2012/3/1

天は二物を与えずとはよく云ったもの  MOVIE

キャッチコピーは
「バカで最強!!!」「大人立入禁止。」

その言葉に偽りなし。


本日は
そんなバカで最強な映画
「シュアリー・サムデイ」
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を見ました。

監督は
云わずと知れた
若手イケメン俳優、小栗旬監督です。


それではお手並み拝見ということで
DVD再生。ぽちっとな。

と、その直後画面に

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「よっ松竹」「おっさすが角川映画」。

この時点で嫌な予感しかしないってどういうことよ?!

まだ何も始まっていないのよ?

映画会社のシンボルマークムービーが流れただけなのよ?


何なの、その頭の悪い合いの手は?


これだけでもお解かりのように
小栗旬初監督作品は
ひじょ〜にI.Q.の低い映画になっております。



まずはざっくりとしたあらすじ。

高校3年の夏、
小学生の頃から仲良しグループだった
巧(小出恵介)、京平(勝地涼)、和生(鈴木亮平)、雄喜(ムロツヨシ)、秀人(綾野剛)

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バカ5人組は、文化祭でバンドやろうぜと大盛り上がり。
「バンドでモテまくって、童貞卒業だぁ!」
なんて夢見てたのになんと今年から文化祭中止なんだって!
そんな殺生な…。
そこでバカはバカなりに考えて学校側に文化祭復活を要求。
復活させないと、校舎爆破しちゃうぞ!
そしたら、何の手違いか本当に爆発しちゃった!

それから3年後、
巧たちは再び結集し
バカで最強だった俺たちを取り戻す!!!


こいつら5人組がバカなのは
まあいいとして

作品そのものもバカなのは
これはいかに?

ごめん!一応確認しておくけど
本当にこれ、
小栗旬が撮られたのですか?

編集まで終了した映画を見て
「こら、あかんがな!」
と、青くなった配給会社が
僅かでも客足が見込めるよう
緊急措置の客寄せパンダとして
ここは大々的に
「監督:小栗旬」
と云う神輿を担ぎ上げただけ
の嘘情報ってこと、ないのですか?

いやいや、よしんば
事実無根なく「監督:小栗旬」といたしましょう。

しかし、そのおかげで
小栗旬から
知性とか品性とかが
目に見えて
ポロポロポロポロと落ちてますよ!
凄い勢いで落ちまくってますよ!!
傾れまくってますよ!

まさか、
あの様々な下品行為や下品ワードを挿入することで
「こういう俺もイケてるだろ?」
とか思ってないだろうな、小栗旬?

それ、間違ってるから!!

吉田鋼太郎氏に
「亀の頭と書いて亀頭だ!」とか自己紹介させたり
(しかも2回)
吉田鋼太郎氏に
車でお股広げて自慰させたり
「ウンコ」とか「童貞」とか連発させたり
ほんともう止めて。

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こういうのも「サービス♪サービス♪」てか?それ、間違ってるから!!

その小栗旬監督が
映画の端々に見せる人間観
特に群衆(悪く云えばやじうま)に対する人間観が
「え?ロケ中、やじうまとの間に何か嫌なことでもあったの?
え、こんなおばちゃんで良かったら相談に乗るよ。」
と、心配になるほどのネガティブシンキング。

これどうよ?

例えば
校舎立てこもりを校庭で眺めているだけの群衆

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校舎が爆破されるというのにぼーっと見てるだけ。


例えば
公衆の面前で人が拉致されているのに眺めているだけの群衆

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人が拉致されているというのにぼーっと見てるだけ。

見ず知らずの岡村隆史に携帯を貸してくれないのは
仕方ないにしても
少なくともこういう非常事態に直面すると
こぞって携帯を取り出すのが本当の群衆ではないの?
(もちろん、携帯は警察にTELするためではなく写メを撮るために。)


例えば
ヤクザに暴行を受けている主人公たちを傍観する群衆

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拳銃を持ったヤクザが乱入してきたというのにぼーっと見てるだけ。

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しかも「イッツ、ショータイム!」の呼び声にぞろぞろと集まってくる。

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人が拳銃で撃たれ血を流しているのに
本当にショーだと信じているのか拍手までしちゃいます。



例えば
路上ライブにキレイに整列して熱狂する群衆

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小栗監督のイメージする群衆には個性がないのですね。判ります。


例えば
あからさまに怪しい銀行強盗を見つめるだけの群衆

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ピクリとも動かない銀行員と警官のみなさま。

なにがあろうと群衆は
救いも助けも戦いもせず主人公たちも
少し離れたところからぼーっと見ているだけなのです。

だったらマネキンでいいじゃん!


判ったから
小栗監督が群衆嫌いなの判ったから!


でも、まさか、
こういう群衆心理を描いて
「都会人の持つ無関心を
ここまで描ける俺って凄くね?」
とか思ってないだろうな、小栗旬?

誰か!!
小栗監督のために
「自称占い師」1人調達してきて!!

インタビューを読むと
「それに、僕は人が好きなんですよね。
だからこそ、人と向き合えるんだと思います。」
と、語っておられますが
ちゃんと向き合って
この人間描写ですか…。


映画では
もっとも描き込まれていなければならない
5人組をとってみても
彼らの焦燥感、劣等感、心の痛みが全く伝わってこないし
それどころか
ヤクザがらみで受けた肉体の痛みすら
伝わってこないのですが
これはいかに?

全てがノリで動いているようです。
「ノリだよ、ノリ!」
と、云っておけば
全てが丸く収まるとでも思っているのですか?

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ノリだよ!ノリ!

それにしては
アクションにも
演出にも
編集にも
若さもなければキレもありません。

せめて80年代までじゃないですか
こういう角川映画がOKなのは。

とりあえずは
こういう映画、外国の人がご覧になったら
「日本人ってバカぁ?」
と、思うでしょうから
国外流出だけは避けてもらいたいものです。

監督一人の品位と知性を落とすだけならまだしも
私たち日本人まで巻き込まんでくれ。
 

とは云うもの
じゃこの映画見ないほうが良かったかと云うと
そうでもなく
あんなオトコマエを絵に描いたような
小栗監督の内面を垣間見ることができ
決して損した気にはなりません。

むしろ、これまで全く琴線にも引っかかっていなかった
小栗旬に興味が湧きました、私。

ファンならむしろ必見!と断言しても
よろしいかと…。

  
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あ…でもこれはちょっと見てみたい。
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