2006/10/9

Show THE BlackU イウ コエ オト  STAGE


昨日、大川興業第31回本公演
「Show THE BlackU イウ コエ オト 」
〜90分真暗闇の演劇・見えない芝居・音と気配の芝居〜 
を観てきました。

この舞台、下北沢ザ・スズナリでの東京公演は本日で終了しましたが、
10/31(火)〜11/2(木)名古屋・愛知県芸術劇場小ホール
11/11(土)〜11/12(日)神戸アートビレッジセンター
と、地方公演が残っているため極力ネタバレは避けたいと思います。

客層は、男女半々といったところ。
年齢層も20、30代。

大川豊氏、江頭2:50氏を始めとする構成員のイメージや
チケット、フライヤー等に表記された
「長時間暗闇が続きますので、暗所恐怖症の方、
心臓の弱い方、妊娠中の方はご遠慮ください。」
という注意事項から、敬遠されて方もいらっしゃるかと思われますが、
構えて見ると毒気を抜かれるほどオーソドックスなストーリーとなっています。
「大川興業」のイメージに振り回されていると逆に肩透かしにあいます。

昨年上演された第30回本公演の再演となる今回の本公演
「Show THE BlackU イウ コエ オト 」、
初演時と比べ時事ネタを含むいくつかの部分が改良されています。
なかでも、大きく違っているのが、ラストシーンです。
前回あったある部分を大幅にカットしたため
一見して対して変わっていないように見えるのですが
初演よりかなり前向きで清々しい舞台に仕上がっていると思います。

この舞台の話をすると、「どのくらいの暗闇なのか」を尋ねられますが、
正真正銘、真っ暗闇です。
外から漏れてくる明かりもないので、途中から目が慣れてくることも一切ありません。
だからといってラジオドラマのように音声を耳で聞くだけの舞台でもありません。
舞台上では、役者が全く手を抜くことなく演技をしています。
観客は、その息遣いや体温、空気の動きを耳だけではなく
身体で感じることで舞台を楽しむようになっています。
だからといって、「ガラスの仮面」にありそうな
「見えないはずなのに…なんてこと!!見える!!演技が見えるわ!!」
ということもありません。
本当に見えてはきません。
ただし、目で見ない分だけの臨場感で迫ってきます。

今回はDVD化されるようで、入場時にいただいたフライヤーの束の中に
予約注文用紙も入っていました。
ただ、この舞台に限って云えば、
単純にストーリーを追っていきたいのならいざ知らず、
生で見ないと意味がないような気がします。

ですので、そう怖がることなく観てみてください
と云いたいところですが、
今回はじめて途中退場される方がいらっしゃいました。
やはり向き不向きがあるようです。
入場の際、ペンライトを渡されますので、
何かあったときの準備もちゃんとなされていますが
暗闇に対して不安な方にはなかなかお薦めできないのが現実です。

無見劇であるため、出演者も未発表、入待ち出待ち禁止となっています。
初演の時は大川総裁以外まったく誰が出演しているのか判りませんでしたが、
今回主演は声ですぐに判りました。
カーテンコールの暗転のなか江頭さんの姿もあったのですが、
一体どの役を演じていらっしゃったのか判りませんでした。
それがちょっと悔しいです。

舞台を観にいく際、
「この役者さんの姿を生で見たい」という理由で
劇場に足を運ばれるお客さんもいらっしゃると思います。
そういうことをあっさりと切り捨てて
本当に演技だけで勝負をかけてきています。
まあ、大川興業ですから、
「この役者さんの姿を生で見たい」という方も少ないのかもしれません。
しかし、舞台は目で観るものと云う概念を覆している点にはやはり驚かされます。

さて、今回は第29回本公演に引き続き(第29回は第28回の再演でした)
昨年度の本公演の再演でしたが
来年はどういう舞台を見せてくださるのか今から楽しみです。
それにしてもこのチケット代金の高騰はなんとかなりませんか?
確か最初に観にいった第29回本公演は前売りで2500円だったと思います。
そして、去年が3500円。
今年は、3800円。
現金でチケットを買う事があまりないので
ついつい見落としがちになってしまいますが
原油並みの価格変動では?

まあ、それでも行きますけどね。
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