1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/5/19
鹿児島の映画館といえば、鹿児島中央駅のミッテ10と、鴨池にあるシネコンと
天文館のシネマパラダイスだろう。ミッテ10の支配人は、立ち飲みの「すんま
せん」の常連で、話したことがある。流石に映画好きで、シネコンの仕組み
や、色々なことを聞いた。
この1年間で、僕が行ったことがあるのは、ミッテ10だけだ。
シネマコンプレックスの収益は、映画の入場料だけではなく、飲食関係、
ポップコーンセットなどのが大きいらしい。アメリカはそれが顕著だそうだ。
僕がシネマコンプレックス型の映画館に初めて行ったのは、ロサンゼルスの
ハリウッドだった。チャイニーズシアターの劇場で、時間の割引もあったの
か、6ドルとかで入れたような気がする。ジョディ・フォスターの
双子の女の子の物語を見た。チケットを買って、中に入ると、番号が
振ってあって、これだと、他の映画も簡単に入れるじゃないかと思った
ものだ。日本にはまだ、シネマコンプレックスはなかった。
関東地区でも、単館系の映画館はどんどんなくなっている。
配信でダウンロード出来るようになり、映画館の存在感も変わった
のだろう。
天文館シネマパラダイスは、1周年で、昨年の5月にオープンした。
天文館に映画館がなくなり、なんとか映画の火を消さないようにと
色々な関係者が関わって開いた映画館だ。
そんな映画館に初めて、昨日、行った。『ヒッチコック』を見るため
だ。20時以降の上映だったので、1200円で入ることが出来た。
入場者を募るために、たくさんのキャンペーンも行っている。
上映映画を見ると、単館系の映画も揃えたりする。
見逃してしまったが、ケン・ローチ監督の『天使の分け前』なんかも
上映していた。
全国で行われている「新・午前十時の映画祭」にもエントリーして
いる。全国で、午前10時の1回だけ、過去の名作をデジタルリミックス
で見直すというものだ。1960年代から80年代の映画が中心になっている
ようだ。なかなかいい企画だ。
僕が入った回には、僕を含めて5人の観客しかいなかった。
結構、経営的には厳しいのかもしれない。
2000円でパチンコに行ったり(鹿児島はパチンコ屋さんが多い)
、お酒を飲んだり、イタリアンで2000円のランチを取ったりする
なら、映画をたまに見に行った方がいい。
映画は、世界を知るため、人間を知るため、自分を見直すため、
そして、娯楽としての大事なメディアだからだ。
自分の地球人としての「民度」をあげるためのメディアでも
あるのだ。
天文館シネマパラダイス、300円を払って会員になりました。
これから、ちゃんと行きます。
よろしくお願いします。

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2012/9/27
GRAY'S ANATOMY のシーズン1とシーズン2を買った。
鹿児島のアミュプラザの紀伊国屋書店のDVDコーナーで
予約をした。シーズン1は、2500円で、シーズン2は、
5000円だった。それが、どちらも20%オフになっていた。
よろしい。
GREY'S ANATOMY は、2005年3月から放送された。
僕がまだ横浜で働いていた頃のことだ。
主人公のメレディス・グレイを演じるのは、エレン・ポンピオ。
これが素敵なんだな。
シーズン1の頃は、まだ30代だ。
シアトルの病院でインターンを始めた主人公の外科医としての
成長と仲間たちとの友情とかないにくい男女関係を描いたものだ。
2012年の秋には、つまり、今年には、シーズン9が始まるら
しい。9ですよ、9。
寅さん、真っ青かもしれない。
ロッキー9とかジョーズ9とか、ターミネーター9とか、
エイリアン9とか、見たくないですよね。
シーズン1のコンパクトDVDが発売になったのも今年だ。
7とかくらいまでは、すでに発売されている。
ちょっとはまって、「突き進んで購入」が怖い。
韓国ドラマにはまる、女性の気持ちがよくわかる。
BSのD-LIFEでは、シーズン2が放送中が。シーズン2の、
エピソード17 死の予感がなかなかいい。
メレデス・グレイさん、よろしくです。
ところで、D-LIFE FRIENDS とか放送し始めました。クラシックです。
よく英語学習者がすすめるDVDです。会話もわかりやすく、それで
いて軽妙で、様々な「若すぎない」それでいて「年配でもない」英語で、
SITUATION COMEDY でわかりやすい。
D-LIFE、僕の睡眠を奪います。
さらに、メレデスさんです。

