1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/12/29
温泉はやっぱり、いい。
鹿児島市内にいると、しかも、自宅から信号を渡ったところ(徒歩3分)のところに
源泉かけ流しの「みょうばん温泉」(大分の明礬温泉とは違います)があったり
すると、温泉が日常的すぎて、そのありがたみが薄れる。
しかも、天然の温泉だ。そして、その天然温泉は、市内の至る所にあり、390円
で入ることができる。
同じ鹿児島県の、熊毛郡の屋久島町の尾之間(おのあいだ)にある、尾之間温泉
へと行った。今日のことだ。
昨日は、朝4時に起きて、6時から10時間歩き続けて、縄文杉を見に行ったからだ。
ガイドの権藤さんと、他に大阪の門真で小学校の先生をしている大木さんの
3人のグループだった。
縄文杉は海抜1300mのところにあり、比較的平坦なトロッコ道(切り倒した森の木
を運ぶために使ったトロッコですね)を歩いて、急角度の山を上っていく。
しかも、雪がどんどこ、ドンと降っていた。
普通に運動はしているので、運動量としては、大したことはないが、雪が降り積もった
中をざっ、ざっと歩き続けるのは大変だ。
アイゼンをトレッキングシューズにつけていないと歩いてはいけない。
ハイキングのちょっと大変なやつ、なんて思っていると、とんでもない。
水を通さない上下の雨具をしっかりと用意して、防水のグラブをつけて、
ハイカットのトレッキングシューズを履いていないと、足をくじいてしまったり
する。
じわーっと、温かいお湯が、体を温めていく。
尾之間は、よく行く「すんません」という立ち飲み屋さんの店長が生まれ育った
場所らしい。
安房から尾之間にかけては、南の島という空気に溢れている。
屋久島は、北部に雨が降っていても、南部は晴れているということがあるくらい、
気候が時期によって、時間によって、変化するらしい。
(続く)

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2013/12/25
鹿児島中央駅前のアミュプラザの前のなかなか立派なクリスマスツリーが
移動されようとしていた。25日、21時あたりのことだ。
アメリカでも、クリスマスは、クリスマス商戦で、宗教的な意味は薄まっている
気はするが(まあ、アメリカ人でもないし、本当のところはわかりませんが)、
それでも、クリスマスは、他人を思いやり、家族のことや友人のことや、恋人
のことを思う季節で、シェアしあうというスピリットは生きているはずだ。
海外への旅行中も、26日になっても、27日になっても、まだまだクリスマスの
余韻を感じるかのように、デコレーションは残っていたりする。
昔の日本の1月5日とか、7日辺りの、妙に正月気分が残った「軽い二日酔い」
のような感じと同じだ。まあ、日本でも、4日になると正月気分は、きれい
さっぱりと消えていく感じがあるが。
それでも、12月25日の夜の日本中の「変わり身」は凄いと思う。
26日の朝には、お正月仕様になっていたりするからだ。
街には、もうクリスますソングは流れたりしない。
ワムのLast Christmas も聞こえなくなる。
ピーナッツシリーズ(スヌーピーですね)の中でも、チャーリー・ブラウンが、
精神科を気取ったルーシーに、クリスマス後の憂鬱(Christmas Let Down)に
ついて相談しているところなんかがあった(推測)。
どんたくの後の博多っ子の気分かもしれない。
クリスマス・スピリット、コンビニで、まあ50円くらいを奮発して、
レジで寄付を。
まだ、東日本大震災への寄付や、フィリピンへの寄付、やっています。
Go for it.

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2013/12/23
王将は、僕が関西に住んでいた1970年代から80年代にかけて、
関西の至る所で、少し怖そうな兄ちゃんたちが、不機嫌そうな顔で
鍋の音をさせながら、餃子、イーガーとか(イタリアンのレストランで
イタリア語が飛び交う前に、ずっと前から中国語らしきものを使っていた
コンセプトチャイニーズレストランだ)いうセリフが飛び交う店だった。
動きが遅かったり、オーダーを間違えたりすると、従業員に対して怒号が
飛び交う、お客さんも恐縮してしまう、お店が多かった。
お客さんの前で、従業員を、見世物のように怒ってしまうお店は、
どんなにおいしいものを出していても、そのうち、消えてしまっていると
思います。従業員への注意は必要ですが、それは、バックルームで行われる
ものです。
王将は、吉野家の牛丼と並んで、女の人が一人で入りにくいお店の上位にランキング
されていたと思う(当時、インターネットがあって、そういうランキングの
調査がなされていたとしたら)。
そして、横浜に住んでいた時に、桜木町にできたお店は、清潔で、女性の従業員
がいて、定食の種類も変わっていた。
12月19日に、大東隆行社長が、4発の銃弾を受けて死亡した。
京都の山科の本社の前でのことだ。
大東氏は、1957年に専門学校を中退し、自営業を経て69年に「王将」(現在の
王将フードサービス)に入った。2000年に社長に就任した。
当時は、470億円の有利子負債を抱えていた。
業態を中華料理に集中し、セントラルキッチンから店内調理を重視する業態に
変換をしていき、店舗での独自性を打ち出した。
2011年3月期には、過去最高の利益を出した。
京都のサッカーの強豪校が、全国2位になった時に、無料で選手たちに餃子を振る舞ったり、
たくさんの信奉者を持つ社長が、なぜ、銃撃されるようなことがあったのか、
まだ謎を解けていない。

