2004/10/30

映画「本陣殺人事件」  MOVIE


「こんな金田一耕助は観たくない」
ってこの金田一耕助?
などと失礼なことを考えてしまいました。
すみません。

というわけでATG作品「本陣殺人事件」を観ました。

この映画、意外や
市川崑監督の「犬神家の一族」の前年に公開された映画なんですね。
なんとなく、もっと前に作られていたのか思っていました。
これ以前の金田一耕助像がスーツ姿の好男子
これ以降は、原作どおりのよれよれの袴姿と
丁度端境期だったのでしょうか?
この映画の直後に石坂浩二さんによって金田一像が確立してしまうんですね。
以降の横溝正史ブームには間に合いませんでしたが、
サングラスにジーパン姿でもぎりぎりセーフで、好かったですね。

ここでの金田一耕助は事件がすべて完成した後
登場してきて犯人を当てるだけなのと
舞台が現代(70年代)であるため
別に探偵が金田一でなくても構わない感じもしますが
映画全体に流れる耽美なのに独特の陰鬱な空気は
やはり金田一映画です。
特に冒頭に出てくる高沢順子さんは、
まさに当時の角川文庫の表紙のイメージそのものです。
ついでにタマはシャムではなく黒猫にしていただきたいほど
雰囲気をつかんでいます。
ただ、この高沢順子さんが、一夜明けると
髪型が前髪眉の上一直線から真ん中わけに変わっていて
誰か一瞬わかりませんでした。
紛らわしいです。
しかも冒頭の髪型のほうが断然好かったので
変わってしまってがっかりです。


そうそう、驚いたといえば
音楽担当が大林宣彦監督なんですね。
婚礼の際奏でられた琴の曲がなんか邦楽っぽくないように思えましたが、
随所にかかるおどろおどろしい曲は実にこの映画の暗さにあっていました。

それから、東野英心さんって東野孝彦という別名があるのにも驚きました。
キャストロールで東野英心さんの名前を見なかったのに変だな
と思い改めて調べて、はじめて東野孝彦という名前を知りました。

この時代って
1970年代とはいえ、まだまだ女性の貞操観念が強かったのですね。
殺人動機もこの時代がぎりぎりセーフだったんでしょうね。






う〜ん、今日の感想はいつもに益して
まとまっていないです。
すみません。
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