1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2013/4/30
鹿児島の名山堀の、居酒屋のらは、鹿児島のお店を紹介する本にもあった。
市役所前の電停、港大通り公園前にある。
お店は10数人も入ればいっぱいになるお店で、今は、3代目のあきこさんと
いう女性が店主をつとめていることになっている。しかし、何らかの理由が
あって、今は、2代目のみつこさんという方が(あきこさんのおかあさんだ)
代役をしてらっしゃるらしい。3代目のあきこさんという方は、18年間、ニューヨーク
でフォトカメラマンの仕事をしていたらしい。
瓶のハートランドを飲みながら、きびなごの南蛮漬けを食べ、きくらげを食べ、
玄米入りのおにぎり(名物のひとつらしい)を食べた。
きびなごの下にきゃべつを敷いて出してくるときには、このきゃべつは
有機野菜なんですと、みつこさんは言っていた。きっと60代後半くらい、
70代初めの女性だと思う。
お客さんの中には、80歳くらいの人もいるらしい。もう、数十年の常連という
ことだ。
いろいろなお客さんが来て、昨日は川崎から2人組のお客さんが来たと言っていた。
ご本人も、世界中を結構旅行されているようで、娘さんが、アメリカにいた時に、
訪ねて行ったり、5年前くらいには、ヨーロッパにも行ったと言っていた。
名山掘が、一番落ち着くと言っていた。
誰にでも、落ち着ける場所が必要なのだ。

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2013/4/28
100%かけ流しの温泉に行った。黄色のクロックスを履いて、洗面道具を
ヒステリーグラマーデザインのスヌーピーのバッグに入れて(雑誌の付録の
やつだ)、自宅を出る。信号を渡ると、そこに、みょうばん温泉がある。
390円を払って、中に入る。鹿児島市内の銭湯は、おそらく、ほとんど全て
「リアル」温泉だ。
必ずしも、源泉かけ流しがいいとは限らないということを、今、読んでいる
本から知ったが、それでも、かけ流しという響きは、素敵だし、至る所で
聞けるものではない。
熱めのお湯につかり、外に出て、コンビニに寄る。ファミリーマートだ。
ウィルキンソンの炭酸水を飲みながら、部屋へと戻る。最近はずっと
月が満月に近かったが、数日前から欠け始めている。月に雲がかかっている。
ここ2日ばかりは、天気がよかったが、明日は天気が悪くなるかもしれない。
4日前の夜、鹿児島の天文館のさらに東寄りにある、名山掘のバー宮元に入る。
鹿児島を紹介する本で出ていた。いつかは行ってみたいと思った店だ。
その扉を押すのに1年もかかってしまった。
思い切って、その扉を開けると、いきなり、「靴を脱ぐ」バーだった。
リラックスしてということなのだろうと思うけれど(まあ、店の汚れが少なくて
済む、灰が降る時期は、店内にたくさんのお客さんが、灰を運んで来たりするの
だろう。
すでに、カウンターには、30代後半から40代前半の女性が座っていた。
先週、南鹿児島駅のすぐそばにある、徳永食堂に行ってからかもしれない。
鹿児島市内探検が始まったのは。
鹿児島中央周辺で完結してしまうのは、もったいないと思い始めた。
徳永食堂も、鹿児島を紹介する本に出ていた。イタリアンとフレンチを
出すお店だ。有機野菜を使っていて、週5回、それらの野菜を届けてもらっている
らしい。野菜のサラダを食べ、きびなごのカレー風味のフリットを食べ、黒豚の
炙りをたのんだ。おいしかった。ビールを飲んで、グラッパを飲んで、またビール
を飲んだ。
バー宮元には、ドラフトビールはなかったが、カールスバーグの瓶はあった。
入って、カウンターの左端に腰掛け、メニューを見て、ジェムソンをたのんだ。
ストレートでだ。残りがほとんどなかった様で、ハーフショットになった。
次に、飾ってあった余市の現地でしか買えないやつをストレートでいただき、
カールスバーグの飲んだ。
ずっと3人で、自然と会話の中に入っていき、話をした。
お酒のこと、鹿児島のこと。お店は、10年目くらいで、その女性は、来るように
なって3年と言っていた。
バーでありながら、禁煙にしたのは、とても勇気がいることだと思う。
それで、常連の人と喧嘩もしたと言っていた。
名山掘で、バーを10年続けるのは、大変なことだと思う。
新宿のゴールデン街や横浜の野毛に雰囲気は似ているが、圧倒的に通る人が
少ない。そして、鹿児島でお酒といえば、焼酎のことだからだ。
なかなか、居心地がいい場所を見つけた。週末はきっと混んでいるのだろう。
また、行きたいと思った。
3日前に寄ったのは、スペインバルのエル・マルニーニョだった。
地元のテレビで、東京でお店をしていたマスターが3年前に開いたと言って
いたような気がする。
料理は、小倉のspain bar 0と似ていた。スペインバルだから当たり前か。
ドラフトビールが、ハートランドだった。なかなかいいチョイスだ。
野菜のトマト煮を食べた。なかなか、おいしかった。
予約のお客さんが入ってきて、にぎやかになったので、店を出た。
そこから向かったのが、これまた名山堀にある、居酒屋のら だった。
チェスト。