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2013/12/22
2014年の一般会計の規模が、過去最大の95.5兆円になる見込みらしい。
政府が、これだけ1年で使うよという「お金使用予定」みたいなものだろうか。
当然、それには使うためのお金がないといけないわけで、相変わらず、国債を
発行することで(お金を借りた借用書のようなものか)、その埋め合わせをして
いる。
しかし、何より、そんな過去最大の規模になってしまうのは、社会保障にかかる
費用が多額にかかるということはわかるが、消費税があがることで、気が大きく
なっていることがある。
つまり、たくさんのお金を「まきあげるから」、これとこれに使おうという
計画をしているということだ。
各校の番長が、大番長に、俺たちはこういう風に使うからという風にリクエスト
するのが、各省の予算の計上なのだろう。
一体、そのお金をだれが出しているのか、しっかりと理解してほしいものだ。
さらに、自分だたちが、ポテトチップスを買ったときに、知らないうちに払っている
消費税の一部が、その「かつあげされた」お金になって、その最大の一般会計の
予算になっているということを、個人個人が理解して、それをどういう風に政治家
が使うのか、そういうことを、ウォッチしなければいけないのだ。
政治は、税金をどう使うかということなのだ。
借金がない人も、実は自動的に借金を背負わされている。
国は世界一の借金大国なのだから。、

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2013/12/19
朝6時10分の鹿児島中央からの空港行きのバスに乗るために、
5時に起きた。シャツにアイロンをかけ、ひげをそり、まだまだ暗い朝に
出る。前日の夜に東の空にあった月は、朝には西の空に浮かんでいた。
日の出を見たのは、鹿児島空港でのことだった。朝7時15分くらい。
7時45分鹿児島発、徳之島行きの飛行機だった。
来年から開講する教室の研修だった。
これまでに3回行っているが、朝に出て、5時間くらいの研修をして
帰ってくる。なかなか忙しい移動だ。残念ながら、いつも曇りか雨で、
本当に輝く海は見ていない。それでも、曇りでも、海にエメラルド・グリーンに
輝いている箇所があって、きっと夏の天気のいい日には、海が圧倒的にきれいなの
だろうなと思った。
徳之島の子宝空港の観光案内には、スポーツ選手や芸能人の何十枚の色紙が
並べられていた。
鹿児島へと戻ってきたのは、18時過ぎだった。
飛行機の上から望む霧島市辺りの夜の明かりの輝きが、なぜだか、心に
入ってきた。それぞれの人たちが、明かりの下で、それぞれの状況で生きている
のだなと思った。
鹿児島市は、6度ということだった。徳之島は、16度だった。
そんなに差があるんだ。
空港からの帰り、金生町で降りた。
近くの名山堀には、伊藤県知事をリコールするためのテントの事務所が
かつてあった。
今日、「県知事リコール組ネバーギブアップ」が、伊藤知事のリコールを
断念するという発表をした。
2か月で集まったのは、15万人分の署名。決まりでは、2か月に27万人分を
集める必要があったそうだ。
僕も署名をしたが、たまたま鹿児島中央駅で、日曜日の仕事の帰りに見つけた
からだった。16時くらいかに2人のボランティアらしき男性がいたので、
署名をしますと言ったら、もう少し待ってくださいと言われて、時間を改めて
そこへと行った。時間が足りなかったのだろう。リコールの署名を見かけたのは
2回だけだった。もっとオーガナイズされていたら、27万人くらいの署名は
集めることはできたかもしれない。しかし、160万人の県の人口の10%
くらいを集めたのは立派だと思う。
伊藤知事は、ざまあみろではなく、これだけの署名が集まったことを真摯に
受け止めて欲しいと思う。当選したときの獲得票から、15万人の人数分を
引くと、どうなるのだろう。
清美軒で塩ラーメンとぎょうざを食べた。
そして、帰りに、気になっていた Escape という自称カフェに入った。
まあ、まあ。
そして、朱雀2で、島のナポレオン(奄美の黒糖の焼酎だ。徳之島の空港の
お土産屋さんにもあった)を飲み、さくら白波を飲み(250円ですよ)、
トン汁を食べた。
部屋に戻り、Toy Story2を途中まで見て、自宅から道路の向い側にある
みょうばん温泉へと行った。
なかなか
目が回る
1日だった。

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