2004/11/10

映画「オールドボーイ」  MOVIE


冷水を浴びせられるような映画なのに
見ている間は熱くてたまりませんでした。

レディースデーに「オールドボーイ」を観ました。
観に来ている韓流ファンの奥様、お嬢様、引きまくりです。
お気の毒様。

本来ならそう云う方からもっとも遠いところにある映画なんですよね。

タランティーノ監督があれだけ固執するのも判ります。
これは、タラちゃん、大好きだわ。
かく云う私も
この映画好きか嫌いかと問われると迷うところですが
そういうのでは語れない凄みがありました。

映画としては決して出来の良いわけではなく
結構安っぽいです
でも、ただただ圧倒されました。

チェ・ミンスクの歪んだ笑顔だけでも
うかつに女子供の観る映画じゃないです、これ。

そもそも、物語の発端だありすべてである15年にわたる監禁。
その動機が主人公にとっては「あんな些細なことで…」であったことが
この映画の怖いところです。

主人公デスにはたいした悪意も罪の意識もなくもなく、
云ったそばからもう忘れてしまうようなことなんですよね。
でも、当事者にとっては、それは誰にも知られてはいけない秘密であり
それが漏れたことで取り返しのつかないことにまでなってしまいます。
にもかかわらず秘密を漏らしたデスのほうはそのことをすっかり忘れてのうのうと暮らしている
というこの秘密に対する両者の意識の違いが怖いです。
あれだけの事をしておきながら云われるまで思い出しもしない、
だからこそ15年監禁しても憎しみが消えないのでしょう。

復讐の動機が弱い
と云われていますが、
犯罪なんてそんなものです。
犯す本人にとっては重大でも、端から見れば
そんなことで…と思われてしまうものです。

2年ほど連載している漫画を2時間の映画に仕立てているのですから
多少、つじつまが合わないのですが、
伏線や途中に出てくる格言めいた言葉が
あとでちゃんと物語に生かされていて良かったです。
ミドに関してはストーリーの構成上説明不足な点も多いのですが
まあ、なんといっても
いざとなったら「催眠術」で逃れることができ、
そこがこの映画の大きな強みでしょう。

前半は、凝った映像テクニックでずんずん引きこまれますが
後半は嫌な汗かきっぱなしで
ラストにちょっとがっかり。
日本人は何かあると「海」を持ってきますが、
韓国や中国では「雪山」なんですか?(例:「LOVERS」)
原作では、ラストが違うらしいので非常に気になります。

気になるといえば
作中、チェ・ミンスクとユ・ジテは
同じ高校に在籍していたようなのですが
マジですか?
同じ高校というと
めいいっぱい年が離れているとしてもせいぜい2,3歳ですよ?
この2人いくつ違うんでしょうか?
とても気になります。
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