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2013/4/27
2012年5月22日の「どか灰」の日に鹿児島へと引っ越しをしてきて、
11ケ月が過ぎた。あと1ヶ月で1年になる。早いものだ。
ここ数日は、鹿児島中央付近から少し離れて、探検をしている。
鹿児島中央周辺は、僕が北九州市小倉北区片野で住んでいた時の
小倉駅周辺の生活圏と似ている。
小倉にいた時には、小倉からモノレールで、平和通り、旦過、
三萩野、と進んだ次の片野に住んでいたが、片野から小倉駅の
周辺までが、僕の生活圏だった。モノレールの駅間は、関西の大阪から
神戸を結んでいる阪神電車の駅間より、ずっと短い(阪神電車
の駅間もなかなかの近さなのだけれど)。
モノレールは片野から南へ向かうと、小倉競馬場についたりする。
小倉競馬場のすぐそばに、北九州市立大学がある。今年の入試は
全般的に公立大学の倍率が高かったということなので、北九州市立
大学の倍率も高かったのではないだろうか。
北九州市立大学の大学生が、小倉駅周辺に位置する飲み屋さんで
アルバイトをするのは、当然の成り行きかもしれない。
アルバイト先が圧倒的に飲食店が多い小倉北区地区では仕方のかいこと
かもしれない。時給もいいし。鹿児島では、たくさんの鹿児島大学の生徒が
飲食店でアルバイトをしている。
小倉に住んでいた時は、片野から小倉駅までの間に、職場もジムもお気に入りの
飲み屋さんが揃っていた。福岡県の90数万人の人口を抱える北九州市の小倉北区
という「ニニマル」な地区で生活をしていたことになる。
だから、僕にとっては、門司港へ行ったり、下関に行ったり、北九州市の折尾に
ギラヴァンツ北九州の試合を見に行ったりするのは、遠足だったのだ。
そういった小倉時代と同じように、鹿児島中央駅周辺を、自宅があり、職場があり、
ジムがあり、馴染みの飲み屋さんがありというような11ケ月を過ごしてきたわけだ。
鹿児島駅中央は、九州新幹線が鹿児島中央へと出てくる以前は、鹿児島西駅という
名称で、乗降客数は、九州でも、博多駅、小倉駅に次、3番目だったのらしいけれど、
地元の人にとっては、「西駅」、west end だったのだ。
商圏が変わってきたのは、中央駅が出来て、アミュプラザが建って、アミュ覧が出来て
風景が変わってきてからのことだ。
繁華街の天文館とは、2kmも離れていない距離なので、移動は簡単なのだけれど
つながりは、うまくいっていない。間をうまくつなげていくことが、今後の課題
なのだろう。中央駅に、アミュプラザの別館が出来(東急ハンズが入る予定だ)
て来ると、さらに人の流れは変わっていくだろう。
そんなわけで、ここ数日は、「脱鹿児島中央」ということで、天文館からさらに、
鹿児島駅(鹿児島駅という割には、とてもこじんまりとしている、しかし、桜島の
姿が目の前にあって、出発、到着という匂いは、ぷん、ぷんとする)へと天文館から
向かった途中の市役所の前の「名山掘」を散策して、気になるお店に入ったりしている。
鹿児島ライフ、これからです。「チェスト」

