1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/8/8
NHKのBS放送で、2012年制作のオリバー・ストーンのドキュメンタリーが
流れていた。オリジナルのタイトルは知らないが、『オリバーストーンの語る
もうひとつのアメリカ史』、それが日本語のタイトルだ。
何回かのシリーズになっていて、過去のアメリカの政策を振り返っていく
というものだ。
昨日の放送は再放送だった。
リベラルなオリバー・ストーンの視点のなかなかおもしろいドキュメンタリーだ。
昨日は3回目で、原爆の日本への投下について扱ったものだ。
トルーマン大統領のインタビューなどを交えながら、原爆を落とさなかったら
日本は降伏はしなかった、原爆投下が戦争を止めたという視点を考察するという
ものだ。
8月6日、午前8時15分には、NHKでは、広島の平和記念の式典の放送が流れていた。
黙祷をテレビに向かってした。
その日だけは、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」が、8時からではなく、
8時35分からだった。
昨日、オリバー・ストーンは、長崎を訪れてた。
広島の平和記念の式典には、駐日大使のジョン・ルース氏が出席していた。
アメリカの駐日大使が、式典に出始めたのは、ジョン・ルース氏になってから
のことだ。ここ数年のことだ。
ジョン・ルース氏は、J・Fケネディの娘のキャロライン・ケネディに駐日大使
のバトンを渡す(トム・ジョーンズの「スイート・キャロライン」は、父親を
暗殺された、キャロライン・ケネディを励ますための曲だということを聞いた
ことがある)。
TVで、高校野球の開会式が流れている。
兵庫県の西宮市の甲子園球場が映っている。プラカードや旗を持つ女子高生は、
市西の生徒らしい。僕が市西にいるときもそうだった。
伝統的に変わらないことなのだろう。
全国から集まったユニフォームの高校生たちの姿を見ていると、片道だけの
燃料を入れて、ここ鹿児島の南にある知覧から飛び立った若い、若い兵士
たちを思い浮かべる。
戦争がいいわけがない。良い戦争などないはずだ。
過去の歴史をしっかりと見つめ、テレビで甲子園の野球を見ることができる
小さな幸せを、昼に何を食べようかなと迷える幸せを、夏にどこにいこうか
と悩む幸せを、ただ暑いなと空を見上げる幸せを、そんな日常の大切さを
心に刻みたい。

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2012/12/29
松井選手が、ニューヨークで(NYってのがいいですね)現役を引退する
ことを発表した。38歳だ。20年のキャリア、日米通算507本塁打。
インタビューでは、長島名誉監督との素振りの練習が印象に残っていると
言っていた。きっと、ソフトバンクス・ホークスの小久保選手が、王終身名誉監督に
感じている気持ちと同じ種類の気持ちだったのだろう。
松井選手は、ドラフト時には、大の阪神タイガースファンで、当時の中村監督に
くじをあててもらいたいと願っていたらしい。
タイガースに入団していたら、ヤンキース行きはなかっただろうが、それはそれで、
熱血タイガースファンに愛される存在になっていただろう。
ヤンキースは松井選手にとっての、ANOTHER BIGGER STRIPES だったのかもしれない。
Paradice Valley の岩下さんは、大の松井 秀樹喜ファンなので、きっと悲しんで
いることと思う。
39歳のイチロー選手は、あと2年だが、イチロー選手が引退するときには、もっと、
自分が年齢を重ねたことを実感するのかもしれない。

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2012/12/20
19日、韓国で大統領選挙があった。その結果、韓国で初の女性大統領が
誕生した。朴氏は、お父さんも大統領だった。歴代の韓国の大統領の親族は
結構、なんらかの犯罪で検挙されたりしている。利権構造が、まだまだ強い
のだろう。大統領の親族は、いろいろと特権を受けるのだろう。
それでも、投票率は、75.8%と。日本と比較しても圧倒的に高い。
どんな形にせよ、政治にかかわろうという意識がたかいのかもしれない。
その前の日本の衆議院選挙の投票率を考えると、うらやましい限りだ。
アメリカの大統領選挙でオバマ氏が再選され、そのスピーチを聞いた。
スピーチライターがいるにせよ、政治が、なんとなくであっても希望を
与えてくれる気分になった。
それに引き替え、大多数の議席をとった自民党は、なんとなく、また派閥を
つくって、党内での影響を高めようとしている動きが見える。
一度、政権の座をおりたという経験のため、次はもう失わないぞという
ような意志で、政策を考えるのではなく、パワー・オブ・バランスのための
派閥をつくったり、自分たちに有利な組織をつくったりしないで、国民の
方向を見てほしい。
しかし、自民党を選んだのは、僕たちでしかない。たとえ、自民党に入れて
いないにしても。政治は、国民の意識に合わせて、崇高にもなるし、低俗にも
なるのだ。
少しでも、政治への意識、持ち続けたいものです。

