2013/4/13

ツレがうつになりまして  MOVIE

本日のDVDは
メル・ギブソン主演の
「それでも、愛してる」

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「ドラマ」「ラブストーリー」系に良く見られるDVDジャケットのレイアウト。

です。

原題は
「The Beaver」
と、みもふたもない見たまんまのタイトルですが、
流石に配給会社も
これをそのまま翻訳するわけにはいかなかったのでしょう。

子供向け映画でもあるまいし
「ビーバー」と云うタイトルの映画やDVDが
人目を引くとはとても思えません。

云うてもメル・ギブソン主演ですからね。
下手な手は打てないのでしょう。

アメリカでも、宣伝の方向性に困ってか
何種類かポスターが作られているようです。

例えば、これ↓なんかは

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これでタイトルが「それでも、愛してる」のわけがない。

日本版でも採用していれば
邦題「ビーバー」でも十分通ったと思います。

ただし、本編を見て
ドンビキになること請け合いですけどね。

他にもこういったポスターもあります。

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あれ?どこかで見たことがあるような?

こちらは

「モンスター上司」のDVDジャケット

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あ、これですね。

のパクリっぽいですね。
このデザイン採用なら
邦題は「モンスター親父」だったに違いありません。
不採用なのも納得。


お話は

メレディス(ジョディ・フォスター)が
玩具会社ジェリー社の
二代目社長であるウォルター・ブラック(メル・ギブソン)と
結婚して今年で20年。
潤沢な資産とマイホーム、夫婦別々に車を所有し
さらには2人の息子にも恵まれ
どこに出しても恥ずかしくない
幸せな家庭を築き上げたと思っていたら
2年前から突如夫が鬱病を発症し、生活が一変してしまいます。

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症状としてはいつどこででも眠りにおちてしまうウォルター。

薬物治療、認知行動療法など試してみたものの
一向に回復の気配は見られません。
CEOがこの有様ですから会社の業績も落ちる一方。

その影響は家庭内にまで及び
母親にの下の息子ヘンリー(ライリー・トーマス・スチュワート)は
父親に相手にされないことを気に病んだ末
学校で孤立(というかいじめに遭っている)し
父親似の上の息子ポーター(アントン・イェルチン)は
将来自分も父親のようになることを怖れ
父親との共通点を付箋に書いては壁に貼りまくり
切れると頭を壁に打ちつけまくる始末。

そして、メレディスはと云うと
現実から思いっきり目を背け、
エンジニアの仕事に没頭するしかありません。

もはや楽しいブラック一家は崩壊寸前。

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幸せな家族というのは、わざわざ写真館で家族写真を撮るものなのです。

現状を瓦解すべくメレディスは
元凶であるウォルターを家から追い出してしまいます。

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パパがいなくなって大喜びの長男ポーター。高校生の息子なんてこんなもん。

ところが、夫は翌日には早々に帰還。
しかも驚いたことに
なんと夫の左手からビーバーが生えているではありませんか!

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ビーバーです。タイトル・ロールです。

違います。

いくらなんでもこんなぬいぐるみが
いきなり左手から生えてくるわけがありません。

ぬいぐるみは
路上に設置されたゴミ箱の中に捨てられていた廃棄物でした。

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このままで明日にでも焼却炉行き。風前の灯のビーバー。

そのビーバーを救ったのが誰であろう、
鬱病に悩むウォルターだったのです。

生命を救ってくれた恩返しのつもりなのかなんなのか
気がつくとウォルターの左手に
ちゃっかりドッキングしているビーバー。

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思った以上に可愛くない。毛並みなんてごわごわしてそう…。ボールドしろ。

ゴミ箱から拾い上げ
ホテルの部屋にまで他の荷物と一緒に運んで
その後ベッドに倒れこんだまでは記憶にあるのですが、
次に気がついたときには床に落ちたはずのビーバーが
ウォルターの左手と一体化。

いったいいつの間に…。

以後
おはようから

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ビーバーにとって歯は命。

おやすみまで、(ウォルターの)暮らしをみつめるビーバー。

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妻へのおやすみのキス担当はウォルターではなくビーバーの方。

シャワーだって一緒に浴びちゃいます。

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もう、ビーバーをボディスポンジ代わりにすればいんじゃね?

これにより鬱病が画期的に回復したウォルター。
ヘンリーにも笑顔が戻り

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ビーバー込みのウォルターを愛しているのはこのヘンリーのみ。

会社の業績もみるみるうちに急上昇。
ビーバーの存在を新たな治療法と
疑わなかったメレディスでしたが、
流石に結婚記念日のディナーにまで
ビーバーを同伴させる夫にとうとう怒り爆発です。

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思わぬ妻の拒絶にウォルターばかりかビーバーもショックの色を隠せません。

今度は、ウォルターとビーバーを残して
メレディスと子供たちの方が家出します。

しかし、彼女は知りませんでした。

ビーバーの意識がじわじわと
ウォルターの精神を侵食し食い尽くそうとしていることに。

はじめのうちこそウォルターとの共存に
甘んじていたビーバーでしたが、
やがてウォルターの発言をさえぎってまで
前にしゃしゃり出てきたり

惰眠を貪り続けるウォルターを無理やり起こしたり

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いよいよビーバーが本領発揮してきましたよ。

ウォルターに襲い掛かったり

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牙を剥いてウォルターをボコボコにするビーバー。というか左手。

とやりたい放題。

遂には勝利宣言です。

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見よ、このドヤ顔を。


という一歩間違えれば
ホラーになりかねないストーリーを
ぎりぎりのところでヒューマンドラマに仕立て上げた本作品。

この映画に関しては
メル・ギブソン主演という情報しか頭に入っておらず
DVDを再生するまで
妻役としてジョディ・フォスターが共演していることも
知りませんでした。

それなのにこの作品からは
知的でなおかつ女性的な繊細さが見え隠れし

「あれ?ひょっとしてこの監督
ジョディ・フォスターじゃね?」

と思ったら、正解でした。

映画ってこんなにも監督の色が出るものなのですね。





ここからは本格ネタバレです。
Are you OK?















それにしてもなにか
「捜査官X」(香港・2011)しかり
「セイジ 陸の魚」(日本・2012)しかり
2011年から2012年の最先端モードは
東西問わず左手を切り落とす映画なんでしょうか?
しかも自分で。




最後に一言。


この映画で新しく覚えた言葉は「タギング」。
 
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