1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2014/6/30
土用の丑の日は、12支からきているもので、夏のそれは、夏バテを防ぎましょう
ということで、うなぎを食べる習慣がある。
毎年、土用の丑の日は変わるらしい。
今年は、7月29日だ。
昨年は、ウナギの稚魚の獲れる量が少なかったということで、ウナギの値段が
高騰した。今年は、稚魚の獲れ高が上がって、ウナギが少しは安くなるかと
思ったが(昨年は、廃業をするウナギ屋さんがあったり、値上げをせざるを得ない
お店がたくさん出たり)、国際自然保護連合が、ニホンウナギを、「レッドリスト」
に指定した。世界には19種類のうなぎがいるらしく、日本で食べられているうなぎの
多くは、ニホンウナギなのだ。絶滅危惧種は3段階に分かれていて、ニホンウナギの
「レッド度合い」は、2段階目だ。ニホンウナギは、ここ30年で、50%以上減ってしまった
らしい。明らかに、乱獲が原因だ。その乱獲は、ほいほい喜んで、ウナギをいただく
僕たちの食欲によって減少してしまったのだ。
ニホンウナギは、南の海で生まれ、海流に乗って日本や中国にたどり着き、
川や湖で大きくなると、また産卵のために海に帰るという複雑な一生を送る。
19070年もじゃ国内で134トンも獲れていたシラスウナギは、2013年は、5.2トン
しか獲れなかった。
うなぎの70%は日本で消費されるらしい。
ウナギは、クジラのようになってしまうのか。
まあ、クジラを小学校の給食で食べたという人は減少してきているので、
別にクジラを食べなくでもいいよという人が多くても、ウナギを食べなくて
いいやという人は少ないに違いない。
ウナギ、
どうすりゃ、いいの。
でも食べたい。

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2014/6/29
NHK BS-1では、ブラジルとチリの決勝トーナメント1回戦を流している。
15時からの放送だ。結果を知らないまま見たいところだが、インターネットを
開けば、どこかに結果を伝えるニュースが必ずころがっている。
ブラジルがPKで勝利するゲームだ。丁度、前半ブラジルが1点入れたところだ。
チリは、この後点数を入れるのだろう。
チリの選手で180cm以上の身長の選手はいないらしい。中盤でプレスをかけて
速攻で点数を入れるというチームだろうか。日本サッカーの参考にはなるかも
しれない。チリは、アルゼンチンの左側に細長くあって、パタゴニア山脈や
アンデス山脈がある。首都はサンチアゴだ。『サンチャゴに雨が降る』という
映画があったが、チリの軍事クーデターを描いた映画だった。
今、サンチェスが同点のシュートを決めたところだ。まだ、前半だ。
アレキセス・サンチェス、バルセロナの選手らしい。
日本時間の午前8時、NHKBS-1が流していたのは、ヤンキース対レッド。ソックスと
の試合で、ヤンキースの先発は、田中将大だった。ヤンキーススタジアムに
流れるのは、ももいろクローバーZのマイ・グッドフェローだった。
田中投手がマウンドで、投球練習をしているところで球場中に流れる、「ももクロ」
は、なんか違和感があった。ニューヨーカーはそれにはもう慣れているの
だろう。
ヤンキースとレッドソックスは順位は低迷しているが、それでもその組み合わせは、
日本のセントラルリーグのジャイアンツ対タイガース戦のようなもので、伝統の
一戦という感じなのだろう。
田中投手は、9回まで投げて、2本のホームランを打たれた。しかし、アメリカで
投手は、6回まで3点以内で押さえれば、「クオリティ・スタート」と言われ、
合格点をもらえるようだ。それを田中投手はずっと継続している。
しかし、9回の表にナポリに打たれたホームランは痛かった。
そのおかげで、2−1とレッドソックスがリードし、上原投手が出てきて、
イチロー選手までも代打で出ていた(今日はカープにもいたことがあるソリアーノ
がライトを守っていた)。
上原投手は、17セーブ目をあげ、オルティーズに例のごとく、抱きかかえられて
いた。
午前9時30分過ぎ、チャンネルを民放に替え、『ワンピース』を20分ばかり
見た。単行本の『ワンピース』を読み始める前の、ワンピースとの初接点は、
テレビ漫画だった。丁度、冥王レイリーが初登場したところだった。
今は、ほぼ単行本と同じ進度で放送されている。
ドレス。ローザの拳闘大会で、Dグループのレベッカが出るところで、
レベッカと片足のおもちゃの兵隊さんの秘密が明かされるところだった。
アメリカはドイツに負けはしたが、決勝トーナメントに残った。
アメリカのサッカーチームは、結構強い。最近は、そうでもないかもしれないが、
強いチームを持っているのに、アメリカではサッカーは、圧倒的な人気というわけでは
ない。女子サッカーの人気も高いのだが。
football は、soccer で、アメリカ人にとってのfootballは、American football
なのだ。
ブラジル、ドイツ、オランダ、アルゼンチンから優勝チームが出るのだろうか。
いや、わからない。
スペインもイングランドもポルトガルもイタリアも、そこにはいないのだから。
それらのチームを破ったチームの集まりばかりなのだから。