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2012/7/13
前にも書いたけれど、BSのD-life のチャンネルは、昔のテレビドラマを
流している。昔と言っても、ドクター・ハウス1だったり、アリー・マイラブ
だったり、アグリー・ベティーだったり、まだシリーズとして継続しているもの
のシーズン1とか2だったりするのだけれど。
12時から2時間はずっと、字幕で流れている。英語に集中しないと、日本語で
理解してしまうので、完全に英語の勉強になるわけではない。
それでも、D-life にチャンネルを合わせてしまうと、ずっと見続けてしまう。
寝不足になるわけだ。
そんな、D-life での今日のプログラムは、『グレイズ・アナトミー』だった。
主人公のメレディス・グレイの役を演じているエレン・ポンピオが、素敵だ。
ドラマの終わりに、メレディスのモノローグが流れる。
インターンの4人組みの友だちが、仕事の後に寄るバーもいい。
4人が並んでカウンターにとまっている姿は、なかなかいい。
なかなかいいドラマだと思う。
あなたが、どんなに強いライオンハートを持っていても、どんなに臆病な
チキンハートしか持っていないとしても、結局、そんなハートを、ほっとさせたり、
頑張ろうと思わせたりするのは、結局、あなた以外の誰かでしかないのだ。
そんな当たり前のことを常にわかっておくのは難しい。
でも、時々、そんな大事なことを痛感させることが起こる。そんなときにこそ、
回りからの気持ちに対して素直に心を開いて、「ありがとう」と感謝する
ことが大事なのだと思う。
そうそう、鹿児島のこと。
○職場の近くの山下小学校には、向田邦子さんが通っていた。
○フランシスコ・ザビエルは、長崎へと行く前に、すでに鹿児島という日本に
上陸していた。
○西南の役の舞台の城山で、西郷隆盛は、49歳で亡くなった。

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2012/4/14
CNNのホームページに、ヘッドラインが出ていた。
It's official:Brad Pitt, Angelina Jolie Engaged
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、正式に婚約。
そんな感じだろうか。
ニュースなどの見出しでは、インパクトが求められるので、
動詞が省略されたり、時制も臨機応変な場合が多い。
ブラッド・ピットは48歳、アンジェリーナ・ジョリーは38歳。
2人は正式には婚約していなかったが、もうすでに6人の子どもの
パパとママだ。うち3人は養子縁組の子ども。カンボジア、エチオピアからは
アンジェリナ・ジョリーが養子として受け入れた子どもたち、
ベトナムからは、ブラッド・ピットとアンジェリナ・ジョリーが
養子として受け入れた一人。
自分たちの血のつながった(biological children とCNNでは表現されていた、
まあ、一般的な英語の使用なのだけれど)子どものうちの2人は双子だ。
とてもカラフルな家族構成だ。
ブラッド・ピットを初めて見たのは、『テルマ&ルイーズ』で2人に
寄ってくる、テンガロンハットの若い男前の兄ちゃんの役でだった。
その後は、『リバー・ランズ・スルー・イット』だろうか。
最近では、小倉の2番館の昭和館で『マネー・ボール』を見た。
なかなか面白かった。丁度、日本で、シアトル・マリナーズとオークランド・
アスレチックスの公式試合が開催されていた。
アンジェリナ・ジョリーは、『真夜中のカウボーイ』や『チャンプ』の
ジョン・ボイドの娘で、リベラルな活動で知られる。
アンジェリナ・ジョリーの主演の映画を見たことがないのに気付いた。
正式に結婚をしない夫婦は、日本では、?という感じだが、フランスでは
珍しくないと聞いたことがある。フランスの子どもの出生率は、国の政策も
あり、確実に伸びている。
子どもを生んで、希望が持てる社会にならないと、誰も子どもを産もうとは
しない。まあ、
まあ、よかったですね。ブラッド・ピットとアンジェリナ・ジョリー。
最近、どんどん、ブラッド・ピットが、ロバート・レッドフォードに
似てきたように思う。
さて、レトルト・カレーの話。
新宿中村屋の「インドカリー」を食べた。最近は、なかなかのお値段の
レトルトカレーが増えてきて、種類も豊富になってきた。
新宿中村屋さんのものは、期待したが、はずれだった。まあ、レトルト
なので仕方がないけれど。
大昔、ほんのたまに食べたレトルトカレーは、ボンカレーしかなかった。
僕が好きなレトルトカレーは、やはり、LEEです。10倍、あるいは20倍が
好きです。しかし、あまりにも一般的ではない辛さなのか、なかなか
市場には出回っていません。まあ、中辛が売れ筋なのでしょうが。
レトルト・カレー、追求したいです。
ブラッド・ピットとアンジェリナ・ジョリーとレトルト・カレー、
全く何も関連性は、ありません。
人生、そんな感じじゃ、ありませんか?

