1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2008/4/24
久しぶりのジムで、スタジオのヒップホップのクラスに出た。
横浜に住んでいるときには、よく、vivle のセレ(エグザスの
一形態、今は、コナミ)に通っていた。そのときに、よくヒップ
ホップのクラスに出ていた。
ウォーミングアップをして、リズムをとって(アップとダウン)
振り付けに入る。
久しぶりだったけれど、体は覚えているもので、音楽に合わせて
気分よく動くことができた。
チャールズ・バークレーが、フィラデルフィア76ers のユニフォーム
を着たバージョンのティーシャツを着ていたけれど、簡単な振り付けだ
けなのに、結構、汗をかいた。スタジオの温度と、実は結構カロリーを
消費するというのがわかった。
いつもは、本を読みながら、自転車を漕いだり、鉄をあげたり、
寡黙な作業だからだ。
落ち込み状態の気持ちが、アップのリズムで体を動かして、
汗をかいて、ちょっと軽くなった。
ぐっすりと眠れそうだ。

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2006/3/24
ストリートでみんなとダンスをする。10代後半と20代。
バスの利いたビートが外気を揺らす。
ストリートでのダンスは、いずれどこかに消えてしまう。
ほとんどは。
そもそもちゃんとバレエから行っていったとしてもプロのダンサーとして
食べていくのは至難の業だ。
ましてやストリートダンサーとしていくらスキルを身につけたとしても
ストリートダンスを集めた大会かその筋の中でほんの短い時間、伝説に
なることはあっても、やがては時間がそのダンスのスキル(そもそも
年齢を重ねれば動けなくなってくるのがストリートのダンスなのだ)
やスピードをそのダンサーから少しずつ、しかし確実に奪っていく。
しかし、大抵はまだあまり世間を知らないダンスに熱中する少年・少女
・青年・?たちは、その世界が一番だと勘違いをする。誰よりも早く
ターンをし、誰よりもかっこよくリズムに乗り、誰よりもクールにフリー
ズする。それらが全てなのだ。きっと、音楽やスポーツをやっている若者
も一緒だと思うけれど。
本日は、振り替え休日だったが、少し会社に顔を出した。
その後、野毛に下り、「史」さんのところで飲んだ。いつもは、サザン
やニール・ヤングがかかっているのだけれど、珍しく80年代後半〜
90年代初めの音楽が流れていた。そこに流れていたトニー・ブラックス
トンやジャネット・ジャクソンを聞きながら、ビールを飲み、鯵の塩焼き
を食べていると、「サーカス」(山下公園近くにあったディスコ)へ行ってみようかなという気になった。もう10年以上も行っていなかった。
「史」さんを出て、横浜に戻り、髪を切って、そのままみなとみらい線
に乗った。終点の元町・中華街まで行くのは初めてだった。
深い深いところから階段を上って行った。終点の駅なので、エスカレーターから下を見ると、電車を上から見ることができた。ちょっと、ヨーロピアンな感じがした。
地下から、中華街へと突然出てくるのは、新鮮な感じだった。
山下公園から2ブロックくらいの手前にあった「サーカス」はそこにはなかった。スーパーマーケットに変わっていた。入り口には看板も何もなかった。
ほんのちょっぴり悲しかった。
道路を渡ったところにある491と名がついた(確か、聖書からとった名前だと聞いたことがある)バーは残っていたし、「サーカス」の後ろにあるサン・マリーンというラブ・ホテルもまだそこにあった。隣には、創価学会のビルがそびえたっていた。
ほんのちょっぴり寂しかった。
一体、いつ消えてしまったのだろう。

