1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2014/8/30
2012年の焼酎類の全国での売り上げの1位は、霧島酒造だ。
赤霧、黒霧でおなじみの焼酎で、福岡の北九州の小倉にいるときには、
カクウチ(北九州の言葉で、立ち飲み屋さん、立ち飲みという言葉も
使われていますが)で、焼酎は、黒霧だった。小倉でよく行っていた
ちょっとお洒落な「カクウチ」は、ありありで だった。
お客さんの平均年齢も30歳くらいで、男女の比も60%、40%という
感じだった。時々、北九州大学(公立)の留学生がやって来て、
ワイワイ、がやがやな、いい感じの場所だった(今は、すっかり、お店の
雰囲気や客層も変わってしまったので行かないけれど)。
そこで、普通に出される焼酎は、黒霧島だった。
鹿児島へとやって来て(現在、3年目)、黒霧島が、あまりないのに驚いた。
当たり前だ、鹿児島産の焼酎(芋ばかりですね、さつま芋の「さつま」です
からね)が山ほどあるのに、黒霧を置く意味がないからだ。まあ、それでも
「県外」からやって来た観光者(鹿児島県の人口170万人くらいに対して、
鹿児島県には、年間800万人の観光客が訪れると言われる)に対して出すと
いう意味で揃えていはいるが、地元の鹿児島人に、ハ古腓「いい箸いス佑

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2014/8/28
中学の頃、よくビートルズを聞いた。
中学の頃なので、当然、メロディーで曲を選ぶ。まあ、普通だ。
凡庸な中学生だったのだから仕方ない。相変わらず、凡庸のままだけれど。
仕事の帰り、シムへと寄り、4,5qを走った。
ウォークマンで、ビートルズの「赤」のベストの2枚目を聞きながら。
1曲目が、Help
映画のテーマでもあった曲だ。
中学の時に、わけのわからないまま何度も聞いたメロディと、詞が、しっかりと
リズムに乗って記憶に焼き付いている。
今は、その歌詞がしっかりと入ってくるのだ。まあ、行間まではわからないけれど。
Help
は、若い頃は誰の助けも必要なかったのに、誰か助けてと繰り返される。
なんだ、Helpは、ブルースだったのだ。
久しぶりに走ったので、疲れた。
助けてよという感じだった。
ジムを出て、すんませんという、鹿児島中央近くの、少しお洒落な立ち飲みやさんで、
南方(みなんかた)をロックでくいっと2杯飲んだ。
ブルースだ。

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2014/8/27
月曜日と火曜日と大阪への出張だった。
とっても長い道のりのように思えるが、いつも大阪には、
新幹線で行く。鹿児島中央から新大阪まで、みずほで、3時間44分だ。
ずっと本を読んでいたり、スマホでBBCのニュースを聴いていたりすると
あっという間に過ぎてしまう。
基本的にそれだけの長時間乗っている人は少ない。
鹿児島中央からの時は、博多で乗客が入れ替わるし、新大阪の時も
同じように、博多でほとんどの人が降りてしまう。
それはそうだ。
以前、飛行機で帰る同僚と競争をしたことをあったが、全体の時間
をトータルすると、飛行機の方が少しばかり早いだけだった。
まあ、状況で飛行機の方が早いことが多いと思うけれど。
新大阪から博多はまでは、山陽新幹線だ。
博多から鹿児島中央までは、九州新幹線になる。
博多で乗組員が変わる。
途中、マツダスタジアムが見えた。
今日は、カープとスワローズのゲームが行われているようだった。
BULLET TRAIN
弾丸列車。
今は、SHINKANSEN で知っている、日本フリークの外国人の人が
多いと思います。
いつも、安全にありがとうございます。JRさん。

