2004/9/6

映画「ほえる犬は噛まない」  MOVIE


「ほえる犬は噛まない」

噛みます。犬によってはほえながら噛んできます。痛いです。


ということは、置いておいて、
英題“Barking dogs never bite”からとったこの邦題、センスはいいと思いますが、
原題は「フランダースの犬」。
この原題の意味がいちばん判るのは日本のはずなのになんでわざわざ…。
劇中に使われている「フランダースの犬」の主題歌の訳詩が日本の物と違うのも些細なことですが、気になります。
おまけのこの曲はカラオケのシーンで使われていて、歌っているユンジュが下手すぎるため、最初訳詩を見ても何の曲か判りませんでした。

映画のつくりは、そうですね。なんか、韓国映画というより台湾映画みたい。
特に「熱帯魚」に似ています。
ただ、犬とおばあさんがころっと死んじゃうあたりは、韓国映画以外の何ものでもありません。
常に人道的な理由から他国の映画が避けてきたタブーに挑み続ける韓国映画。
でも、このタブーって嫌な思いをする人がいるからしちゃいけない程度のもので、そういう映画を含めたマスメディアのもつ規制や固定概念をあっさり打ち破れるところが韓国映画のつよみだと思います。

それにしても
コメディーでもなくホラーでもなくサスペンスでもなくラブストーリーでもなく感動ものでもなくアート系でもなく
そして、ドラマですらない、どのジャンルにも当てはめることのできないこういう映画をさらっと撮ってしまっているのが凄いです。随所に観られるしれっとした「はぐらかし」も好いです。
こういう、映画好きです。
空気がいい感じで澱んでいます。
主人公のヒョンナムもユンジュも幸せな結末を迎えるわけではないのに不幸な感じがしないのは、この映画の空気のせいなんでしょうか?

それと、ヒョンナムの友人チャンミ、好きですね。つかず離れずといったぐだぐだな友人関係を匂わせているのにいつも一緒につるんでいて、とてもリアル、です。

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