1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2016/1/14
昨年の8月以来、半年近くが経ってしまっている。
ずっと、facebook に投稿することになって、こちらのブログを
アップしなくなった。
熊本に着て半年。
熊本での仕事も結構、忙しく、なかなか熊本を味わえていない。
個人的には、まだまだ鹿児島に身を置いているという残像的な
感覚は抜けない。
熊本も食べ物が豊富だが、まだまだ味わい尽くせていない。
これからゆっくり探して行こうと思う。

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2014/6/15
教育にはお金がかかる。
生活するには、最低限のお金が必要だ。
就学援助が縮小されるらしい。生活保護の削減によるものだ。
確かに、不正受給の問題があったり、生活保護の原資は税金から出ているので
それを出しているのは、税金を払っている周りの人なので、本当に必要な人に
渡るべきなのだけれど。
日本が公教育にかけるお金は、OECD、経済開発機構の国々の中でも下部だ。
32国中、31位だ。
日本で学校にかかる私費用負担割合は3割と、当然、他の国々と比較しても
高い。
日本の学力を支えているのは、公教育以外の塾などの機関なのだ。
私塾に行くにもお金が必要になる。
アベノミクスは、公共工事などに多額の金額を投資して、近視眼的な需要と
供給を生み出しているが、長期的にみれば、人に投資をしてした方が、長期的に
みれば、GDPを押し上げることになるという経済学者もいる。
18歳の若者に職業訓練を受けさせるなど、500万円ほどの投資をしても、正社員と
して定年まで働けば、5千万円程度(非正規で2500万円)の税、社会保険が国に還元
される。一方、放置して生活保護に陥った場合は、約5千万円の費用がかかる。
そして、そこ人から直接、社会に還元される税金や社会保険料はほとんどない
(消費税を除く)。まあ、そんなに数字ですべてがわかるわけではないけれど。
国の借金は、2013年度末時点で、1024兆円9568億円だ(財務省発表)。2012年
から33兆円3557億円増え、過去最高だ。4月1日時点の日本の人口1億2714万人で
割ると、国民ひとりあたり、806万円の借金になる。
えっ?そんなの政府の借金でしょと思うかもしれないが、政府は、国民から
集めた税金をどう使うかということを、「検討して実践する集団」で、借金は
国の借金≒国民の借金なのだ。だから、選挙でその集団を国民は選ぶのだ。
税金の使い方をあなたたちに任せますよ、それが選挙だ。
Teach for America は、ニューヨークに本部を置くNPOだ。
アメリカ国内の一流大学の卒業者を、教育免許の有無に関わらず、
大学卒業から2年間、国内各地の教育困難地域にある学校に常勤講師として
赴任させるという組織だ。
1989年にプリンストン大学生のウェンディ・コップが卒論で発表した。
それを現実化させたのだ。
2010年には、Teach for America は、全米文系学生の就職ランキングで、
Google や Apple を抑えて1位になった。
日本にも、Teach for Japan という組織がある。
アメリカのそれの系列の組織なのだろう。
http://teachforjapan.org/
教育こそが、長い目で見ると、人を自由にさせるものなのだ。

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2014/4/2
桜の花の開花に、心を躍らせる。
桜の花に対しての気分は、日本人のDNAの中に入っているのだろう。
7階の職場の窓から、甲突川の桜を目にすることが出来る。
右側には、アミュプラザがあって、観覧車が見える。
甲突川には、昼間からたくさんの人が、花見をしている。
大久保利通氏の像がある方向には、木市が行われている。
桜の花は、もう散り始めていて、緑の葉の色が、ピンクの色の
中に浮かび始めている。
ここ数日、昼はお弁当を買い、甲突川のベンチに腰掛け、花を見ながら
昼食をとっている。
天気も良く、のんびりとした空気の中に身を置いていると、非日常的な
のんびりとした日常だった。
少しずつ、もう散り始めている。
哀しい。
今を愛でよ、そんな感じでしょうか。

