2004/10/23

映画「ミッション・クレオパトラ」  MOVIE


本国フランスで公開されるや、
第1週目の観客動員数の歴代記録を作る大ヒット、
その後怒涛の7週連続No.1を記録し、
最終的に1,400万人を動員、
要するにそれがどういうことかというと
フランス人の4人に1人が観たということで
その割には日本では話題になっていなかった
「ミッション・クレオパトラ」をDVDで観ました。

日本で「キューティハニー」やら「デビルマン」やら「NINNIN」や
「恋の門」が撮られたのと同じように
この映画も、フランスのコミックス「アステリックスとオベリックス」シリーズを映画化したものなんだそうです。

まだ市場に流通されているアメコミとは違い
フランスの漫画では日本においては何の宣伝効果もありません。

たしかに主人公のアステリックスとオベリックスの風貌は
見るからにマンガのキャラクターです。
しかし、それってアニメならともかく、実写でいきなり見せられても
原作を知らない国では、なかなか受け入れにくいようにおもえます。
頭に変な羽飾りをつけたアステリックスをクリスチャン・クラヴィが、
そして、赤毛の三つ編みがキュートなオベリックスを
フランス映画といえばもれなくついてくるジェラール・ドパルデューが
演じています。
この2人、主人公のくせに名前が複雑で覚えにくいので、
映画を観ている間は、彼らがなんという名前か意識していませんでした。
日本人だからそうなのかと思いきや、劇中でも何度となく名前を云い間違われています。
それがギャグの1つにまでなっています。
だからといってそこで笑えるかというと、…笑えません。

作りもまた漫画的です。
有名映画のパロディやら、
コントのようなギャグや繰り返しギャグがあるかと思うと、
べたなCGやアニメーションを使ったり、
いきなり関係のない映像でごまかしたり、
出演俳優の名前であそんだりと細かく笑いを散りばめています。
そこそこ下品な笑いもあるバカ映画にも係わらず、笑いが汚くありません。
おしゃれではないんですが、エグみがなく、スマートでもなく、お金をかけているのにチープ、毒がなく、さらっとしています。
おフランスといえばいかにもおフランスな映画です。

結構笑いが滑っているところがあるので、いくつか大笑いしたところがあっても全体的に見ると凄く面白い!という気にならないのが惜しいです。
おバカ映画にしては、不快感を伴わない映画で、嫌いではないのですが、
波に乗り切れなかったというほろ苦い後味が残りました。

日本に限らず、コミックスの実写化というは難しいのかもしれません。
特に他国で上映するのには。

日本では、まさにはまり役といえるクレオパトラを演じたモニカ・ベルッチが
この映画にわずかに生じた話題を一手に拾い集めたようですが、
確かに彼女のクレオパトラとお尻は観るに値します。

出てくる人物出てくる人物が個性際立つ中
私は、主人公のくせにいまいち目立たないアステリックスが好きですね。
アステリックスがいることでもうひとつ笑いがはじけないのかもしれませんけど。
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