2015/11/1

同じ地獄で待つ  MOVIE

「なんてこった!クソ面白い!キアヌ完全復活だ!」
(日本公式サイトより)な「ジョン・ウィック」を
劇場で見てきた興奮冷めやらずな状態で
TSUTAYAからキアヌDVDを借り出してきました。

この勢いに任せ見るのなら
もはやこの映画しかあるまい!と
借りてきた映画は「コンスタンティン」

クリックすると元のサイズで表示します
断じてテレビドラマ化の影響で見たわけではありません。

です。

この映画、初見ではありません。

クリックすると元のサイズで表示します
こんな感じで超カッコいいキアヌ・リーブスの活躍が確定されています。

今から約10年前、所沢に住む
キアヌ・リーブスファンの友人宅に遊びに行った折り
「今、ちょうどキアヌ主演映画やっているから見よ見よ。」
と、誘われて一駅先のシネコンに見に行き、鑑賞後
「ごめんね!ごめんね!」
と、ひたすら謝られたという思い出があるのが
この映画です。

どうもキアヌ・リーブスを愛してやまぬ彼女からすると
「人様にオススメできる映画ではなかった」ようです。

その時は友人が相当に落ち込んでしまって
エンドロールそこそこでスクリーンを後にしたため
今回DVDで見直すまで知りませんでしたが、
「エンドロール後のおまけ映像」
つきじゃないですか、この映画。

クリックすると元のサイズで表示します
え?こんな後日談があったの?ちょ…。

最近では上映前に前もって
「エンドロール後に映像がございます。」
の断り書きが流れますが、
当時はまだそんな気遣いはありません。

10年前とは云え流石アメコミ映画。
(原作はDCコミック「ヘルブレイザー」)

映画はやはり客電が点くまでが映画です。

それにしても自称キアヌ・リーブスファンが
がっくり肩を落とすような映画とは
どのような映画だったのでしょう?

当時の私の印象を一言で云うと
ずばり「禁煙運動推奨映画」。

今や西に行っても東に行っても肩身の狭い喫煙者。
ジブリ映画「風立ちぬ」での喫煙シーンに
禁煙学会の苦言・批判が殺到したかと思うと
アメリカでは2014年に
ウォルト・ディズニー・スタジオの会長兼CEOの
ボブ・アイガー氏が、ディズニーの子供向け映画に
喫煙シーンを入れることを禁止すると発表するくらい
映画界においても規制が年々厳しくなっております。

その動向をいち早くキャッチし、アメコミ映画の形を借りて
「喫煙による健康障害」を訴えかけているのがこの映画でした。
 




で、ストーリーですが、
簡潔にまとめてるのが、面倒臭かったので
TBSテレビが今年の夏にこの映画を放映した時に使用した
「みどころ」をまるまる拝借いたします。
(…そんなんテレビでやってったっけ?)

人間の姿に扮した天使や悪魔が紛れ込んでいる人間界で、超常現象専門の探偵・コンスタンティンの活躍を描くホラー・サスペンス。
 神に認められ天国へ行くために悪魔祓いを続けているコンスタンティンは、儀式の途中で言い知れぬ恐怖をおぼえる。長い間保たれてきた天国と地獄のバランスが崩れ去ろうとしているかのような…。彼の前に刑事アンジェラが現れた時、この世界の均衡を崩す、とてつもないことが動き出そうとしていた。
以上。

主なキャストは
コンスタンティン:キアヌ・リーブス、
アンジェラ:レイチェル・ワイズ。

天使と悪魔とエクソシストがまぜこぜに出てくる映画ですので
舞台はそれにふさわしく
ANGEL CITY「ロサンゼルス」です。

ただし、宗教色よりも「禁煙」色を出したい映画ですので
主人公登場の前にまずはイエローキャブから投げ捨てられる
吸い殻がアップで映し出されます。

クリックすると元のサイズで表示します
主役は俺だ!!と主張する吸殻。(この画像では豆粒大ですが)

