1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/8/18
日曜日の午後、桜島が、今年500回目の噴火をして、噴煙が上空5000mまでに
達した。これは、観測が始まって以来の最大の高さらしい。
数週間前の3000mに達したときも、観測以来の2番目とか3番目とか高さと
言われていたが、それどころではなかった。
風向きは丁度、市内へと向かってくる方向で、一瞬、夏の夕暮れの色が
本当に灰色に変わり、太陽が見えなくなった。ベランダからは、桜島の頂上
辺りが見える。白い夏の雲を巻き込んで、灰色の塊がこちら側に向かってきていた。
5000mと知ったのは、その後のニュースを見てからだったので、そん時は、凄い灰
だなと思っていた。
昨日は、博多に宿泊した。前日は、小倉から夕方に新幹線で移動した。
博多には、宿泊するつもりはなかったけれど、正月の時に初めて行った中洲の
softly というバーに寄り、Spain BarP へ行こうと思い立った。
softly の高宗さんは、ちゃんと覚えていた。さすがだ。正月の時は、雪が降って
いて、お客さんもこないということで、そのまま川の向かい側の、高宗さんが
働いていたバー玉井というところに一緒に行った。
そのバーのオーナーの玉井さんは、北九州出身ということだった。
高宗さんと一緒には、長崎出身という女性のバーテンダーがいた。
40歳ということで、昔、クジラを食べていたということや、カブトガニを
食べていた(天然記念物に指定される前のことだと思う)ということを話
をした。長崎には、原爆の日に、何回か行ったことはあるし、市内のちゃんぽん屋さん
は、10件くらいのお店で食べた。そんな話をして、佐世保バーガーと、佐世保の
甘い味のサンドイッチの話をした。
そこで、Spain Bar P の住所を教えてもらった。
Spain Bar P は、小倉のSpain Bar O の店長だった石本さんが、ある意味、独立
して、博多(というより、福岡にというニュアンス)にお店を出した。
ずっと行きたかったが、行けなかったからだ。
中洲からタクシーに乗って、お店の前に着いた。
その日は、偶然、1周年だった。本当に偶然だった。ドラフトのビールが100円だった。
Spain Bar O の雰囲気を残しながらも、いろいろと独自の工夫がなされていた。
なかなか、いいお店だった。
お客さんもいっぱいで、その雰囲気は心地良い感じだった。
1周年目に行くことが出来たのは、本当に価値ある偶然だった。

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2013/1/7
大分県は、「うどん県」にならって、大分を「おんせん県」と呼称するために
「おんせん県」の商標登録を特庁に申請したらしい。
源泉数、約4500
1分辺りの湧出量、約290キロリットル
それぞれの点で、大分県は1位らしい。
しかし、温泉地の数は北海道が最も多く、ポンプなどの
動力を使わない自然湧出量は、群馬県の草津が一番らしい。
だから、他の温泉に「一家言ある県」は、なぜ、大分だけが、
「おんせん県」になれるのかということを問題にしているらしい。
なるほど、それはそうだ。
しかし、温泉に関しては、鹿児島も黙っちゃいない。
黙っているのが、鹿児島だけれど。
温泉、探検しなきゃです。