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2014/8/21
仕事で曽於市へと行った。曽於市というのは、鹿児島県のひとつの市で、
宮崎県の都城市と接している。都城といえば、ジャイアンツファンは、
読売ジャイアンツのキャンプ地で有名だ。街自体は、それほど「ゴー
ジャス」ではない。
宮崎まではすぐ近くだ。歴史的には、島津藩は都城くらいまで、その
勢力を伸ばしていた(確か)。だから、なんとなくその辺りは、まだ鹿児島の
文化が香る地域なのだ。宮崎まで行くと、東に太平洋が広がっているので、
意識は全く変わるはずだ。ずっと向こうまで見ると、東京まで見えるような
気がする、それが太平洋だ。視力がいい人は、ハワイどころか、カリフォルニア
まで見通してしまう。それが、日本にとっての太平洋なのだと思う。
東シナ海や日本海と違って、向こう側に「自由」が転がっているような気
がする(本当に転がっているかどうかは、また別問題として)。
帰りは、都城から、特急霧島に乗って、鹿児島中央へと向かった。
その途中で、スマートフォーンのアップルストアで、TEDのアプリケーションを
ダウンロードした(オリジナルは無料なのだ。訳がついたりすると、そこに
企業がかかわってるので、お金がかかる)。
自由席の入り口近くで、充電をしながら、イヤホーンで、3分くらいのプレゼンテー
ションを聞いた。
TED というのは、technology ,entertainment ,design の略で、2006年から
アメリカのウェストコーストで始まった。「世界に広げる価値のアイディ」という
コンセプトのもと始まったプレゼンテーション大会だ。色々な分野の人たちが、
プレゼンをしている。そのスタイルが世界中に広がり、日本でも、ted公認のイベントが
行われたりしている。組織は、プレゼンターが支払う会費で成り立っている。
NHKのEテレが、一人をフィーチャーして番組を流していたりしている。
そのTEDが無料で見られるのだ、スマートフォーンは凄いと思う。
まだ、スマートフォーン歴、2週間くらいだけれど。
特急霧島のなかで、霧島神宮から鹿児島へと向かう間に見たのが、Jarrette Krosoczk
の Why lunch ladies are heros? というものを見た。5分くらいのものだろうか。
ランチレディーというのは、日本語にすれば「給食のおばさん」というところだろうか。
イラストレイターのプレゼンターが自分が、通っていた大学のランチカウンターで
働いている「ランチレディー」を訪ね、その女性を主人公にしたヒーロー(ヒロイン)
の漫画を描くというものだ。
その主人公のランチレディーは、自分の名前を聞いて、覚えていたのに驚き、さらに
それが、お父さんの名前で、何代にもわたってランチを提供しているということが
わかり、その女性を主人公にして漫画にしたら、結構、ヒットしたらしい。
その女性には、オリジナルの絵を渡した。その女性は高齢のために亡くなったが、棺の
横には、その作者が書いた絵が飾られていたらしい。ご主人は、いつもランチを
提供して、なかなか日の当たらない妻をこんなに有名にしてくれて、ありがとう、
妻は、絵をとっても喜んでいたと言っていたらしい。
それを機会に、そのプレゼンターは、色々な「ランチレディー」を取材したらしい。
みんな、自分が提供するランチが渡る「子どもたち」のことを気にしたりしていて、
「今日は顔色が悪そうだね」とか思っているらしい。
自分の仕事が誰かのためになっているということ。
自分の力で、ガザの状況を変えることは出来ないけれど、少なくとも隣にいる人を
笑わせて、少しばかり幸せにしたりすることはできる。
Ralph Waldo Emerson のSuccess は、そんな詩だ。
以下、一部抜粋
美をそのまま受け止めること
他人の中にいいところを見つけること
健康な子どもを産んだことや
ちょっとした庭をつくりあげることや
社会をほんの少し変えること
あなたがいることで
誰かがほんの少しでも生きる希望をもらったりすること
それが人生のおいての成功というものだ

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2014/8/21
農林水産物の輸入量が、今年1月〜6月で、前年より10%増えて2840億円に
なったと日経新聞に出ていた。和食のブームの影響で、日本酒や、意外にも
お米の輸出も増加しているのだ。牛肉も輸出規制が緩和され、増加している。
EUへと神戸牛が輸出されているニュースを見たが、さらに高値になっていたが、
神戸牛を食べるヨーロッパのレストランの人たちの表情は、幸せそのものだった。
昨年は、日本からの農林水産物の輸出量が過去最高の金額になった。
5500億円らしい。
その一方で、同カテゴリーの輸入量は、年間で9兆円になる。圧倒的に輸入の方が
多いのだ。あらゆるものを口にしたがる(おいしいものであれば)僕たち日本人だ、
その金額は仕方ないのかもしれない。
政府は2020年には、日本から世界への農林水産物の輸出を1兆円にしようとしている。
全国の農家が出荷した米や野菜などの農産物のうち、JAに卸した金額シェアが2012年に
50%を割り、37年ぶりに低下した。インターネットなどの普及による販売や、独自の流通網を
確立する農家が増えたということなのだろう。
JAは、ある一定の役割を果たしたかもしれないが、もう時代の流れに取り残されていく
組織なのだと思う。
輸出入が増えることで、地産地消というスローフード的な考え方には逆行して、
輸送のためのエネルギーの使用による、二酸化炭素の排出や、食品を新鮮に保つための
電気量なども問題ではあるが、輸出は、日本の農業や、水産業や、畜産業を
見直すいい機会になるのかもしれない。
食糧自給率の問題もあるし。
ドラスティックにここ数年で、農業は変わっていくのだと思う。
食べるときには、作っている人のことも思う。それ、大事だと思います。
全ての命をいただいているわけですから。

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