1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2007/9/28
Habla espanol un poco.
この台詞、スペイン語的には、nの上にマーク
がないなど正確ではないのだが、伝えたい内容は、
ずっと十数年変わっていない。
I speak little Englsh.
ううん、これも怪しいか。
つまり、スペイン語はちょっとしか話せません。
そんなニュアンスだ。
僕の英語は、NHKのラジオが育ててくれた。
ラジオ英会話の東後先生や大杉先生だ。
そして毎月数百円で購入できるテキストのおかげだ。
そういえば、受信料払ってなかったな、関東に住んでいたとき。
テレビを見てしまい、本を読む時間がなくなるので、テレビを
捨ててしまった時期があった。数年間のことだ。
サッカーが流行する前のことだ。
おまけに新聞もとっていない。(40代、30代の新聞購読率
が急激に下がっている)しかし、AREA や TIME はずっと
読んでいた。僕の情報形成はかなりいびつだったのだ。
今は、テレビはあるが、新聞は相変わらず購読していない。
朝の喫茶店で読むためだ。その喫茶店は結構おいしいランチ
も出すので、朝昼とおじゃますることがある。
朝に毎日新聞(関西ですな)を読み、昼に日経新聞を読む。
AERAはとりあえず、毎週購入している。TIME は購読が切れた。
読む時間がないからだ。
ということで、力技で話を戻すと、NHKのラジオ語学講座には
お世話になっているということなのだ。
4月からはじめたスペイン語講座。朝8時。出勤前に、
ちょうどよかった。
しかし、急激に難しくなって、5月くらいには挫折して
しまった。
しかし、このスペイン語講座は、半年のプログラムで、
また10月から初歩から始まる。しかも、2006年の
4月〜9月のプログラムなのだ。
以前の『やさしいビジネス英語』が半年ごとだったのと
同じ形態だ。
つまり、今年の4月〜9月のプログラムは、来年の9月
〜3月に再放送されるのだ。凄い。
心を入れ替え、スペイン語、また集中します。

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2007/7/5
2年前の9月に社割で申し込んだ20万円強分のレッスンの
締め切りが9月に迫り、猛烈なペースでレッスンをこなしている。
ウェッブ上で、アイルランド、ダブリンとつながるというものだ。
ここ3週間くらいは、週に4日くらいは、ジムへ行った後、夜中、
ダブリンのスタジオとつながる。
ヘッドセットとカメラをセットする。30分のマンツーマンのレッスン。
テキストを選び、10分間の自習。イディオムの学習と英字新聞からの
記事に目を通し、最後にそのトピックについてディスカッションを
するというものだ。
今日は、インターネットでアメリカのネバダ州の土地を販売している
人の記事だった。
アイルランドも、最近は雨が多いらしく、ちょっと異常気象だと
言っていた。まあ、もともと雨の多い場所だということだけれど。
このペースでレッスンを受けていると、結構、英語を話す感覚を
思い出してくる。結構、いい感じで英語がナチュラルに出てくる
ようになる。日本での英語のレベルが上級にある人は、キープ
するのが大変なのだ。はい、私、上級者です。
まあ、長期留学したわけでなく、自分で勉強してここまできて
いるので、これは、誇れることだと思う。コツコツ型のいいところだ。
新宿で勤務していた時には、給付金を利用して、同業他社のところに
行っていた。自分の会社には、朝6時30分からとか、7時からとかの
コースがなかったからだ。そのレッスンに出て、会社へと出勤していた。
その大昔、横浜に勤務していた時には、本牧に日曜日毎に、John Smith
という絵に書いたような名前の講師(まあ、友人ですな)のところへと
通っていた。120分レッスンで月謝1万円は格安だった。プライベート
レッスンだ。
この間、思いついてハガキを出してみたが、宛名不明で戻ってきてしまった。
日本人女性(彼女は外資系の証券会社で働くバリバリの女性だった)と
結婚し、マイちゃんという子どもがいた。僕が通っていた頃は、5歳くらい
だった。もう15歳くらいになっているのだろうと思う。
サンフランシスコを旅行した時、向こうで落ち合い、昔、自分が通っていた
学校とかを案内してくれた。ソッサリートにあった学校だった。
ジョン一家は、元気なのだろうか。マイちゃん、元気かい?
深夜のダブリンチャットは、続く。このペースでいけば、全てのポイント
を消化出来そうだ。もう、その頃には、アイリッシュになっているかもしれない。

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2007/4/18
僕の今の仕事の中で、大きな仕事のひとつが、中高年向けの
英会話の教材を制作するというものだ。
いろいろアンケートをとったり、広告代理店の資料を集めたりして
マーケティングをして、今は、2クール目のパイロットレッスンに
入っている。66歳が2人と63歳が1人と55歳が4人のクラス
を担当している。その年齢に対しては、10年間前にパイロット
レッスンが行われたことがあるが、全く反応が違う。
やはり、みなさん、ほととんど戦後生まれの人たちなのだ。
日本でのベビー・ブーマーというのは、戦争が終わって、さて、
子どもつくるか、というような感じで増えた層なのだ。
レッスンは、本部のビルで行っている。やはり、なかなか楽しい。
みんな一生懸命で、教えていて、とてもいい感じだ。
しかし、昨日は、同僚3人と飲みに行って、ちょっと飲みすぎた。
本当は、とても楽しいメンバーだったのに、なぜか、なんか嫌な
感じだった。
今朝、起きて、ブレスケアーをしっかりして、予習をして、臨んだ。
悪くはなかったが、もうちょっとさらにうまくできるところまでは
いかなかった。いかんな、プロフェッショナリズムに欠けている。
いかん、いかん。