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2013/4/23
スティーブン・スピルバーグ監督の作品の『リンカーン』を観た。
なんといっても主演のダニエル・デイ・ルイスが圧巻だ。
My Left Foot (これは、横浜に住んでいるときに、渋谷のスペイン坂の途中に
ある(あった)シネマライズで観た(ような気がする)、There Will Be Blood
に次いで、3つ目のアカデミー主演男優賞を取った。
リンカーン役は、初めは別の俳優にオファーがされていたらしい。
製作期間が長かったため、その俳優は、もう時間がたってしまって、
僕は当時の時代設定のリンカーンの年齢に合わないということで、辞退した
らしい。
ダニエル・デイ・ルイスは、スピールバーグに説得されて、出演をしたらしい。
ダニエル・デイ・ルイスは、イギリス人で(院は、アイルランドの市民権を取得)
、映画の出演数はそれほど多くはない。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』は、横浜で見た気がする。
ディァプリオの「敵役」を演じ、アカデミーの主演男優賞の候補にもなった。
キャリアの途中で、イタリアで靴職人として4年間働いたこともあるらしい。
リンカーンが喋っているのを聞いたことはないけれど、きっと、こんな感じだった
のだろうなと思わせる、演技だった。
リンカーンの奥さん役は、サリー・フィールドだった。アメリカのテレビドラマの
『ブラーザーズ&シスターズ』で、お母さん役を演じている人だ。
僕にとっては、『ノーマ・レイ』という映画が印象深い女優さんだ。
そして、下院の議員役で、トミー・リー・ジョーンズが出ていた。
トミー・リー・ジョーンズが映画の中で、初めて映ったとき、日本では、
「あっ、Bossの人だ」と思った人が多いと思う。
トミー・リー・ジョーンズは、メン・イン・ブラックだけではなく、結構、
良質な映画にもたくさん出ているのだ。
さらに、ジャキー・アール・ヘイリー(「がんばれベアーズ」に
テイタム・オニールの恋人役で出ていた)も出ていた。
久しぶりに、骨太な映画を観ました。

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2013/4/20
Jリーグの大宮アルディージャは、18試合連続負けなしをというJリーグの
記録をかけて、今日、浦和レッズと対戦する。16時キックオフだ。
埼玉でのダーヴィーだ。地元同士の対戦ということだ。
大宮アルディージャは、2004年くらいあたりまで、J2にいた。
そこからJ1になったチームだ。
埼玉県のチームだ。会社関係で、埼玉県の事務所は、「大宮市」
にあった。今は、さいたま市になった。大宮市も浦和市も2001年に、さいたま市
になったのだ。
小倉が、北九州市の「小倉区」の中でしか地名として残っていないの
と同じかもしれない。駅名の小倉はそのままだけれど(大宮駅も
同じだ)
浦和レッズは、ジュビロ磐田の前田選手に、今季、「デスゴール」
を決められた(前田選手に初ゴールを決められるとJ2に降格するという
「統計的」ジンクスだ)。現在は2位だ。
大宮アルディージャは、現在3位。
今日は、「大宮」のサッカーファンが盛り上がるのでしょう。
そういった「時」が羨ましい。
J2に昇格した長崎が好調だ。
北九州は、あまり調子がよくない。下手すると降格もありうる。
来季からできるJ3にだ。小倉の裏にスタジアムをつくる計画はすすんでいるの
だろう。北九州市は、今年市政50周年で、様々なイベントがあるようだ。
来年のフルマラソンは、そのひとつだ。
鹿児島は、相変わらず平和です。
良い意味でも、悪い意味でも、レイドバックです。

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