1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/8/3
仕事を終えて、日中は35度はあった鹿児島市の夜に放り出される。
22時前で、ジムへ行くには少し遅すぎる。チェックアウトは23時まで
だが、22時30分に施設の使用は終わってしまう。
鹿児島中央からバスに乗る。天文館へと行くためだ。
整理券を取るのではなく、ラピカを使う。鹿児島県内であれば、南国交通の
バスにも市バスにも、JR九州のバスにも乗ることが出来る。
鹿児島中央でバスを待ちながら、イーグルスを聞いた。
AERAの記事で、イーグルスのDVDが出ているの知って、鹿児島のアミュプラザ
の中の紀伊国屋のDVDのコーナーで(ここでいつもGREY'S ANATOMY を予約している)
予約をした。すでに手元にあるし、1と2を両方見た。イーグルスの歴史が
わかる、イーグルスファンとしては、mustのアイテムだ。
何台ものバスがターミナルへ入っては、発車する。そんな目の前の風景の
背景には、desperadeが流れていた。Don Henry が本当に僕に向かって歌いかけて
いるようで、歌詞が痛かった。
ラピカを乗車口の脇にある機械にかざす、ぴっ という音がする。
大昔、韓国に旅行をしたとき、バスの乗客が、ぴっ、ぴっと言わせながら
乗降するのを見て、驚いたことがある。日本では、まだまだそんなカード
が普及していないときだ。ソウルであっても、プサンの外れであっても、
ほとんで全員が電子カードを使用していた。
SUICA(今日の「あまちゃん」で、薬師丸ひろ子扮する女優が、「果物のスイカ」
のイントネーションで発音して、解説をされていた。地元の人のアクセントと
他の地区のアクセントが異なるものがある。「姫路」(ひめじのアクセントも
そのひとつだと思う。「ひめじ」は、「しめじ」と同じイントネーションが
正しい)やSUGOCA のように、「チャージ」を使うのではなく、「積み増し」
という表現を使う。バスの運転手に「すみません、積み増しお願いします」と
言って、お金を渡して、カードをかざすのだ。"Raise." そう、チップをルーレット
の上に置いたり、ポーカーで掛け金を上げたりする時のイメージだ(ちがうか)。
天文館で降り、グルメ通りの中にある「目黒」へと行く。
「目黒」は、東京の目黒区から取っている。鹿児島出身の店主の江並さんは、
東京で働いていた。広告代理店だったと思う。その関係で、店の名前を
目黒にしたらしい。目黒は、広島風と関西風の両方のスタイルのお好み焼きを
出すお店だ。
江並さんは、FC鹿児島のサポートもしているらしい(本人はジャイアンツファンで
サッカーの熱狂的なファンではないけれど)。
FC鹿児島の代表の徳重さんは、後輩にあたるらしい。昨日、江並さんは、
鶴丸高校の出身だと言っていたので、徳重さんもそうなのだろう。
そのお店には、鹿児島へ転勤でやって来た人が、結構、集まるらしい。
この間も、東京出身の人と、兵庫県の西宮出身の人と会った。
It's a really small world だ。
目黒を出る頃には、日付が変わっていた。
天文館から、てくてくと歩いて行った。
途中、FRにも、すんませんにも、Paradise Valley にも寄らなかった。
土曜日の朝の「あまちゃん」を見たかったからだ。
再放送でもなく、録画でもなくだ。
Family Mart に寄って、サッポロの黒ラベルの缶ビールを買った。
One Piece の71巻が出ていた。
ドレスローザ上陸だ。
早速、購入し、帰ってから、読み上げてしまった。ごちそうさまでした。

1
1 | 《前のページ | 次のページ》