その後、ようやく主役の
ジョン・コンスタンティンがお目見えです。

クリックすると元のサイズで表示します
登場するなりまずは一服。

コンスタンティンは悪魔祓いを生業とする探偵として
主に悪魔の「ハーフブリード」を始末しています。
「ハーフブリード」とは
天使と人間・悪魔と人間の中性的な存在で
普段は人間の姿をして地上に棲みついています。

その漫画ならではの世界観にすぐなじんでもらうため
映画はまずコンスタンティンの仕事っぷりを紹介します。
やっていることはほぼ「エクソシスト」と同じです。

コンスタンティンには
弟子と云うかアッシー君が一人います。
名前はチャズ・クレイマー。

このクレイマー君がエンドロール後に大化けするのですが、
残念ながら前回はそこまで見ていなかったため
今回初めて知ったと云う事を先ほど告白しました。

それとは別にもうひとつ。
今回見直して始めて知ったのが
シャイア・ラブーフも出ていたということです。

当時は全く目に入っていなかったシャイア・ラブーフも
10年も経てば「お騒がせセレブ」の仲間入り。

年月の長さをしみじみと感じさせられました。

クリックすると元のサイズで表示します
シャイア・ラブーフに似た子だなあと思ったら本人でした。

このデコボココンビが悪魔退治をしていくわけですが、
コンスタンティンの方は、現在末期の肺癌を患っていて
お医者様から余命1年の宣告をされています。
(先ほどから散々ネタバレしておりますので
発病の原因は自ずとお判りになると思います。)

クリックすると元のサイズで表示します
担当医の前でも平気で吸います。

まあ、それ自体は本人にとってさほど問題ではありません。
問題は死んだ後のこと。

幼い頃から強い霊力を持ち、
他の人には見えない者の存在に怯え
さらには両親と云えども理解してもらえない孤独感から
コンスタンティンは過去に自殺未遂を起こしています。

カトリックでは自殺は大罪となり
その罪を犯した者は天国に行くことができません。

一命を取り留めたコンスタンティンですが、
安易に自殺を選択したため
「死んだら地獄行き」が決定してしまいました。

クリックすると元のサイズで表示します
地獄はこんな悪魔がうようよしているので死んでも行きたくありません。

そこでなんとか逝き先を天国に変更してもらうため
「ハーフブリード」を退治することで
神の恩恵を預かろうとしているのです。(←イマココ)

しかし、余名1年となると
善行を重ねるとしても期限は後わずか。
どう考えてもこのままでは天国に行けそうにありません。

思い余ったコンスタンティンは
天使のハーフブリードである
ガブリエル(ティルダ・スウィントン)に
救けを求めに行きますが、
にべもなく突き返されてしまいます。

「何でこんなことになってしまったんだ!!」
と弱音を吐くコンスタンティンを
ばっさり斬り捨てるガブリエル。

クリックすると元のサイズで表示します
ああ、「自己責任」ですね。

そう、この映画の真のテーマはこれです。
「(肺癌で)死にたくなければ吸うな」です。

クリックすると元のサイズで表示します
タバコ ダメ。ゼッタイ。Let’s  脱タバコ社会。

ということで
主人公コンスタンティンがいかにして煙草をやめるようになったかが
2時間かけて描かれているこの映画。

とりあえずここまで病気が進行してしまっては
今さら禁煙する気にはさらさらなれません。

では、どうすれば残された短期間で
地獄行きを天国行きに覆せるほどの
善行を積むことができるのか?

