1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2014/5/31
数日前に、世界最高齢のらくだが亡くなった。
そのラクダは、神奈川県横浜市中区の野毛という地域にある、野毛動物園に
いた。野毛というのは、桜木町のランドマークタワーやベイエリアの大型ショッピング
モールがあったりする海に開かれている側とは、反対側にある地域だ。
そこは、相鉄線の沿線の黄金町に続いていて、関内へとも通じている地域だ。
たくさんの場末の飲み屋さんが集中している所だ。勿論、その中には、素敵なバー
や、おいしい酒の肴を提供する小粋なお店や、ジャズを流すバーや、ジャズのライブ
も行うバーもある。老舗のイワシ専門のお店もあったりする(村田屋さんです、よく
行きました)。その間を縫うように、風俗店もあったり、めちゃくちゃおいしい中華
料理店(清香園ですね、まだあるのだろうか)があったりする。
最近では、スペインバル風のお店もあるようだ。
野毛は、僕の大好きな場所のひとつだった。正確に言うと、今はなくなった老舗の
ジャズ喫茶ちぐさへと行き、これまた、お酒も出すジャズ喫茶のダウンビートへと
行き、バーキネマへと行き、小料理屋さんの史さんへと行き、ジャズのライブハウス
のドルフィーへと行き、たまに、バージラソールへ行き、その他、何店舗かたまに
顔を出すお店があった。
横浜というと、ランドマークから、関内を抜けて、山下公園へと行き、中華街へと
入るあたりが、典型的な横浜のイメージなのだろうけれど、僕にとっての横浜は、
まず、野毛なのだ。
そんな野毛にある、野毛動物園は、そんな飲み屋街から坂を上った所にある。
近くには素敵な図書館もある。
野毛動物園は、確か無料で入ることが出来たと思う。
横浜に住んでいた(おそらく20年以上)間、野毛動物園には、5回くらい行ったこと
があると思う。
村上春樹さんの小説の中にラクダが出てくる話があったと思うけれど(『カンガルー
日和』だっただろうか)、その影響もあって、ラクダの檻の前で、ずっと
ラクダを見ていた時もあった。なんか、年をとったラクダだなと思っていたけれど、
きっとそのラクダだと思う。
そのラクダは、ツガルという名前で、青森県から野毛山へとやって来たようだ。
メスで、人間にして120歳くらいだったらしい。
昭和57年から野毛山動物園にいたらしい。
スガルさん、ゆっくりと野毛の丘に眠りください。
時々、坂を下りて、野毛に飲みに来たりしてね。

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2014/5/30
おなじみ、ベビースターラーメンのヒットを持つ、おやつカンパニーは、
2013年の7月期の売上高は、183億円。従業員は370人。三重にある会社だったと
思う。僕と同世代の人たちで、ベビースターラーメンを食べたことのない人は、
17%くらいだと思う(ただの、勘)。
そのベビースターラーメンのおやつカンパニーが、アメリカのカーライル社という
投資会社に「身売り」をした。資本をカーライル社から受け入れることで、議決権の
51%をカーライル社に渡したということだ。
確かに、これから、おやつをぽりぽりとかじっていく人たちが減少していくわけ
だから、将来的な収入源を得る必要があるのだ。
ベビースターラーメンは、グローバルに受け入れられる商品となりえるのだろうか。
ヤンキースタジアムで、ベビースターラーメンを口の中に入れながら、マークンが
スプリッターで、三振を取るのを見たりする日が来るのだろうか。
勿論、ニューヨーカーがだ。
ぽり、ぽり。

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2014/5/27
最近はコンビニへと行く回数が、昔と比較するとずっと少なくなってきた。
まあ、北九州市(福岡県ですよ)の小倉に住んでいた時は、マンションの1階が
セブン・イレブンだったので、かなりの確率で入った。
今の鹿児島にある、タイヨーのようなローカルスーパーは、小倉にはなかった。
そういったこともあると思うけれど。
鹿児島の武にある、ファミリーマートに入ると、BGMで(BGMで好きなのは、ローソンで
