2014/12/6

北村さんのちょっといいとこ見てみたい。最初に3つ。小さく3つ。大きく3つ。 一樹!一樹!  MOVIE

本日の映画は

事前の特報とフライヤーには相当な気合いが見られたものの
前作ほど話題にならなかったのため
てっきり見ている人がいないのかと思っていたら
現時点において
2014年映画興行成績第6位だったという

「テルマエ・ロマエU」

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です。


予告編年間ベスト10があればランキングしていたであろう特報はこちら。

前作の興行収入は59.8億円、
本作も44億円稼いでいるのですからなかなかのものです。

気長に待てば1年乃至は2年で
地上波初放映になることはテレビ局製作映画の宿命
ですので今回はちょっと…
と、二の足を踏んだ方が増えたのかもしれません。

現に前作は前売り券まで購入して劇場に見に行った私も
今回はDVDリリースされてようやく重い腰を上げたくらいです。

それにしても、44億円とは。
意外や意外。

このような結果を見ますと
レビューを書くほどの映画好きが好んで見る映画と
映画館に観客が押しかける映画が
いかに違うかがよく判ります。

ネットで年度ベスト10ワースト10を発表する映画好きは
見てないか
見ていてもどちらのランキングにも名前を書かない
でしょうね、きっと。

でも、日本の映画業界(主にシネコン)は
その「映画好き」以外の人が支えているのかもしれません。

なんだかなあ…。

原作はご存じ
このマンガ1本で売れっ子漫画家への仲間入りを果たした
ヤマザキマリの同名人気漫画ですが、
マンガ実写化としては珍しく
そのことについてはあまり言及されていない
というのも人気の秘訣でしょうか?

ここまで意表を突いたキャスティングだと
逆に文句のつけようがないのかもしれません。

おかげで前作は爆発的大ヒット。

それでいろいろ味を占めたからか、
はたまた下手に様式を変えることで
2年前に折角掴んだ観客を逃したくなかったのか
は存じ上げませんが、
今回も前回同様、
風呂にまつわる小ネタに基づいたコント部分と
史実に基づいたドラマ部分の
2部構成となっています。

まず、前半のコント部分は
堅物の主人公、古代ローマの浴場設計技師
ルシウス・モデストゥス(阿部寛)が
平和路線を推奨するハドリアヌス皇帝(市村正親)から
ローマの人々の心と体を癒すテルマエ(公衆浴場)を
建設するように命じられ
現代日本にタイムスリップしては
そこで見聞してきた知識をフルに生かし
誰も見たことがない浴場を次々と建設する
エピソードで構成。

そして、後半は
舞台を完全に古代ローマに移し
前作で現代に生きる日本人女性
山越真実(上戸彩)が
「ローマの危機救うためぇ!」
とうっかり漏らしたローマ史のある出来事が
いよいよ現実のものとなり
民衆を巻き込む大騒動に発展するまでを描いています。

基本的には、どちらも原作から着想を得ているのですが




しかし、それだけでは、
わざわざお金を払って映画を見に来る観客に申し訳ない
と、映画スタッフが考えたのでしょうか
原作を越えるアイデアがいくつか詰め込まれています。

その一つが
タイムスリップの際に歌いだすオペラ歌手。

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前作では途中でフェイドアウトしたあの人です。

この方は前作にも登場していたのですが、
話が進むに連れいつのまにか脚本家にも監督にも忘れられ
何のためにいるのか判らなくなった可哀相なキャラクターです。

あの時には
「どうせやるならさいごまでやりきれ!」
と、大変苦々しい思いをいたしましたが、
その反省を踏まえてでしょうか?
今回はその彼にただ歌う仕事だけでなく
ささやかな物語まで用意されております。

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今回は奥様と息子さんも登場し、離婚から復縁までがたっぷり描かれます。

