どこにでもある焦燥/mid-life "cry"sis

1960年前半（微妙）生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
　　　

To travel is to live. -H.C.Andersen　

　　

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2012/4/11

「get back」　　音楽

ジムで、ビートルズを聞くことは少ない。
中学の頃、ビートルズばかりを聞いていた。友人の影響だ。
ビートルズは、僕が中学生の時には解散していたけれど、解散をして
まだ１０年も経っていなかったので、その音楽の時代（まあ、ビートルズ
はいつまでも新しいけれど）性の匂いがまだ残っていた。
中学の時に、聞くものなので、やはりメロディ優先で聞いてしまっていた。

昨日、ジムで聞いていたのが、ビートルズの青のベストアルバムだった。
Get Back は、映画Let It Be で、４人がスタジオの屋上で、ゲリラライブを
始めたシーンをとったものだ。冬なのだろう、みんなコートを着ていた。
突然、聞こえ始めた音楽に、周囲の人が外に出て、驚くというものだった。
イギリスのポリスのボビーたちも、そちらを見ながら、周りの人に気を配り
始める。
あまり、好きな曲ではなかったが、１０km/h　くらいのスピードで走っている
と、とてつもなくぴたりとくる音楽で、そして、デジタル・オーディオ・
プレイヤーで聞こえたベースラインが、あまりにもカッコよすぎた。
こんなに、いかす曲だったんだ、なんて思った。

生きていると、たくさんの再発見があったりする。

神は細部に宿る。
ミニマリスト、万歳。