流れているものだ)、友だちのいないマーメードの曲を小泉さんが歌っている曲が
流れていた(ほら、ちょっと昔のことになると、あまちゃんでヘビーローテンション
だった曲の名前は、劇中のきょんきょんの登場人物の名前、あっつ、天野さんだった、
夏に春に秋、冬がなかったんだっけ、も忘れてしまうでしょ)。もう懐かしい感じだった。
あの曲は、やはり、薬師丸ひろこ(手塚さとみだっけ、あっ、違った)で聞きたい。
その曲の後には、マイヤ・ヒラサクのBOOM が流れていた。まあ、何の曲かはわからない
と思うけれど、2011年3月12日に開通した九州新幹線のJR九州のCMで流れていた曲だ。
是非、インターネットの検索マシーンで、JR九州新幹線のCMで、検索して欲しい。
博多からではなく、終点の鹿児島中央から北上していく。そのCMを撮るために、通常より
スピードを落として、沿線に並ぶ人たちを撮ったという(確か、どぉーもで、見た)。
当時は、小倉に住んでいたので、アミュ覧(アミュプラザにある観覧者)から始まる
鹿児島中央駅には、何のシンパシーも感じなかったけれど、懐かしくなって、部屋へ
戻り、YOU TUBE で見直した時には、始点となる鹿児島中央の姿が、なんか嬉しかった。
川内、出水もそうだった。
そのCMは、カンヌで賞を獲得したが、残念ながら、前日の3.11の東日本大震災のため、
大々的には流されなかった。九州新幹線開業も、LOW KEYなスタートで、自粛ムード
だったようだ。
なぜだか、元気を与えるCMなので、流してもよかったのに。
しかし、前日の大災害だから仕方ないかもしれないが。
そういえば、東北もまだまだこれからでしょう。
まだ、まだ寄付とか継続ではないでしょうか。
まあ、それより、直接東北に行って、観光をすることなどの方がいいのでしょうけれど。
http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU
ゴレンジャーがいたり、白いウェディングドレスのカップルがいたり、
野球の試合で、キャッチャーの後ろで手を振っている少年がいたり。
ということで、一駅、一駅フィーチャーのロング版もあります。
20分くらいでしょうか。EXTENDED VERSION です。
http://www.youtube.com/watch?v=p7RrBknA914
九州、好きだぜ。span>

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2014/5/25
昨日、NHKのBS1で、アルベルト・ザッケローニ日本代表監督と、元日本代表の
監督の岡田武史さんとの対談が流れていた。
6月15日の日曜日(日本時間14日かもしれない)に、ワールドカップが始まる。
日本は、5回目のワールドカップ出場で、うち2回はベスト16まで残り、うち2回は
第1次予選で敗退している。
よく言われることだが、日本の初出場のフランス大会までは、日本はずっとアジアの
予選で負けていたのだ。Jリーグの創設が、そして、当時のプロ野球と異なり、企業色を
表に出すのではなく、地域密着型のクラブチームを設立し、日本全国でサッカーの
裾野を広げたことが、ワールドカップの出場を呼び寄せたのは間違いない。
職業人としての、プロのサッカー選手をつくったのは大きい。
ワールドカップの4年間の感覚というのは、オリンピックより鮮明な気がする。
1998年のフランス大会、2002年の日韓共同開催大会、2006年のドイツ大会、
2010年の南アリカ大会、そして、今回のブラジル大会。
その内、1998年のフランス大会と2010年の南アフリカ大会の指揮を執ったのが
岡田元監督だった。知り合いのサッカーファンの間では、岡田監督は、カズを
23人の代表に選ばなかったので、評判はよくない。
ザッケーロー二監督との対談の中で、試合には出ない選手もいるが、チームの雰囲気
をつくるということで、川口選手を招集したんだと言っていた。川口選手は、
チームのモティベーションを上げてくれたと言っていた。カズのことは一言も
言わなかったが、ワールドカップに初めて出場した時だったので、仕方なかったのだ
