンド。

私はリハなしでいきなり路上放置・・・。

オフィシャルに指定されたところには看板があり、世界から集まった8組が4つのグループに分かれて、1日40分を2セット。
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でもね、どのバンドもすごかった!キューバ、ロシア、チリ、アルゼンチン、インド、ドイツ、スイス。そして、私ら。

最初はどうなることかと思いましたが、これほどバラエティに富んだ「音楽に生きる熱き同士」との出会いは最高でした。

次回は、リスペクト&抱腹絶倒の日々をお届けします。

あ、今はチューリヒにいるのでネット環境ばっちりです!なので、あまり日を開けないでアップしますね。プロミス。

山を知り尽くした男とのコラボ 文化交流誌 #5  文化交流使

スイスをコーディネートして下さっているローズラさんの旦那さん、アンドレ氏は世界的なクライマー。

その彼とこれ以上ないスケールのコラボが実現しました。

そう、音楽家やダンサーとだけがコラボじゃないのだ。

では、正しいチーズの食べ方に続いて、正しい大太鼓の吊るし方をリポート!

ローズラさんとアンドレ氏。そして、コラボを映像に残すため、映像クリエーターのジェーンさんとの4人で山へ。

あ、犬もいた(笑)

2,800mほどの山を車で行くのですが、曲がりくねった道はガタガタでガードレールなんぞはありません。

崖。ええ、ただの崖です(汗)

アンドレの慣れたハンドリング(冷笑)であっという間にエーデルワイスが咲き乱れるロケ地に到着。

日が射すと暖かいのだけれど、雲が多かったこの日。かなり寒かったあああ。

仕込みをしながら、いよいよ大太鼓を岩に吊るすという前代未聞の作業に入ります。

目の前の岩をしばし見つめ、命綱なしで一気に登りだすアンドレ。ちなみに彼は身長190cm以上あります。
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速い!
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マジですか!
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あれよあれよという間に頂上へ!
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そして、腰に括り付けていたロープを上から垂らし、あとは大太鼓にフックを引っかけ持ち上げるだけ。
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ここまでわずか5分!!!
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最初に私がここを訪れた時、真っ先に思い付いた「この岩に吊るせないかな!?」というイメージがいとも簡単に実現!

スイスの大自然に浮かぶ大太鼓。
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吊るされた大太鼓は風でかなり揺れていたのですが、それだけでアート!

しっかりと動画を撮りましたよ。

でも、これだけではなかったのです。

これからルツアーンへ移動するため、次のアップは・・・お楽しみに!

祭りの後 文化交流誌 #4  文化交流使

「紹介します。新入生のレナードくんです。」「ど、ど、ど〜も」
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チーズ弁当はいかがっすかぁ!
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ウールのスーツ(民族衣装)はゴワゴワしてて、これ着て叩くってなかなか大変。

郵便配達は2度ベルを鳴らす(笑)
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ロカビリーのような、スイス漫才のような(いくら格好つけてもおかしいから!)
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なんてフェスも終わり、文化交流使10日目。

初めてゆっくりと普通の山道(笑)を歩いてみた。

数メートル歩く度に花や草木の香りが変わり、ひゅ〜っと山の冷気(霊気!?)が通り抜ける。
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こんな感覚は久しくなかったな。

遠くの景色を見ていると、人の生き方や自然と人の在り方。たくさんの思いがこみ上げてくる。

日本も東京23区以外(いや、3区くらいでいいかも)、大田舎になってしまったら本当の豊かさが見えてくるのかな。

CIME フェスティバル終了 文化交流誌 #3  文化交流使

文化交流使として最初のミッション、CIMEフェスティバルが終了。

このフェスティバルにはチリ、台湾、ジブチ、ロシアなどから郷土芸能のグループが集い、850人収容の特設テントで毎日公演を行っていました。

地元のテレビ局 Canal 9による番組(フランス語です)で特集されています。

台湾チーム「日本大好き〜」とのこと(笑)逆光でごめん。
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私ら混成チーム(スイス、マリ、日本)はこちらに来てから曲作りをし始めたので、フェスのオープニングとメインの公演、そして、フィナーレの出演でした。

そのフィナーレの昼間には通りの簡易ステージでパフォーマンスをする予定でいましたが、諸々面倒が起き、私は演奏を辞退。

車が入れないので、暑い中、機材運んだのにね(前を歩くサンバとヴィンセント)
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あぢぃぃ(日本のような湿気はないけど日差しが強っ!)
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で、地元のホルンの演奏やカウベルのパフォーマンス(笑)があり、子供ダンスでは靴が脱げたり、誰かが段取りを間違えて止まってしまったり(せっかく練習したのに〜〜って・笑)
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でもね、かわいいのよ(いやはや、子供を撮るのって難しい!気づかれないうちに・笑)
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で、うちらもフィナーレくらいは遊ぼうということで、こちらの民族衣装で演奏!
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なんだこれ!?的なスイスの衣装をまとった混成チーム。イエイ!
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チーズの正しい食べ方 文化交流誌 #2  文化交流使

こちらに来てからの生活は9時までに朝食を取り、メールチェック。この時間が一番つながりやすい山のネット環境。

そして、午後は準備と片付け込みで4〜5時間のリハ。

天気の良い日が続いていて20時頃まで明るいので、リハの後は山へ行き、撮影場所をチェック!