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2007/2/11
ローリング・ストーンズを久しぶりに聞いている。
なかなかなかいい。
forty licks
ベストですね、いわゆる。
僕は、中学生のときに、友人たちとビートルズをききまくっていたので、
(当然、その頃には解散していた)メロディー主体で音楽をとらえていた。
中学生にはありがちなことだ。勿論、歌詞なんて、わかるはずもなかった。
だから、ストーンズは、satisfaction くらいしか知らなかった。
大学生になって、miss you がはやって(ディスコでかかっていた)
そこからの接点だ。
大人になると、ストーンズの混沌さがいい感じに聞こえる。
きちっとしている感じだったビートルズより、ばらばらなストーンズの
方が続いているのは驚きだ。そこが人生の不思議というやつなのかも。
大阪の福島に「長屋バー」というところがあって(初めて行った)
そこのバーテンダーと話をしていて、ストーンズがききたくなったという
わけ。そこでは、フェイシズがかかっていた。
ウィングスの may be i'm mazed をロッド・スチワートが歌っていた。
いいcdだ。バーテンダーにタイトルを聞いた。明日、買いに行こう。
さて、まだ、まだ秋田の話。1日だけの仕事だったのに。
先週は、前泊で、今頃は秋田のホテルのベッドに寝転がっていた。
翌日は、8時30分からの仕事だった。日曜日の子どもたちのネイティブ
講師とのテスト(インタヴューテストなのだ)
しかも、幼児、4歳から中3まで。
緊張するだろうな。部屋にひとりずつ、10問。ネイティブに質問される。
「では、自己紹介してください」なんて、英語で言われて、名前とか、年とか
通っている学校や好きなものを言ったあと、矢継ぎ早に質問されるのだ。
凄い。
その日は、朝は雪が吹雪いていて、大丈夫かなと思っていたら、
昼からやんできた。みんな、あちらの人はなれているようで、
へっちゃらな感じだった。
ネイティブは2人。初めに保護者を含めて挨拶をする。
たまたま2人とも、スコットランド出身だった。
それぞれが、お国自慢をしていた。
u.k は united kingdom なわけで、イングランドとスコットランドと
ウェールズと北アイルランドが合わさってつくられている。
だから、スコットランドの彼らは、イングランド人ではなく、スコティッシュ
なのだ。
ネス湖のネッシーの話、パフィン(北海道にもいるペンギンのような飛ぶ鳥)
やハリーポッターの舞台についてや、バグパイプについてや、ゴルフの起源
についてや、スコッチウィスキーについてや、中村俊輔について話をした。
子どもたちが、試験を終わって、ほっとした顔で嬉しそうに帰っていく
のを見ると、自分の仕事の行き先が見えて、ほんのちょっと誇らしげに
なる。
しかし、どちらかが、オージーとかだったら、もっとヴァラエティさを
見せることができたのに。
しかし、まあ、スコットランドのことは、なかなか聞いたりしないから
よかった面もあるのだけれど。
大人になって、スコッチウィスキーを飲むとき、その日の先生のことを
ちょっと思い出して、あの頃は、よかったなあ、なんて思ってくれると
嬉しい。
そして、僕は、仕事を終えて、寿司屋へ行き、iruma へ行き、バー
へと行き、アルコールを少しずつ重ねたのであった。
スコッチは飲んでいない。それは、これは、失礼をば。

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2006/11/5
昨日の夜、テレビで杉並区の和田中学校の話題がとりあげられていた。
和田中学校といえば、公立の中学校で、民間の校長先生和田
和博氏が就任している学校だ。
実験校でもなく、全く普通の公立中学校だ。そこで、和田和博氏は、
様々な改革を行って教育を変えようとしている。
そのひとつが、「よのなか」課というやつだ。昨日は、その授業の
一部が放送されていたが、少年法について、模擬裁判をやるという
ものだった。
お金欲しさに友人を刃物で殺害させてしまった少年Aについて、
裁判をするというもので、ちゃんと検察側と弁護側に別れて、
それぞれの立場で、少年法を考えるというものだった。
この授業のすごいところは、弁護側・検察側のどちらの立場にも
たってみて、事件を多面的に見る視点を養うというものだった。
藤原和博氏のネームヴァリューなのだろう、3人の本物の弁護士
も来ていて、弁護側のチームと検察側のチームの生徒の相談役と
なっていた。
教育の最終的な目的は、自分で考え、自分で行動するという姿勢
を養わせるということだと思う。
こういった授業の効果が見えるのは、おそらく10年後だろう、
とテレビのナレーターは言っていた。
京都にセミナーで藤原和博さん、その他の講演会を聞きに行った
ことがある。淡々と喋りながら、もの凄く論理的だった。
芯には、生徒に「論理性」に則った「コミュニケーション能力」
を身につけて欲しいという強い意志を感じることができた。
私は、さだ まさし に似ていますと言っていた。そのとおり
だった。本人とも会って、お互いがびっくりしたらしい。
仲がいいそうだ。しかし、その「つかみ」は、今の中学生
には使えないらしい。
「さだ まさし?」「WHO?」となるからだ。
自分で考えること、自分で結論を出すこと。自分に責任を持つこと。
僕は、一体、どんな学習体験をしてきたのだろう、と思った。
これは、あくまで受ける側の問題なのだ。
与える側にできるのは、ちょっとした、きっかけを与えることくらい
だ。そのちょっとしたきっかけが、人生を変えることがあるのだけれ
ど。
今、自分がそこにいるのは、自分がそこにいることを選択
したからだ、と本に書いてあった。
大事なことは、自分の選択を責めるのではなく、そこまで、
なんとか選択してきた自分を認めることなのだと思う。
口で言うのは簡単なのだけれど。
後悔ばかりしている僕自身は、そうやって自分を励まして
いる。心は反論を繰り返すが。お前が悪いと。
http://www.yononaka.net/

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