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2014/3/21
BBCのWorld Service を流しながら聞いている。
annxation 併合、debris 残骸、などの単語か聞こえる。平衡は、クリミアの
ロシアによる併合のことで、残骸は、ハイジャックされた可能性がある旅客機の
ことについてのニュースだ。annexは、併合すると別館という意味がある。
今は、サッカーのリーガ・エスパニョールのことを流している。
リーガ・エスパニョールには、バルセロナとレアル・マドリッドだけではないよ
ということで、アティクレコ(あれっ?)マドリッドのチームのことについて、
サポーターの取材なんかもしれいる。
まあ、バレンシアも強いよね。今は、弱いのか?
ここ数日の新聞に、安倍首相が、配偶者控除の見直しを指示したという記事が
出ていた。消費税を上げて、法人税を下げていきたい政府としては、なんとか
法人からはなく、国民から税金を取りたいのだ(まあ、大手に限定されてだけれど、
ベースアップが例年より高くなっているのはいい傾向だと思うけれど)。
配偶者控除については、いつも話題に上るが、今回は、いつもより本気な感じがする。
自民党は公約で、配偶者控除は維持すると言っていたので、それを反故にすることで
票がとれなくなってしまうことを心配する自民党の議員もいる。
大丈夫(これが、一番、問題で悲しいことなのだけれど)、では、こちらのリベラルな
組織に投票するよという「党」がないからだ。
自民党は、鳩派(左寄り中心、イメージ図)とタカ派(中間より右寄り、イメージ図)
の寄せ集めなので、リベラルな人が独立して、民主党の中のリベラル層と合体して
党をつくればわかりやすい、2大政党になるのにと思う。
まあ、現代において、党がかわることで、政策が大きく変わるわけではないけれど、
地道に少しずつ、与党の政策は、10年後、20年後の日本の姿を変えることに
なるので、やはり、誰に、どの党に、政治をゆだねるか(税金を使い方)が
大事なのだ。 今の政治の問題は、自民党へのカウンター勢力がないことだろう。
安倍さんの代わりがいないので(昔の派閥の政治のように、料亭ですべてが、国民
が知らないまま、大事なことが決まるということは少なくなっているのだろうけれど)
政策が、早く決まっていくということは、いい点ではあるのかもしれないが、安倍さん
が、だんだん、独裁者になっていくことがこわい。物腰がソフトなだけに、そう見えにくい
のだ。麻生さんとかだったら、なんか、胡散臭いことしているなとすぐに思われたり
するのだけれど(すみません、イメージ図)。
配偶者控除というのは、奥さんが(まれにご主人のこともあるかもしれないが)、
専業主婦や「年収が103万円の枠内で働く」人であれば、ご主人の収入のうちの
38万円に対しての税金を無税にしますというもので「103万円の壁」と言われる。
その場合、所得税はかからない。103万円を超えると所得税はかかるようになるが、
年収141万円未満であれば、同様にご主人(奥さんのときも稀にあるが)の
所得税が一定金額、無税になる。これは、「141万円の壁」と言われている。
それとは別に、年収が130万円以上になると、ご主人(奥さんのときもあるけれど)
の扶養から外れ、健康保険料や公的年金を支払う必要がある。これは「130万円の
壁」と言われる。
103万円以内、専業主婦(主夫)の人たちにも年金が支払われるようになっている
ので、不公平感があるのも事実だ。
自分の仕事量を調整している人も多い(主に、パートタイムでことだけれど)。
単身の所帯が増加していくということもあり、年金のシステムは破たんしている
ということもあり、税収が必要ということもあり、日本は山ほどの税金を抱えている
ということもあり、配偶者控除を廃止するのは仕方のないことだと思う。
政府は、人口減による労働力の数の低下(国力の低下)を少しでも抑えるため
出来るだけたくさんの「専業主婦」「年収103万円のパートタイマー」に
働いてほしいのだ。その一方で、子育てをしなければいけない人たちにとって
は、仕事と両立は、ますます難しいことにもなっているのだ。
馬鹿な(悪い)ベビーシッターもいたりするし。
これは、みんなの議題です。

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2014/3/15
原子力規制委員会が、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働の
審査を優先することになった。原子力発電の再稼働を申請している、8電力会社
10原発17基のうち最初に再稼働する可能性が出てきた。
再稼働は、最短でも夏くらいからになる。
川内は、原発で成立している部分もあったらしい。補助金が出たり、原発関係の
技術者などの関係者が、川内市の宿泊施設などの大きな収入源になっていたという
面もある。川内市でも、pro (賛成)と con (反対)は、分かれるところだろう。
新聞のインタヴューでも、小さな子どもを育てているお母さんたちは、何かがあった
ときの子どもへの影響に対しての心配を訴えてたり、宿泊施設の人は、これでまた
客足が戻るかもしれないと言っていた。
川内原発が再開への道を進めていけば、日本中で、なし崩し的に、原発は再稼働していく
だろう。夏の電力が足りません(実際に、この2年間はなんとか大丈夫だった)とか、
火力発電のための燃料費によって国の貿易赤字が莫大なものに膨らみます(シェールガス
により、2年後くらいからは、そのコストも下がっていくことも考えられるのに)、など
の「ステートメント」によって、再稼働どころか、新しい原子力発電もさらにつくられる
(山口県などのは、その計画があるのだろう、新聞で、「安倍さん(山口が地元だ)、もう
原発は山口にはいりません」などの横幕を掲げながら、原発建設の反対をしている
人たちの記事をみた)ようになるのだろう。
完全に右傾なNHKの経営役員の中の、トップの会長さんが、例の発言で、参議院予算委員会
に参考人として主席したときに、NHK-FMに出演している、ピーター・バラカン氏や、
中北 徹教授に、都知事選が終わるまで、原発問題のことには言及しないで欲しいと
要請したことを証言したらしい(そのせいで、中北教授は怒って、番組を降板したらしい)。
色々なとこで、メディアによる情報操作も行われているのだ。
太陽光発電に偏ったエネルギーを風力発電にシフトしていこうという動き(太陽光発電の
買い取り価格を下げ、風力発電の買い取り価格を上げていく方向性)もある。
その買い取り価格により、電力金額はあがり、最終的には利用者が負担することになる。
原発にすれば、料金をさげられますよということなのだろう。
世界的な規模でみると、太陽光発電の導入は、中国が1位で、日本は2位、3位がアメリカだ。
一時期、ヨーロッパの国々(特にドイツ)の太陽光発電の導入率は高かったが、今は
下がってきている。再買取価格が高くなり、消費者にその料金を転嫁できなくなって
きたからだ。
それらの金額を支払う意思(それは、金額だけの問題ではなく、将来のこと、
次の世代のことを考えて)を僕たちが持てるか、どうかということなのだろう。
再稼働を一時的なこととして、本当に他の電力への転換を進めることができるのだろうか。
原発が全くなくなることで、原子力爆弾を製造することができる可能性を全くゼロに
することが国益にならないという考えもあるのだろうか(もう、地球は、あと地球が
1億個あっても足りないくらいの原爆を有しているというのに)。
核の抑止力?
喉元過ぎれば、熱さ忘る
明日には、原発反対のイベントが鹿児島市である。
反対も少なく、現知事も協力的で、再稼働が最も可能なのが、日本の中で、川内なの
だろう。
薩摩の人たちは、再稼働、それでいいと思っているのだろうか。
「熱さ」は、しっかりと覚えておかなければいけないのだ。

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