、自分にも余裕がなかったのだというように聞こえもした。
初めてのワールドカップの時に、岡田元監督は、ザッケローニ監督と会う機会を
持っていたらしい。その時、ザッケローニ監督は、ユベントスの監督を務めていた。
その時には、ザッケローニ監督は、日本代表の監督になるとは全く思っても
いなかっただろう。
今日の日曜日の夜には、女子サッカーのアジア大会の決勝戦もある。
日本は、オーストラリアと対戦する。
サッカーな季節です。
6月15日には、7時から、イタリア対イングランド、10時からは、日本と
コートジボワールの試合が行われる。NHKは全試合を放映するらしい。
地上波とBSのチャンネルのフル活動です。まあ、再放送もたくさん行うと
思うのですが。飲食の人たちにとっては、商売の+にはなりにくい、朝の
時間帯の試合時間です。

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2014/5/24
鹿児島の地元のスーパーは、タイヨーで、僕が住んでいる近くにも
23時まで空いているタイヨーがある。日常的にタイヨーで買い物をする人が
必ず持っているのが、タイヨーのポイントカードだ。ポイントが付与される
率は、一般のものより低いが、買い物を重ねていけば、やはりポイントは
たまっていく。最初に登録料を支払い、カードをつくる。
通常のポイント付与は、100円に対して1円だ(それだけ小さい金額で
あっても、ポイントカードがあると、そこで買い物をするし、余計な
ものも買ってしまう原因になるのだろう)。
ポイントがたまると、500円の商品券がもらえる。鹿児島へと住み始めて、
3回か4回くらいもらったような気がする。
タイヨーの場合は、200円に対しての1ポイントなので、500円のディスカウントの
還元を受けるためには、100,000円の買い物が必要になる。
タイヨーには、野菜と魚に肉類と、地域の流通を生かしてなのだろう、圧倒的な
種類の生鮮食料品が揃っている。ほとんどは鹿児島県産、あるいは九州の他県での
ものだったりする。季節の関係で、時期によっては、関東から東北地域のものが
並ぶ。そうそう、果物も当然、九州内のものが多い(リンゴやバナナは別だけれど)。
ミネラルウォーターも、70円弱で、2Lのものを買うことができる。
ミネラルウォーターは、霧島山系のものだ。始元水という名前だ。
鹿児島県は、霧島山系の水だけではなく、大隅半島の垂水であったり、湧水町で
あったり、なかなかすばらしい水が多いのだ。
昔ながらの喫茶店がまだ多かったり、コーヒー豆を焙煎する専門店が多いのも
水がおいしい地域のコーヒー文化なのかもしれない。
そんなタイヨーで、砂丘らきょうが袋に入って売られていた。
1s、380円。相場は知らないけれど、絶対に安い。芽も根もついているので、
芽と根を切ると、水で洗い、塩水につけて、おなじみの赤い蓋のものに
漬け込む。袋に入ったらっきょうの横に、その瓶も販売されていたし、
ミツカンが出している、らっきょう酢なるものもあった。
らっきょうを漬けたことなどあるはずもなく、そのらっきょう酢を
買った。ピリッとさせたかったので、そのミツカンのらっきょう酢の
横にあった説明書のとおり、鷹の爪をそのまま2本入れた。
40日くらいらしい。楽しみだ。
昨年偶然、タイヨーで見つけた、梅酒セットは、そのまま漬かって1年になる。
ずっと漬けておこうと思う。流石に、鹿児島県の人は、焼酎で漬ける人が多いの
だろう。
ミツカンHD(ホールディングス)は、愛知県半田市の会社だ(日本酒の半田郷が
おいしい)。「ポン酢」も含め、様々な酢の商品で有名だが、1997年には本格的に
納豆にも参入し、今は、結構高いシェアを誇っている。そんな、ミツカンも将来の
ことを考えて、英蘭ユニリーバから、パスタソースの事業を買収した。
世界戦略というやつだ。1500億円以上の売り上げを誇る、ミツカンも
約2180億円を支払って、その事業を買収するのだ。
ずっと先のことも考えて、自分たちの年間の売上以上の金額のものを
購入するくらいしないと、生き残っていけないのだ。
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