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2012/10/2
たとえば、横浜市神奈川区に住んでいる人が、東京都大田区に
住んでいる人が、温泉(都市の深くを掘ってつくった無理矢理温泉
と違って、トラディショナルなやつ)に行くとしたら、箱根とか
熱海とか伊豆とかになるだろう。あるいは、北へと向かって、宮城県
とか、秋田県とか、岩手県とかへと向かうことになるだろう。
それは、ひとつのイベントであって、非日常の世界なのだ。
そして、コストがかかるイベントなのだ。
ここ鹿児島では、温泉はそこらじゅうにある。
そう、近くの銭湯までが温泉なのだ。
それは、まるで町営の銭湯が温泉である、大分県の別府のようでもある。
paradise valley の店長が言っていた。
きっと、鹿児島の人は、温泉は当たり前と思っているんですよ。
今住んでいるマンションから徒歩3分のところに、明礬温泉という、
銭湯風情の温泉がある。ずっと、気になっていたが、鹿児島へと
越してきて、行ったことがなかった。
昨日、その明礬温泉に入った。別府の竹瓦温泉と同じ感じだ。それ以上に、
観光風のにおいがしない、地元に根付いた温泉という感じだ。
浴槽は、3つの段々になっていた。かけ流しの温泉で、少し熱めだった。
鹿児島温泉。
鹿児島中央の駅から、一番近い温泉場だと思う。
入浴料390円(本日から、360円から390円になった)。
digしてみる価値ありです。
dug してできたのが温泉ですが。
鹿児島、温泉好きには理想の場所です。
おでんと温泉の季節ですか。

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2011/8/10
8月6日、8時15分。僕は、テレビの前で黙祷をしていた。本当はその現場に
いるつもりだったのだけれど、前日遅くまで飲み歩いていたせいで、起床が
遅くなってしまったからだ。広島には一度だけ行ったことがある。原爆ドーム
が世界遺産になって以降のことだ。平和記念資料館へと行き、広島焼きを食べ、
川のほとりにあるオープンカフェで、ビールを飲みながら、夏の牡蠣を食べた。
時間があったので、広島市民球状でヤクルト戦(タイガース戦だったか)を観た。
球場は、赤いTシャツで埋まっていた。マツダスタジアムになったのは、翌年
のことだっただろうか。
2011年8月9日、午前11時02分。僕は、爆心地の前で黙祷をしていた。
1945年8月9日、午前11時02分、長崎市松山町の上空約500メートルで
原爆が炸裂した。ファットマンという愛称のプルトニュウム爆弾だった。
町は雨に濡れていたが、薄い太陽の光が頭上を照らし出していた。
日本中から、非核を訴える団体が集まっていた。そこかの宗派の仏僧たち
がお経を唱えていた。
爆心地から近くの会場で、式典が行われていた。昨年は、そちらの式典
に参加した。今年は、アメリカが初めて、長崎に代表を出席させていた。
ズムワルト公使だ。昨年、ルース大使は、広島の式典には参加したが、
長崎の式典には参加していなかった。
2011年12時10分、原爆資料館を歩く。4度目くらいなので、どこにどういった
展示がされているか、わかっている。原爆の日、入場は無料だった。
今年は、福島県からも高校生が招待されていたり、3月11日の東日本大震災後の
原発と原爆が結びつけられることが多い。そういう意味では象徴的な年なの
かもしれない。
テレビで、被爆者の女性のインタビューが流れていた。
「わたしたちのせいです、止められなかった、わたしたちのせいです。
一人ひとりの責任です」
福島原発に関連した質問をされて、その被爆者の女性はそう言っていた。
(続く)

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2011/2/22
テレビで、鉄輪(かんなわ)が映っている。
貸間は、1週間くらいの湯治客用に食事は出されること無く
借りることができる。
大分県の別府だ。
別府には、2回くらい行ったことがある。2日くらいの宿泊
だったけれど、1週間くらいのんびりしたい。
鉄輪では、蒸し湯に入った。息が気でないで死ぬかと
思った。
別府は日本で一番のお湯の量で、次々からとお湯が出るので、
例えば、箱根とか伊豆とかのホテルなどと違って、外から
しゅぽっと、軽く入ることができる。
まあ、それぞれの町に公営の入浴場があるからだ。勿論、
源泉かけ流しだ。
温泉、いきたいぞ。
別府に行ったら、新政のお寿司屋さんへと行ってください。
新鮮です。
小倉からは、ソニックという特急が出ています。
サンダーバードに出てきそうなたたずまいです。
ソニックといえば、埼玉のソニックシティ、ソニックといえば、
NBAのソニック、ソニックといえば、スーパーソニック。

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