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2011/10/12
父親が亡くなったのは、2002年の10月13日のことだった。午前2時5分。
大腸がんで、手術をしてから5ヶ月くらいのことだった。その頃、僕は横浜
に住んでいて、会社に連絡があり、すぐに兵庫県の加古川の病院へと向かった。
病院へと着いたのは、昼下がりのことだった。
もう、父は、痛み止めのモルヒネ漬けで、意識があるのかないのか、わからなかった。
その前に行ったときには、話をした記憶があるが、最期に何を話したのかは覚えていない。
季節は、運動会の時期で、開いた病院の窓からも、近くの小学校の運動会の様子が
「風にのって」流れてきていた。子どもたちの声は聞こえなかったが、いくつもの
病気を知らないエネルギーを感じることは出来た。
家族で、鼻や口を、管でつながれた父をじっと見ていた。
その昔、詩吟をやっていた父が自分で録音したものを、母親が耳元でかけていた。
そこにいた母親も妹も僕も、なんらかの「奇跡」で、ぱっと目を開けて、3人を
じっと見て、何かを口にしないかと願っていた。
時計の時間の流れは関係なく、ただ、フラットな時間がそこに浮かんでいるだけ
だった。
死は、誰にもでやってくる。
しかし、死を目にすることは少ない。戦争が回りにない者の言う台詞なのかもしれない
けれど。
小さな頃、なんとなく目にした、祖父や祖母の死。おじさんの死。高校の時の、高校生の友だちの死。大学生の頃の中学生の友だちの死。しかし、本当に身近な人の死をその場で経験したのは、父の死が初めてのことだった。
死は頭では、イメージはできる。
しかし、そのときまで実感することはできない。
父が死んだその日を前にして、よく言われることだけれど、ずっと、ずっと、大昔
からの血の流れを思うとき、こんな自分で申し訳ないと思う。
あなたが生きている確率は、もの凄い確率なのですよと言われる。
そのときは、そう思っても、また、自分のことを情けなく思ってしまう。
父親の命日を前にして、ごめんなさいと思いながら、頑張らなきゃと思う。
そんな、こんな、秋のこの頃だ。

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2011/1/9
new year's resolution
新年の抱負のことだ。今年の基本路線、今年の目標、今年の方針。
今年の決め事。
まずは、全てのことにおいて「基本」を見直すこと。
どんな本を読んでも感じることだけれど、物事は基本に始まり、
最終的には基本へと戻ってくる。
世に言われるすばらしい功績を残している人たちは、その基本に
忠実に、そして、ここが大事なことなのだけれど、その基本を「継続」
していることだ。継続こそキーワードだ。
1月も一週間が過ぎて、1年の目標をたてた皆さんは、その目標に向かって
継続していますか?
さらに具体的には、英語を基礎からやり直すこと。一昔のように、
毎日、学習するための時間をちゃんと、15分でも30分でも取ること。
そして、体重を5kgは減らすこと。
走っていた、邪魔になるのは体重だ。
これは、なかなか難しい。週3回くらいはジムへと行き、300kcal弱
くらいは消費する有酸素運動をして、40kg〜50kgの胸と背中の筋肉
を鍛えるウェイトトレーニング、脚でくっと押すやつは、150kgの
ウェイトを使う。そして、腹筋。
これくらの運動を週3回行っている上で、5kgを減少させようという
のだから。
これは、もう消費と供給のバランスで(需要と供給を英語で言うと、
supply and demand で逆になります)、食べる量を減らすしかない。
といっても、ジャンクフードを結構食べてしまう僕には、ちょっと
辛いことですが、軽やかに走るための試練です。
そう、今年はハーフマラソン(20km)を走るつもりだからです。
『深夜に食べても太らない50の法則』 伊達友美(日本文芸社)
を読みました。コンビニでたまたま見つけた本です。
まあ、ちょっとしたノウハウ本だと思っていたら、これなかなか
ためになるわけです。
やせるためには、食べるカロリーを圧倒的に減らすということでは
なく、バランスよく食べて、その食べるもの、食べ方に注意
するということです。さらに大事なのは、いかに食べたものを消化
して、排泄するか、これがポイントです。
消化を助ける酵素をしっかりととること。消化酵素などは、漬物や
乳酸菌やねばねばもの(納豆、おくらなど)に多く含まれます。
そして、体内を温める(体内温度を上げて、代謝をよくするという
ことですね)食べもの、味噌汁、スープなどの汁物、さらには、ニンニク、
生姜などの匂いを強いもの、根野菜(取れる状態で地中に埋まっている野菜
は体を温める野菜だそうです、じゃがいももそうですね、人参、牛蒡、蓮根、
大根などです)や、寒いところで取れる食べもの(サケや林檎)なども
体内温度を上げるそうです。暖かい地で取れる果物は、体温を下げる
そうです(パパイヤ、マンゴー、パイナップル)。体温を下げる果物を
食べたら、体を温めるものを意識すればいいということです。
その他、様々、食に関する知識、たくさんです。
お酒自体は、よくいわれるように、カロリーがものすごく高いわけではなく、
ほどほどに飲まないことが問題とあります。
アルコールを摂取することで、その分解に時間がかかり、食べたものを
しっかりと消化する時間がなくなるため、体脂肪になったりするということです。
New year has just began. You have a plenty of time ahead of you.
Good luck on your mission.

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