そこに千載一遇のチャンスが訪れます。

ちょうどその頃、一人のハーフブリードが秘密裏に
地獄の主であるルシファーの息子マトンを
地上に呼び寄せる計画を進めていたのです。

当初は触媒としてコンスタンティンより霊力の強い
アンジェラの妹イザベラ(レイチェル・ワイズ)が
狙われていたのですが、
計画実行前にイザベラは自殺してしまいます。

そのため触媒の候補は双子の姉であるアンジェラに移ります。

それを知ったコンスタンティン俄然張り切ります。
目の前で何者かに連れ去られたアンジェラを追って
クレイマーと共に最終決戦に…。

ところが、黒幕が天使のハーフブリードの
ガブリエルであったため
悪魔祓い専門のコンスタンティンには
手も足も出ません。

そこで最後の手段に出るコンスタンティン。
両方の手首をかっ切り
マトンの父親であるルシファーを人間界に呼び寄せます。

何故そんなことができるかと云うと
ルシファーはコンスタンティンに
「ZOKKON 命」(「ゾッコン・ラブ」と読みます。)
でして、機会があればコンスタンティンを
地獄に引きずり込みたいと虎視眈々と狙っていたのです。

ということでここからは
平日の夜、お茶の間で家族揃って見ていると
やや目のやり場に困るシーンが続きます。

地上波での放映だからと安心している場合ではありません。

思惑通り舌なめずりしながら
死の淵に瀕したコンスタンティンを迎えに
遠路はるばる人間界に現れるルシファー( ピーター・ストーメア)。

コンスタンティンからガブリエルの企みを聞かされ、
まずはバカ息子マトンを地獄に戻します。

地獄をつかさどるルシファーとしても
天界−人間界−地獄の均衡を崩すわけにはいかないのです。

しかし、まさかそれが裏目に出ようとは。

後は、コンスタンティンと手と手を取り合って
地獄に向かうだけ…

と、思いきや、自己犠牲を払ってまで人間界を護ったことで
コンスタンティンに(だけ)思わぬボーナスポイントが付き
一気に天国行きへ昇格してしまったのです。

コンスタンティンの魂が神の元に召されるのを
目の当たりにして焦るルシファーは

クリックすると元のサイズで表示します
コンスタンティンへの執着が強すぎて目がイっちゃってますルシファー。

慌ててコンスタンティンの身体に縋り付き
つい暴走してしまいシャツまで破ってしまいます。

クリックすると元のサイズで表示します
別に乳揉んでるとかエロいことをしているわけではありません。

人間界の危機を救いながら、
結果、苦渋の決断を迫られるルシファー。

コンスタンティンを神に横取りされないため
取れる手立てはひとつのみです。

それはコンスタンティンの寿命を延ばすこと。

クリックすると元のサイズで表示します
「コンスたんぺろぺろはあはあ。」にしか見えない絵図ら。

ぼやぼやしている時間がありません。

クリックすると元のサイズで表示します
泣く泣くコンスタンティンの身体から癌を除去します。

かくしてキレイな肺を取り戻したコンスタンティンは
悔い改めて「禁煙」するのでした。めでたしめでたし。

クリックすると元のサイズで表示します
吸いたくなったらニコレット。

こんなふうに再発の恐れもなく
肺癌が完治できれば良いのですが…。
まあ、そこはファンタジーということで。

それにしてもあの中世的で美しい天使は
ティルダ・スウィントンだったんですね。

こうして一度見た映画でも10年くらい経って見直すと
映画そのものより
「この映画にあの俳優が!」と云う発見をすることがあり
ちょっとしたご褒美がいただけます。

断っておきますが、
2度見るくらいですから
私は好きですよ、この映画。

…と云う言葉で〆てこのレビューを「投稿」し
「索引」にもアップしたところ
10年前見た時にもブログ記事を書いていたことに
気づきました。

その一部を抜粋。
「…ごめんなさい。
最初の30分ほどはうつらうつら→うとうとしてしまいました。
それから、久しぶりにエンドロールを最後まで観ないで帰りました。
でも、特に悔やんでいません。
悔やんでいませんが、映画を語るには1から出直しです。」

寝てんじゃん!!!
1から出直すのに10年かかってんじゃん!!!

もう自分が一番信じられません。

1



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