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2012/4/2
『これは映画だ』
国際政治学者の藤原帰一さんが、「AERA」に執筆していた記事を
まとめた本だ。映画についての評論の本だ。
『酔いどれ詩人になる前に』ベント・ハーメル監督の作品だ。
酔いどれ作家のチャールズ・ブコースキーをモデルにした映画だ。
ブコースキーは、他に、ミッキー・ロークだ主演した『バーフライ』で
もモデルになっている。ミッキー・ロークといえば、『ナイン・ハーフ』
とか、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』だろうけれど、プロレスラーの
役をやった『レスラー』がよさそうだ。
そうそう、話を戻して、その『酔いどれ〜』の評論について、藤原 帰一さん
が最後に書いている。ブッシュのアメリカが嫌になった方は、この映画を見て
アメリカへの愛を確認してください。
アメリカは、そう、ずるい国だ。正義といいながら、どこか胡散臭いところも
ある。しかし、こういった映画や音楽や小説に触れたりすると、やっぱり
許して、やっぱり、いいよなと思わせてしまう国なのだ。
1日は映画の日で、日曜日ありながら、映画が1000円で見ることができる日
だった。こんな日に、映画を見ないのは、どうかしている。
ということで、小倉のリバーウォークのT-JOY に行って、『The Help』を
見た。1950年代から60年代にかけてのミシシッピー州、ジャクソンを舞台
にした黒人問題を扱った映画だ。といっても、アラン・パーカーの
『ミシシッピーバーニング』のようなものでもないし、『フライド・グリーン
トマト』でもない。その間というところだろうか。
Dream works の作品ということで、アリス・ウォーカーの『カラー・パープル』
を思い出した。スピルバーグの作品だ。
主人公のエマ・ストーンがキュートでよかった。
『キャリー』のシシー・スペイセクがお母さん役を演じているのも、
時代の流れを感じた。
オクタヴィア・スペンサーは、この作品で、アカデミー助演女優賞を獲得
している。
ぽろぽろと涙を流してしまう、いい映画だった。
アメリカ南部の風景もよかった。ニューオリーンズからグレイハウンドに乗って
ジャクソン経由で、メンフィスへと行ったことがある。
映画のいたるところにに、アメリカ南部の風景が出ていた。
the help というのは、お手伝いということだ。今でいう、お手伝いと
意味が違うけれど。勿論、奴隷時代のハウススレイブでもないけれど。
1日のキリンカップ(日本での国際親善試合は全て、キリンカップという冠で
行われる。スポンサーの問題なのだろう)は、仙台で日本対アメリカの試合
だった。女子の大会だ。
ジムで4.5kmを走った後、19時30分に、Spain BarO へと駆け込んだが、店は
一杯で、テレビもサッカーの試合に切り替わらなくて、ドラフト1杯で引き上げた。
丁度、屋久島でサッカーを流しているのが、外から見えたので、中に入って、
ずっと試合を見ていた。
結局は、1−1の引き分けだったが、日本のチームは、とてもクールで、
今まで通算、1勝しかしていない相手とは思えなかった。
隣には、元バスケットボール部の今は、テニスに盛り上がっている女性が
いて、ずっとバスケとサッカーとお酒の話をしていた。
しゅとうをつまみながら、ビールを飲み、兼八をロックで飲み、またビールを
飲み、角をストレートで飲んだ。
その女性に、スラムダンクで誰か好きかと聞いたら、桜木だと言っていた。
ランナーでもあり、10KMは50分で走ると言っていた。僕より、ちょっと
早いくらいだ。
アメリカの女子の選手は、仙台の被災地を訪れ、子どもたちとサッカーを
していた。ワンバックは被災地を見ながら、UNBELIEVABLE とつぶやいて、本当に悲しそうな
目をしていた。その横で、キーパーのホープが、目を細めて遠くを眺めていた。
地震が起こって、アメリカ軍の支援の動きも早かった。
1日の11時過ぎの地震、日本に滞在しているアメリカのチームの選手も
感じたのだろうか。
まだまだ余震が続く日々、現地の人で、トラウマのため眠れなくなって
いる人もいるのだろう。
僕たちに出来るのは、自分たちで出来ることを「help」し続けるだけだ。

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