2004/10/9

映画「病院坂の首縊りの家」  MOVIE


不思議なことに横溝正史の金田一耕助ものを観る時、
金田一役が石坂浩二さんだと凄くほっとします。
いや、むしろ顔がにやけます。
原作を含めテレビドラマ、映画あらゆる金田一耕助のなかで最初に目にしたのが石坂浩二さんの金田一耕助だったからでしょうか。
古谷一行さんなど比べ物にならないほど石坂浩二さんの金田一耕助が好きです。

今日観た「病院坂の首縊りの家」はたぶん一度観ているはずなのですが、
だいぶ前のことなので始めて観るような心持で拝見しました。
原作では、解決までに20年もかかり、文庫本にして上下巻ある長い話を映画では、数日で起こった出来事に脚色されています。
ので多少物語に重みが欠けるかもしれませんが、原作を読んでいない私には関係ありません。

例によって事件の犯人はオープニングで俳優名が出てきた時点で判ります。
出てくる俳優さんもほとんどこれまでと同じ人が同じような役どころで出てきます。
すでに5作目とあって、映画の構成や流れも決まってきています。
良い意味でも悪い意味でもパターン化されています。

が、今回の金田一さんは、身の上話を語ったり、感情を露わにしたりでこれまでとちょっと違うような…。
もともと好きですが、
う〜ん、なんだか今回の金田一さんに恋に落ちそう、です。

これまで最高傑作は「悪魔の手毬唄」と思っていましたが、
映画の出来不出来に関係なく
この映画が一番好きになりました。
わあ、なんか私わくわくしていてときめいていますよ。
「なんでも鑑定団」見たら、あっけなく退くかもしれませんが、
今は胸ときめいていますよ。

で、でも、これが最後の作品なんですよね。
わああ、もっと、もっと石坂さんの金田一ものが観たいです!
あんな油の抜けきった古谷一行さんのではなく。

…なにをいまさら、なんですけどね。
自分でも判っているんですけどね。
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2004/10/9

BEANS「風のオルフェウス」  THEATER−TV


たまたまテレビをつけたら始まったばかりだったので
ラサール石井作・演出の「風のオルフェウス」を
CSで観ました。

この舞台、去年だったか一度放送されていて
録画したはずのビデオテープも何処かにあるはずなんですが
観るのははじめてです。

宝塚の男役真昼野ひかるのファンクラブスタッフを主人公にした物語です。
宇賀神照代、神崎エリ、馬場ため子、そしてニューハーフパブのママひかるの4人は
真昼野ひかるを次の月組トップにするため、自分達の恋も人生も省みず
彼女のファンクラブを運営しています。
住まいまで真昼野ひかると同じマンションに住み、
何かあると何物も差し置いて彼女のため走り回ります。
タイトルの「風のオルフェウス」は
真昼野ひかるがダブル主演とは云え、唯一主役を務めた舞台のタイトルで
宇賀神照代たち4人にとっては心のよりどころのようなものです。



以前、宝塚にある宝塚市立手塚治虫記念館に
物心ついたときから阪神ファンという友人と行ったことがあります。

宝塚駅から手塚治虫記念館までの道のりの途中には
あの宝塚大劇場があり、劇場前の歩道には、スターさんを入り待ちするヅカファンが溢れかえっていました。
その情景を観た友人がひとこと
「気持ち悪いよね」。

………………あのひとたちもよりによって
阪神のなんとか選手の1万円もするパネルを即金で買ったあんたに
それを云われたくはないかろう。

と、心の中だけで呟いた私も
以前、香港明星迷(香港の映画スターのファンのこと)と呼ばれる世界に片足をつっこんでおりました。
黄子華さんという香港の俳優さんが好きで
香港の劇場まで脚を運びましたし、
英語も広東語も喋れないのに入り待ち出待ちも体験しました。
言葉の出来ない私を気遣ってかその明星さんのほうが
「キョウノブタイドウデシタカ?」
とかたことの日本語で聞いてきて、しどろもどろにもなりました。
しかし、広東語を習得し、毎日ネットで香港の新聞雑誌をチェックし
次々ネットワークを広げていく他の明星迷の情熱の嵐についていくことが出来ず
あっけなく脱落してしまいました。
やっぱり「ファン」と呼ばれる人たちの力の入れようは
半端じゃないんですよね。

この「風のオルフェウス」でも、主人公達は
無償でスターさんならびにスターさんのペットの世話までし
他のファンとスターとのお茶会(ファンクラブの集い)を成功させるため奔走します。
たとえ、そのスターさんがどんなにわがままでファンのことを考えていなくても
スターさんと他のファンのため頑張り続けます。

ラサール石井さんがどこまで取材して
ヅカファンの世界を描いているのか判りませんが、
私には充分納得いく世界でした。

その対象が、たちえ自分の理解を超えていたとしても
何かを好きで追い求める人ってやはり凄い、と思います。
私はなり損ねましたが、
やはり心のどこかで今もそんな封に何かに熱中したいと思っているのかもしれません。


ところで、ひかるママ役ってラッパ屋の木村さんなんですね。
以前、CSで放送されていたときには、ラッパ屋を知らなかったので
今、この舞台を観ることになって良かったです。
木村さん、やっぱり好いです。
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