そして、
原作では科白で語られる程度だったのに
映画ではしっかりと映像として描かれているものがあります。

それは奴隷描写。

これも前作でちらりと出てきましたが、
本作では、ローマの奴隷たちが
日本のバストイレのクオリティの高さを
1つ1つそれは丁寧に体現してくれるのです。

まずは、元老院からの依頼で
疵つき疲弊したグラディーターたちのため
コロッセオの中にある浴場を
リフォームすることになったルシウス。

いつものようにタイムスリップ先で目撃した
力士専用の銭湯を参考にします。

その際に仕入れた知識は

足ふみくん足裏マッサージボード

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乗ると相当痛いです。

マッサージチェア。

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今のはリモコンで操作できるんですね。

そして、
来たかチョーさん待ってたホイバスクリン。


スクリンリンリン♪バスクリーン あ、ほいほい♪(画像クリックで当時のCMへ)

その結果、
対グラディーター用人間マッサージチェア
として扱き使われる奴隷たち。

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マッサージの際には彼らのお膝の上に屈強なグラディーターが座ることになります。

続いて
次期皇帝候補であったアントニヌス(宍戸開)からの依頼で
子供専用の浴槽を用意することになった際には
ラーラ松本(劇中では「湯〜とぴあ」)の
ウォータースライダーを参考。

しかし、古代ローマの技術では
自力でアツアツのお湯をスライダーの上まで
運び込まなくてはなりません。

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技術革新で人が不要になり単純労働者は切り捨てられる様子が良く判りますね。

このような重労働、
人手も経費もバカにできません。

こんな時に便利なのが、そう奴隷制度。
賃金いらずの労働者の存在がなければ
折角のアイデアもたちどころに頓挫していたことでしょう。

さらにはルシウスの草津温泉湯めぐりの体験から
温泉街に付き物のモグラたたきや

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モグラではなく奴隷叩き。しかも奴隷は尻をフォークで刺されて飛び出すのです。

人体切断マジック

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本当に種も仕掛けもないとこうなります。

にまで駆り出され散々な目に遭う奴隷たち。

しかし、そんなものはトイレ担当の奴隷と比べれば
屁でもありません。

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脱臭機能付きトイレも奴隷さえいれば人力で再現できるのです。

不快なトイレの臭いすらも使用者のため
全力で吸い込まなくてはならないのです。

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奴隷の働きで狭いトイレも快適空間に…。

それはもうほぼ残酷ショー。

流石、「楽しくなければテレビじゃない」と
80年代「オレたちひょうきん族」等で
一時代を築いたフジテレビ製作と云ったところでしょうか?

日テレ程罰ゲームそのもので笑いを獲ろうとしていない
微妙さがいかにもフジテレビ。
暴力表現で笑いを獲ってもそれはあくまで添え物。

フジテレビの笑いの概念が脈々と流れているのを
垣間見たような気がします。

そう考えると予告編やフライヤーでの
パロディの使い方の上手さも
他のテレビ局に比べ突出していたフジテレビならでは
と云ったところでしょうか?


こういうの、フジテレビのお家芸でしたね。

まあ、奴隷描写のシーンにおいては
コロッセオでのグラディエーター同志の殺戮シーン
ぐらい笑えないんですけど…。

テレビバラエティにおいてフジテレビ系のお笑い番組が
急激に衰退したのもなんとなく判るような気がします。

とは云うものの
「楽しくなければ映画じゃない」とばかりに
豪華なセット、豪華な俳優陣と(製作費)を惜しみなく使い
面白ければ、ストーリーに多少の整合性がなくても全然OK!
というスタンスで作られているかのようなこのシリーズ。

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映画自体は上手くオチてますが、この元老院の2人はどうなったの?

たしかに今年のGWは
前半も後半も海外旅行に出るほど休みもなく
国内の交通機関は麻痺状態ともなると、
手ごろな値段で近場で家族やカップルとともに
何も考えず楽しむにはもってこいの映画です。

わたしもtwitterに書きこむような
感想だけ云わせていただければ

北村一樹演じる
ルキウス・ケイオニウス・コンモドゥス様の
汚名返上振りが見れただけでもう十分元が取れました
この映画。

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この北村一樹を見るためだけの映画と云ってもいいです。

あの顔立ちであの身体(上半身裸体もあります)で
あれだけまめで仕事もできる男なら
多少病弱でもそらモテるわ。

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確かに女癖は悪かったが。

平日午後3時の恋人たちにもなるわ。
(ドラマは見ていませんでしたけど)
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