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2014/6/28
今さらながら、サッカー関係のT shirtを着ている。ブルーの地に、
ラモス氏の漫画があって、その上に、Carioca とある。ポルトガル語で、
リオデジャネイロのという意味らしい。ラモス氏はブラジルのリオデジャネイロ出身
なのだろうか、それとも経営している、レストランが、リオデジャネイロ風ということ
だろうか。
週末のNHKのBS放送で、サッカーの試合を見ている。朝は、ブラジルの試合が
あったし、さっきまでは、ギリシャとコートジボワールの試合があった。
今は、イタリアとウルグアイの試合が流れている。全て、録画だが、ちゃんと
意識がはっきりしている時間帯に試合を見ることが出来るのはうれしい。
ギリシャとコートジボワールとの試合の開設は、元日本代表監督の岡田さんだった。
同時に行われていた日本とコロンビアの試合の途中経過なども、ライブで放送され
臨場感がある録画の放送だった。
もし、とか、たら、とかいうのは、どうしようもない想像でしかないのだけれど、
ギリシャがものすごく強いかというと、そうでもなくて、それでも、泥臭く
一生懸命守って、カウンターで点数を入れますというスタイルは確立していて、
後半の2分のadditional time の時に、PKを決めて、2−1でギリシャが勝ち、
1次リーグCグループの決勝進出を決めた。
日本の決勝進出も、ものすごく遠かったというわけではなかった。
ここ一番という大会での、運や粘りや技術や精神状態が問題だったのだろう。
イングランドもスペインもイタリアさえも、さらにポルトガルも1次リーグで
いなくなってしまう、そんな大会だ。日本が敗退してしまうのも仕方ないし、
決勝リーグに進出するということもあったはずだ。
アルベルト・ザッケローニ監督の成績は30勝13敗12分けという結果だった。
コンフェデレーションズカップやワールドカップでは、勝ちはない。
全体的な成果としては悪くないと思う。
日本は、日ごろから、南米やヨーロッパの強いチームと真剣勝負をする
機会が圧倒的に少ない。地勢的な理由が大きい。アジアの国々のチームとの
試合では、韓国やオーストラリア以外では、相手が、基本的にゴール前に引いた
形での試合ばかりをしているので、自分たちのスタイルを強豪の相手との
試合でいかに生かしていくかという実験の場が少ないのだ。
ギリシャは、常にヨーロッパの国々との中からワールドカップ出場の
切符を勝ち取ったりしていくので、修羅場の中から勝利をつかんでいくという
経験に富んでいるのだと思う。
2010年の夏に就任したザッケローニ監督は、ACミランをリーグ優勝させるなど
の実績を持つ監督だが、日本サッカー協会は、初めのリストの上位ではなかった、
イタリアでは、もう終わった監督なんて言われていたりしていたみたいだが、
日本の文化に馴染み、選手たちともコミュニケーションをしっかりと交わし、
日本のサッカーを前に進めたことは間違いない。
あの一貫性を持って、選手とのコミュニケーションもしっかり取って、
落ち着いた控えめな感じもいい。ごはんにわさびをつけて食べることが
隙らしい。
ザッケローニ監督。お疲れ様でした。
そして、ありがとう。

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2014/6/26
OECD、経済開発機構が、世界の中学校(まあ、国によって学年の切り方は
異なるけれど)の先生たちの労働時間を調査したら、日本が最も長時間労働
だった。日本の学校の先生たちは、細かい事務作業に、他の国より時間を取られ
たり、何より部活の顧問などで、休日も仕事になったりすることが多い。
中学校だけではなく、これは小学校でも、高校でも同じようなものだろう。
さらに、保護者も最近は、先鋭化し、知的になり、頭の痛い要素になっている
ことだろう。前向きなチェックとクレームは、教育の内容を向上させるいい
要素であるが、ただの「難癖」をつける場合、その対応だけで時間がかかり、
消耗してしまう。
長期的な休みがあるとはいえ、その休みがすべて休みではない。
先ほどの部活の活動があったり、出校日があったり。
これまたOECDの調査によると、日本が公教育にかけるお金は、OECD内で
最低位だ。
それでいて、PISA などのテストで、比較的上位を占めているのは、公教育
以外の塾などに通う率が高いからだ。勿論、世界的にみても、通塾率は高い。
因みに、塾は、CRAM SCHOOL と訳される。詰め込み学校なのだ。
所得の差により、その塾に通えない層も増えている。
少子化で国をやりくりしていくには、子たちに対しての教育にどれだけ
お金を使うかということにかかっているのです。
教育、考えないとです。

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2014/6/24
明日の5時には、たくさんの日本人が早起きをして、テレビの画面に
注目することになるのだろう。日本の至る所で、パブリックビューイングを
をしたり、朝のバーで画面を見たりする人もたくさんいるのかもしれない。
コートジボワール戦は、日曜日だったので、たくさんの人がテレビにくぎ付け
だった。
ギリシャ戦は、7時からだったので、通勤中の人も多かったと思う。僕は、テレビで
ぎりぎりまで見ることができた。
ドイツのフォワードのクローゼは、36歳だ。
ドイツというトップのチームで、フォワードとして現役なのが凄い。
グループGの1次リーグのドイツVSガーナの試合で、途中出場をして
ゴールを決めた。ゴールを決めて、あれだけの大きな体をかかえながら、宙返り
を行っていた。着地には少し失敗したが、2002年の日韓共同開催のワールドカップの
1次リーグのサウジアラビア戦で、初ゴールを決めた頃と同じだった。
その時、クローゼは、23歳だった。
もう、あれからそんなに時間が経ってしまったのかとびっくりする
クローゼは、ガーナ戦で、ワールドカップでの得点、15点目をあげた。
これは、ブラジルのロナウドと並ぶ点数だ。
まだまだ、これからクローゼが、ゴールを決める可能性がある。
たくさんの驚きとたくさんの楽しみ。
出来ることなら、決勝リーグまで日本を見ていたい。
奇跡が起こるには、強いコロンビアに勝つしかない。
祈りましょう。
そして、早めに寝ましょう。。

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