1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2012/5/30
勿論、カクウチという言葉は限定的なものだ。北九州周辺、そして福岡に近く、
そして、たぶん大阪の浪速区のごく一部で使用されている。
立ち飲み、ちょっと一杯のつもりで寄ったる所。しかし、居心地がいいカクウチ
(立ち飲み屋)は、つい長居をしてしまう。店の雰囲気がいいか、食べものがおいしいか、
顔見知りの仲間がいるか、そして、それぞれの要素のコンビネーション。
小倉にさよならをする数日間、小倉のカクウチスタイルありありで、へと行った。
4年間の楽しかった小倉の生活の中で、はじめの数年は基盤となったところだからだ。
そして、その基盤が、SPAIN BAR O へと移っていった。
立ち飲み屋居酒屋「すんません」は、鹿児島中央駅から徒歩10分以内の所にある
お店だ。2階は腰掛けることが出来る。3種類のシート席になっている。
1階は、8人位が横に並ぶことが出来る立ち飲みスペースだ。
ここの料理がなかなかいい。手が込んでいて、おいしいのだ。そして、素材が
いいとくれば、これは常連になるしかない。おまけに、焼酎の三岳が、グラスで
300円だ。さすが、地元。ドラフトビールが、サッポロじゃないのが、仕方ないが。
串揚げにもこだわっていて、きびなごは、勿論、キメジ(キハダマグロの子)が
出たりする。さらに、黒豚と卵の黒酢煮は、絶品だ。
ちょっと、店名はネガティブな感じだが(ビジネス書にあるでしょ、謝ってばかり
の人は、「すみません」の代わりに「ありがとう」とか、別の言葉に言い換えなさ
いと)。
これから、お世話になります。
ういっす。

1
2012/5/28
焼酎道楽「おいどん」の米丸さんは、鹿児島実業卒業らしい。
店内には、野球部のユニフォームが飾ってあった。しかし、本人は
サッカープレイヤーということだった。
三岳を飲みながら、さつま揚げと刺身を食べた。
島らっきょうをおまけにつけてくれて、帰りには森伊蔵の無料1杯券を
2枚くれた。
ありがとうございます。
小倉ではわからなかったけれど、黒霧島をつくっているのは、霧島酒造
で、宮崎県都城市の会社だった。だから、鹿児島のお店では、黒霧島を
見かけたことがない。一般的には、伊佐錦が飲まれている。伊佐錦は、
大口酒造がつくっている。鹿児島県の会社だ。
謎がひとつ解けた。
まだまだ続く。焼酎の旅。
しかし、
俺は、焼酎王になる、
つもりはない。

1
2012/5/24
鹿児島中央駅から自宅に向かって徒歩10分弱くらいのところにある
「南洲庵」には、だいやめセットというものがある。
鹿児島弁で、「だれる」とは疲れるということらしい。
「だいやめ」とは疲れをとるということだ。2杯の飲み物と、きびなご、
さつまあげ、鳥のさしみ、豚の角煮が「タパス的」に出て、1500円という
お値段だ。生ビールをたのんだが、ハウスビールは、サッポロだった(よしよし)。
食べものもおいしかった。店内には、ビートルズのレコードのジャケットが
貼り付けられ、鹿児島の歴史的な偉人の写真もあったり、サッカーのユニフォーム
が飾ってあったり、ギターが飾ってあったり、なかなかいい雰囲気のお店だ。
店主の有馬さんは、東京の南青山でイタリアンのお店で働いていたり、下北沢に
お店を出したり、バンド活動で東京のライブハウスに出演していたり、劇団活動を
していたり、テレビのコマーシャルのアナウンスメントの仕事をしたり、空手を
していたり、様々な経験を持つ店主の方で、44歳と言っていた。
引っ越した初日から気になっていたお店で、ちょっと気持ちが落ち着いた今日の夜、
仕事の後に、鹿児島中央駅のアミュプラザのフラン・フランで出窓用のカーテンを
購入し、紀伊国屋書店で、『鹿児島謎解き散歩』という文庫本を買って、その上の
5階のジムで、入会の手続き用の書類をもらった後に、寄った。
街には、まだ日曜日の時に降って落ちてきた灰が残っていた。
木曜日の9時過ぎの店内は、僕ひとりで、店主の有馬さんと話しをした。
海外からもたくさんの人が来たりするらしい。やはり、屋久島の世界遺産
を訪れる人が多いのだろう。
店内では、有線でジャズが流れていた。
下北でのこと、鹿児島のこと、ビートルズのこと、次々に話題を飛ばしながら
話をした。
その前は、ラーメン屋さんだったらしく、昼はラーメンだけを出しているらしい。
店内には、何枚もの色紙が飾ってあった。
とりあえず、お家の近くに「宿り木」を見つけた。
鹿児島、DAY4
有馬さん、またお邪魔します。
(追伸)北九州市、西日本で始めての、がれきの焼却実験。偉いぞ、北九州。

2
2012/5/23
Ashes to ashes,dust to dust
聖書の「創世記」にある記述だ。われわれは、塵埃から生まれ、塵埃に帰す、
そんな意味の言葉だ。
日曜日に鹿児島市は、桜島の噴火の灰に覆い尽くされた。
桜島の昭和火口が、2006年に活動を再開して以来、最も多い、1平方キロメートル
あたり733グラムの降灰を記録した。これまでの最多は、2010年の6月4日の283グラム
だったらしい。
今は落ち着いたが、部屋はダンボールで埋め尽くされていた。
部屋が片付かないと、なかなか落ち着かない。
それでも、マンションにはネット環境がちゃんとあって、LANケーブルを設置し、
説明書を見ながら設定したら、つながった。
立ち上がりが遅いままなのは、Norton のせいに違いない。
いつの間にか、自動的に更改されるようになっていて、解除が面倒な感じだ
(それが狙いなのだろうけれど)。
ジムにもまだ申し込みをしていない。
まずは、自分の生活が落ち着いてから、探検の開始になると思う。
昨日の22日は、同僚と飲みに行って、黒豚と枕崎の鰹のたたきと、きびなごの天ぷら
と、さつま揚げと鳥飯を食べた。ビールを飲み、芋焼酎の伊佐木錦(?)を飲んだ。
こちらの人は、あまり黒霧島を飲まないと聞いて、少しずつ確認をしている。
島美人も飲んだが、大きなカフェオーレ用のカップみたいなもので出てきて、
380円だった。流石。
しかし、灰にはびっくりしました、はい。

0
2012/5/19
小倉での生活が秒読みになってきて、引越しの準備もできて
いなくて、あわただしく毎日が過ぎている。夜は、色々とお世話に
なった人たちと飲んだりして、またまたあわただしい。
小倉に住んでいたのは、4年間。
全くもって、あっという間の4年間だった。年齢を重ねているせいも
あるのか、月日の流れが早くなっているように感じる。
そういえば、小倉にやって来た6月の3ヵ月後、アキレス腱を切ったり
したな、なんて、昔のことのように思い出していると、色々なことが
思い浮かんでくる。小倉で過ごした時間を、ひとつひとつを思い出しながら
やはり、色々な人に感謝したい。
やはり、言われ尽くしているように、人はひとりでは生きていくことが
できないのだ。

1