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2005/9/1
仕事を終えてのカフェで、ホイットニー・ヒューストンが歌う"EXHALE"
を聞く。歌詞に関係なく、深呼吸を思い浮かべる。息を吐くためには、息を吸い込む必要がある。当たり前のことだが、当たり前だけに時々そのことを忘れてしまう。
吸って、吐いて、吸って、吐いて。しっかりと息を吐くには、しっかりと息を吸う必要があるのだ。
ワルなボビー・ブラウンと結婚したホイットニーは幸せだったのか。ちょっとワルにひきつけられる磁力。まじめな退屈さ。真摯な誠実。
あなたが大好きな人は、
ちょっとワルな男の人ですか?
ちょっとワルな女の人ですか?
木曜日の夜は、20時30分から通っているジムで、ハードな負荷のエアロファンクのクラスがある。通常のエアロビクスとファンクを組み合わせたものだ。ファンクは、まあ、今でいうヒップホップのいくつかのシークエンスを組み合わせたもので、動きは単純にしてある。まあ、ヒップホップ系のダンスに関しては、80年代の大学生のときに丁度、日本でも火がついたブレイクダンスに興味を持ち(丁度、パントマイムもやっていたので、体の各パーツの動きやロボット的な動きなどは共通する部分はあった)結構、熱中していたので、そのお釣りで動ける。ただ、自分で納得する動きが出来ないのは、少しやばい感じで蓄積した脂肪のせいでシャープさが欠けていることだ。
理由はわかっている。夜中にジャンクフードをビールを飲みながら過ごすからだ。入射角のカロリーを減らばいいのだけれど、なかなかそうはいかない。しかし、自分がダンスにしても、エアロビのクラスにしても、シャープに動けたなという満足度は何にも替え難い。
前にも書いたけれど、そのクラスのインストラクターの女性は、真っ黒に日焼けしていて、『アリー・マイラブ』の吹き替えのような喋り方をする。(どんな喋り方だといわれても)
クールダウンをしながら、囁く声を聞きながら、ゆっくりと息を吸い、ゆっくりと息を吐く。
ちゃんと深呼吸していますか?

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2005/7/15
エアロ・ファンク。木曜日の夜8時30分からの60分のスタジオのプログラムだ。インストラクターは、体中真っ黒のいかにもエアロビクスインストラクター100点満点という感じの女性。人気は高く、スタジオの中はいつも満員だ。運動量の強度もかなり高い。軽く再度ステップを入れながら、ファンクのリズムで体を動かす。ヒップホップのクラスのように、振り付けを完成させるということが目的ではないので、動きはひたすら続く。リズムは、勿論、エアロビクスのかくかくという感じと違って、ドンドンズッドンフニョーと動く。なかなかいいクラスだ。
今日は、チェルシーのグジョンセン(背番号22番)のユニフォームを着て参加した。勿論、ホーム用のユニフォームなので、日本代表のジャパンブルーのユニフォームのように青い。グジョンセンは、アイスランドの選手だ。日本も昨年(?)親善試合で対戦した。チェルシーの試合を何度も観たわけではないが、サポートもしっかりやるように見えるFWのグジョンセンがいい。
そのインストラクターのしゃべり方がまたいい。日本語が少しおかしいが、(ひょっとしてどこかの国の血が?)しゃべり方がアリーマクビール
(アリーマイラブ)の吹き替えの声としゃべり方に似ている。短文で区切りながら断定調が多い。それでいていやみにならない、きっと、こちらのことを考えてくれているんだろうなというようなニュアンスの声だ。勿論、勿論、吹き替えの方だ。キャスター・フロックハートのオリジナルの声を聞いたのは、『彼女を見ればわかること』のときくらいだ。そして、すっかりそのときの声は忘れてしまっている。
結構ハードなワークアウトを終えての、クールダウンのときの、マイクを使ってのインストラクターの抑えたささやくような声が好きだ。運動して、疲れ果て、汗をかきまくり、ゆっくりとストレッチをしながら深呼吸を繰り返す。そんなときに聞こえるそんな声は、全てを許してくれているような気になる。
はあい、今日もお疲れ様でした。最後に、大きく深呼吸をして終わりましょう。
ふうー。
そのいたみ おさむ
そのいたみは
それがそこにあった
という しょうこ
きのうがそこにあった
という しょうこ
あなたがそこにいた
という しょうこ
そこにあるものが
きえてしまった
という しょうこ
★踊りに関しては、これで終わりはしないぜ。

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