2004/10/12

舞台「キレイ 神様と待ち合わせした女」  


ずっと本棚の隅で誇りを被っていた
DVD「『キレイ』 神様と待ち合わせした女 」を観ました。
あまりに長いので昨日から今日にかけて観ました。

松尾スズキさんの、というか大人計画の舞台って
観ていない人に説明するのが難しいです。
どういう話か順を追って話すことはできなくもないのです、
細かいところになると、どの話の前にどの話が来ているのか、混乱してしまいます。
そもそも物語をきちんと理解できているのか怪しくなってしまいます。

ただでさえ、舞台って自分の目で人が演じているのを観ないと面白くないのですが、
大人計画ってそれがより顕著に現れていると思います。
戯曲とかで内容は知っても、戯曲で読んでいる分には、
舞台上でどういうことになっているか全然頭で想像できません。
人が演じて始めて面白くなるような気がします。

もちろん、今回観た「キレイ」も実際の舞台ではなく
編集された映像で観ているので、
どこまで舞台の面白さを把握できているかは計り知れません。
ミュージカルということでちょっと構えて観ましたが、
ミュージカルが苦手な私がすんなりと入っていけました。
科白を歌で伝えるというより、歌の好きな人たちがこの舞台の住人なんだという感じです。
グループ魂やウーマンリブの「キラークイーン666」で慣らされているせいもあるかもしれません。
なかでも篠井英介さんの歌はちょっと聞きほれてしまいました。
上手いです。…たぶん。
私自身は、音痴なので自身がありませんが、安心して聞くことができたので
多分、上手いんだと思います。
反対に、奥菜恵さんは、観ていてとても可愛いのですが、
時々歌っているときに音を外していて
ひやひやしました。

役者さんでは、阿部サダヲさんと宮藤官九郎さんの兄弟役はそつなく可愛らしかったです。
大人になったら阿部サダヲさんは篠井英介さんになるのに
宮藤官九郎さんは宮藤官九郎さんのままなんですね。
でも、違和感ありませんでした。
二人の母親役が片桐はいりさんなんですが、
片桐さんって何で出来ているんでしょう?どういう物体なんでしょう?
と、首を傾げたくなるほど、見た目人間を超えていますね。
役どころでは脇役なのに目がついそっちに行ってしまう不思議な女優さんです。
他の役者さんもそれぞれ個性が強くて
普通だったら私の少ない脳みそでは消化しきれないほど数の登場人物が
あんなに大勢で出てきて、なかには一人何役もしているにもかかわらず
意外にちゃんと整理できてきているのは、やはり松尾作品の凄いところです。
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