2012/9/23

よき敗者になれないものは、よき勝者にもなれない  MOVIE

本日のDVDは
アダム・サンドラーW主演の「ジャックとジル」

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です。

はい、そうです。
あの「ジャックとジル」です。

芽出度く、今年の4月に発表された
第32回ゴールデンラズベリー賞にて
史上初、10部門全てにノミネートされ、
その全て
(内訳:
最低映画賞
最低監督賞
最低主演男優賞
最低主演女優賞
最低助演男優賞

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ちなみに最低助演男優賞を受賞したのはこの芸達者なオウムではありません、念のため。

最低助演女優賞
最低スクリーンカップル賞
最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞
最低脚本賞
最低スクリーンアンサンブル賞 以上10部門)
を受賞したという件の作品です。

そんな映画ですが、
日本ではビデオスルーが当たり前の
アダム・サンドラー映画にしては珍しく
劇場公開もされました。

まあ、地元映画館での上映はおろか
映画の評判ですら、ラジー賞にノミネートされるまでは
こんな田舎には届いては来なかったのですが、
ようやくDVDも準新作落ちとなり
レンタルしてきました。

て云うか、
準新作7泊8日レンタル80円で
DVDがまだお店に残っている時点でOUTなんじゃ…。






まずは恒例のざっくりしたストーリーですが
そんな酷い話じゃありません。

ロサンゼルスで美人妻と子供2人と豪邸で暮らす広告代理店重役のジャック・サデルステイン(アダム・サンドラー)は頭を痛めていた。
理由は2つ。
1つは、会社の最大のクライアントであるダンキンドーナツが自社のCMにアル・パチーノ(本人)を起用するよう強く要求してきたため。
もう1つは、ガサツでKY、未だ独身の双子の妹ジル(アダム・サンドラー)と感謝祭の間、共に過ごさなければならないため。
その不安はまんまと的中し、ジルの来訪で家の中はしっちゃかめっちゃか。
これもそれもジルに男がいないせいだと考えたジャックは出会い系サイトでジルの恋人を募集するが、40女のジルに食いつくような男にいい男などいようはずもなく撃沈。
お忍びで試合観戦に来ているアル・パチーノと接触を図るついでに、出会いサイトの男に振られ落ち込むジルを励まそうと、2人がNBAの試合を訪れると、なんとアル・パチーノがジルに一目惚れしてしまう。
はたして、ジャックはCMの契約を取れるのか?
そして、ジルは幸せになれるか?


と云ったもの。

見た目も言動も兄としては大変に恥ずべき存在であり
イケてない女の代表格のような妹のジルが

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赤ちゃんのときからお兄ちゃんっ子のジル。

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いくつになってもお兄ちゃん大好き!

実は内面に家族に対する複雑な感情や
深いコンプレックスを抱えており

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自分がモテないのは自分が一番良く知っているジル。ちゃんと判ってるんです。

そのことをたった一人の肉親である兄のジャックが
アル・パチーノという孤高の名優によって諭され
はじめて妹を理解し大事な家族として受け入れるというのが
ストーリーの本筋となっています。

そういう深イイ話なんですよ、実際のところは。

たしかにアメリカコメディというかアダム・サンドラー映画では
おなじみの小学生並みの下ネタは健在

…とは云うものの抑え気味でしたし

ジャックの妻をはじめ
やたら人のいいキャラクターが多いというきらいがあれど

それはそれ、
ファミリー映画としては悪くありません。

アダム・サンドラー扮するジルだって
見慣れていくうちにどんどん可愛く…

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でも、本人が思っていないところで結構男心をくすぐっています、ジルったら。

ってそれはないか。

さて、この映画が蒙った数あるラジー賞部門の中でも
特に目を惹くのが
ここにわざわざ書くまでもなく
最低助演男優賞:アル・パチーノ
なんでしょうが、

これにしたって
そこまでの賞獲るほど最低ですか、アル・パチーノ?

まあ、確かに私もこの映画の後半はずっと
「こんなオファーを受けるなんてアル・パチーノの役者魂凄ぇぇ!!」
の連続で
あまりのいたたまれなさから
何度か「一時停止ボタン」押しちゃいました。

なにしろ登場シーンがこれですもの。

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NBAの試合中、「客席の有名人」として紹介される変装中のパチーノ。

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おりしも隣がジョニー・デップだというのに…。試合会場のカメラマンも気ぃ遣えや。

何、この付け髭?

だいたいが、この2ショットじゃあ
天下のアル・パチーノもしょぼくれて見えますって。
比較対象がジョニデは反則ですよ。

ううう、いたたまれない。

まあ、これだけでは流石になんですから
もちろんキメキメなパチーノも用意されています。

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これですよ!!これがアル・パチーノの実力ですよ!!

こんなスターのオーラ全開なアル・パチーノも
素敵ですが
アル・パチーノ作品では「リチャードを探して」が
マイフェバリット映画No.1の私には
このシーンと

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客席の携帯電話の使用にキレるアル・パチーノ。

このシーン

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舞台上で整然と携帯電話に出るアル・パチーノ。

ですね。
衣装もさることながら、このギャップがたまりませんでした。

特に前者のキレるアル・パチーノを公開した
youtubeの映像は

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実際のyoutubeには存在しません。本当にUPするくらいの遊び心が欲しい。

映画や舞台開始前に流すよう国で義務付けて欲しいものです。

それにしても
劇中で舞台やCMと幅広い活動を見せ
歌って踊って演技して
こんなにもイカしたアル・パチーノにラジー賞だと?!

どうなっておるのだ、ハリウッドは!!


クリックすると歌って踊っているCMに移動します。

とりあえず明日からドーナツはダンキンドーナツにするよ!
え?ダンキンドーナツって日本には店舗ないの?
え?1998年に撤退した?!

なにやっておるのだ、ダンキンドーナツは!!



…ところで、この映画で最低助演女優賞に輝いた
デヴィッド・スペードって誰なんでしょう?
デヴィッドって女性の名前だったっけ?
助演…女優?

ってこれかい!!

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中身は男でした。だからと云ってラジー賞。見ようによっては意外と美人。

かようにどの俳優もどの女優もオウムさえも与えられた役を
それはもう適格にこなしていると云うのに何ゆえこの評価。

これはもう
「どうせアダム・サンドラーの映画だし、ラジー賞やっとけやっとけ。」
と云った感じでこの映画だけに照準を決め
やたらめったら賞をつぎ込んでいったとしか思えません。

最低スクリーンカップル賞の
ケイティ・ホームズとの夫婦役にしてもそこまで酷いですか、これ?
と、首を傾げるばかり。

いい奥さんじゃないですか。

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夫の愚妹ジルに対していつも親身になってくれるジャックの奥さん。良妻賢母です。

アダム・サンドラーの女装が酷いのは仕方ないとしても
これまでのアダム・サンドラーの映画と比べても
これは一つ頭が抜きん出た傑作だと思います。

…って褒めすぎか。
 
 
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