山の中腹(2,000mくらい)まで車で行くのだけれど、ガードレールがあるわけではないので、かなりスリリング。私的にはすでに大冒険。

クライマーのアンドレが見せたいものがあるというので、連れて行ってくれたのが山の中腹にある牛舎。
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写真では分かりませんが、みんなカウベルをつけているので「カコ〜〜ン!グワオ〜〜〜ン!」とすごい音(笑)

夏の3か月は山で牛を放牧し、ここで絞った乳でチーズを作るそうです。

そう!牛といえばチーズ!こちらで体験した正しいチーズの食べ方をお教えします。

まず、見晴らしの良いところに大きなテーブルを用意します。
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そして、薪で火をおこし、半分にカットしたチーズをあぶります。
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ほどよく溶けたらスライス。茹でたジャガイモやハムにつけて食べます。
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外の天気は急に変化します。寒くなったら、部屋に入りましょう。
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そして、仲間との団らんを大切に。本日の国際交流でした。
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ついに始まりました!  文化交流使

8月7日の出発の日までJuno Reactorの最終公演に出るかどうかの調整がありましたが、いくらZEPPが羽田に近いからって、やっぱ無理っしょ!SUGIZOさんが車を出すとまで言ってくれたけど(笑)

ということで、ついに文化交流使としての1年が始まりました。

1年間、どういう活動をして、どう日程を組んでいくのか。この2〜3か月は本当に大変でした。

もちろん、まだまだ不確定なところだらけ。旅をしながら次の、その次の日程を調整していく日々となります。ひゅ〜〜。

50か国を旅してきた50の男に訪れた「新たな大航海時代」

灼熱の日本を離れ、大航海と言いながら、最初の地はスイスのエヴォレーンという山に囲まれた町に来ました。

可愛いホテルっしょ!?
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このホテルの窓からどっか〜〜んと見えるわけです。いきなり山!(Mt. Collon)
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ここではヴィンセント(ギター、ジャンベ/スイス)とサンバ(ギター/マリ)とリハを重ね、フェスティバルに出演します。

日々、テレビのインタビューもあります(真ん中にいるのはスイスをコーディネートして下さっているローズラさん)。
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カフェのお庭でチャッパ〜〜〜!
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冬用の枯草が保管されている山小屋にも私のポスターが(笑)
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なんせ、毎日毎日絶景に遭遇しています。ええ、なんで山とのコラボも計画しています。

難なくスタートしたように見えますが、実はパリ経由でスイスに入る際、いきなりの荷物の積み忘れ&紛失!!

3日後になんとかホテルまで届きましたが、私は総重量180kgの太鼓たちとともに旅をしないとなりません。その機材輸送をどうするかもこの旅のカギとなります。
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幸いフェスティバル初日は短い時間でしたので、かつぎ太鼓とチャッパでまずはクリア!

共演のヴィンセント(左)とサンバ(右)
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突っ込みどころ満載の第1回目のブログかもしれませんが、大パノラマで見る山々やMilky wayに流れ星が飛びまくっている宇宙。

思考が追い付いていません。ま、とにかく、始まりました。

ヒリヒリしてきても大丈夫  文化交流使

今、アフリカツアーとか、昨年の中央アジアツアーとかの7倍くらいの仕事量です。

と言ったところで、どんだけか分からんよね。

もうね、頭の皮の内側がヒリヒリして、おそらく、真っ赤に火ぶくれしてると思われる。

かなり準備のための「準備」をしてきたつもりだけれど、相手がいることだし、お国柄もあるし、ドタキャンとか流れが止まってしまったり・・・。

と思いきや、素敵なお話が来たり・・・。

さすがに事あるごとに一喜一憂する年じゃないけれど、「文化交流使1年計画10か国プラスα俺自由オン・ザ・情熱の大陸は規格外満載の大作戦」の準備は半端ない(笑)

でもでもでも、その道のプロの機転と実行力に辛うじて助けられています。

もうね、感謝以外何物でもない。

やっぱり、どれほど経験してきても、その道のプロ(制作から製作まで実に幅広い)にはかなわないし、そこに委ねられる信頼関係が「ちゃんと、恩は返すよ!」と心に刻まれる。

おそらく、このブログを読んで下さっている方の想像を遥かに超える企画や現場があります。

しかし、どうなるか分からないのも事実。

とにかく、プロセスをご報告しながら、「まだ、生きてます!」的なライブ感を発信していけたらと思っています。

先日、富士の麓で眠る父と母の墓参りに行って、「受け継がれる魂」みたいなものがあるとするならば、この半年はその受け渡し作業だったのかもしれません。

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はあ、今日もというよりも、この1年はヨーロッパ時間で生活しています。

このまま行くしかないね。

おはよう&おやすみ




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