2004/11/3

映画「SAW」  MOVIE


「この映画が非常にストレスが溜まりますので、絶対一人でご覧くさい」のような宣伝文句で観る前から観客をビビらせている「SAW」を観てきました。

う〜ん、観終わってからのほうがストレス溜まってます。
アイデア、スクリプトは面白いと思いますが、
ストーリーが上手くついていっていないというか…。
監督が若いからでしょうか?

たとえば、真犯人の動機である
「生きることがどんなに大切なことか命を粗末にしている被害者に教える」
というのが、この事件が進むにつれてどんどん崩れていきます。
捕まった二人も「それって俺のことか?」と、この理由は全然納得いかないでは?

また、時系列も本当に合っているのか怪しくて
犯人がこのゲームを起こすきっかけより前に
連続殺人事件の発端となる事件が起こっているようにも見えてしまいます。

これらは、無理やり頭の中でこじつけることもできるのですが
こじつけなくては、納得いかないストーリーってストレス溜まります。

折角の映画にけちはつけたくないんですか、
どんどんこじつけないとつじつまが合わないところが増えちゃって
最終的には、観た後でストレスが溜まってしまうようです。

今日の観客は、一人で観に来ている人よりつれのある人が多かったようですが、
そのほうが、後で自分の意見を聞いてもらったり、相手の考えを聞けたりして
よっぽどすっきりすると思います。

それに映画だから仕方ないと思いますが、
犯人の意図していなかったことがいろいろ起こっているにも関わらず
犯人の思い通りに計画が順調に進んでいっているのも
都合が好すぎて、ちょっと…。
ちょっとしたひずみや行き違いで、犯人の計画が丸つぶれになってもいいのに
このとらわれている被害者、犯人の狙い通りにしか頭が働かないようです。

ところで、被害者の一人アダムが思い余って壊してしまったのこぎりが
あとで元の形のまま、スクリーンの隅にチラッと出てきたので
何かの伏線?!と思ったら、ただの記録係のミスだったんですね。

こういう映画だと、ちょっと気になるところが何もかもストーリー上意味あることだと思ってしまうようです。

ゴードン先生の奥さんに関する質問にアダムの答えが全く答えになっていないのも…ただのミスですよね。

そもそも、映画の最初のアダムが目が覚めるシーンから変なんですよ。
犯人がアダムを浴槽に安置して、それがおぼれそうになって目が覚めるまで、
どれほどの時間があったのですか?
暗闇とはいえなんで、その間ゴードン先生気がつかなかったの?!
と、もう映画の冒頭から突っ込みモード入っちゃいました。
これもまたこじつければこじつけれないこともないですが
そこまで観客にやらせないでください。
あと、排水溝から流れているもの、あれって明らかに○×(伏字)にしか
見えません。実際に○×であることが後で明らかになりますが、
「はあ?何をいまさら」ってしっくりときませんでした。

私が、最近洋画をあまり観ていないせいか
この映画、知っている俳優さんがダニー・グローヴァーさんだけでした。
そのグローヴァーさんが仮にも刑事役で活躍していると、
なんで隣にメル・ギブソンがいないのか、変に気が散ってしまいます。
たまたまこの映画を観終わって家に帰って
CSを観たら「リーサル・ウエポン4」をやっていてほっとしました。

そうそう、監督が中華系(?)だからなのか
脇役にさりげなく東洋系の人が使われていて好感が持てました。
アメリカ映画って、東洋系の人が出てくるとわざとらしい感じがするんですけど、この映画はそういうことがなくてよかったです。
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