1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2010/10/31
国際生物多様性条約第10回締約国会議(COP10 名古屋会議)が、終了し、
「名古屋議定書」が採決された。
世界中で減少しつつある種を保存しようというものだけではなく、発展途上国
から持ち出された種の遺伝子使用などについても、さらには遺伝子組み換えによって
生じた被害の補償なども決められている。
詳細に関しては、専門的なので、わかりにくいが、この議定書もその筋において
は画期的なことなのだ。
「京都議定書」といい、日本は、環境的な問題の決議が決まる場所というような
イメージを世界中に発信していけばいいのではないかと思う。
石油などの資源がないということで、日本は、様々な効率良さを追求し、
効率のいい工業用製品などを生み出してきたのだ(その割には労働効率性は
世界的にも低いらしいけれど)。
以上、です。

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2010/10/29
小倉の旦過の赤壁で、エビスのホップを飲んでいる時、その時だけ
点いていたテレビからは、ドラフトの1巡目が流れていた。
いくつものドラマを生んできたドラフトだ。人の人生がくじで決められる
というのも、なんだか、民主主義ではないが、自由にすると、強いチーム
にどんどん、いい選手が集まりすぎ、野球自体が面白くなくなってしまう
ということで生み出された方法なのだろう。
ジムでクロストレーナーを漕ぎながら、サンフランシスコ・ジャイアンツと
テキサス・レンジャーズのワールドシリーズの一戦目が流れていた。
レンジャーズはワールドシリーズへの初参加だし、ジャイアンツも久しぶりの
ことだ。ニューヨークとロスアンジェルスというような対決ではなく、サンフランシスコ
とダラスというような(テキサス。レンジャーズの本拠地はどこにあるのだろう、
ヒューストンか)都市の対決もいいのではないかと思う。まあ、名古屋と千葉の対決
のようなものだ(そうか?)。
サンフランシスコ・ジャイアンツのティム・リンスカム(確かにリンスをしっかり
使っていそうだ、しかし、英語でリンスは、すすぐだ)が、黒いベースボール
キャップの後ろから髪の毛を出して、少しからだを傾けながら、かっこよく
ボールを投げていた。
その隣りのテレビモニターでは、病気を克服したり、母子家庭で苦労した、
ドラフトで選ばれた選手の物語が流れていた。ドラフトとワールドシリーズ
(しかし、ワールドって、ワールドベースボールクラシックスで優勝したの
日本だよ、日本)が隣同士で並んでいるのは、なかなか象徴的だった。
ドラフトで選ばれた選手が、全員、1軍になり、レギュラーになれるとは
限らない。1位指名であってもだ。
実力と努力のみが、結果を生む世界なのだろう。
『カクウチブルース』コージー大内
のCDを手に入れた。これは、なかなか素晴らしいぞ。
『英語の学びかた』國弘 正雄氏
音読の重要性。これは、英語学者必読。読んで、実行すべし。

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2010/10/27
新宿の西口に、Berg 、ベルクというお店がある。15坪のお店で
JRの新宿駅の東口から改札を出て、15秒(店長の本より)で、その店に
着く。朝にはコーヒーとパンのセットを出したり、夜は、サッポロのドラフト
(エーデルピルスもあるのですね)を出して、そして、おいしいカレーや、
こだわりのソーセージやラタティユ(なかったか)を出したりの素敵なお店だ。
そういえば、朝からビール出していたっけ。
2000年〜2004年に新宿で働いていたときに、よく寄ったお店だ。
ビールもコーヒーも安くて、クオリティが高い。そう、ビールは300円とか
400円でぐいぐい飲めるのだ。思い出してきた、レバーパテも最高だった。
http://berg.jp/index.htm
『新宿駅最後のお店 ベルク』井野 朋也作
その本を小倉のコレットのヴィレッジバンガードで見つけた。
懐かしいと思って購入した。
知らなかったベルクのことがよくわかった。15坪、家賃は、年間3000万円。
今のオーナーさんが始める前は、純喫茶だったということ。数々の有名人も
「ひっそり」と通う店。テーブルもあるが、残りは立ち飲みだ。
女性ひとりでも入っている。30%〜35%が通常とされる飲食での原価率が、
この店は50%なのだ(それだけ、品質にこだわっているということですね、
それでいて、1000円でビールとちゃんとした食べものをたべることができる、
しかも、新宿ど真ん中)。
その本には、個人店が20年間も続いていく商売の秘密の基本がある(ごく
普通のことだと思うかもしれないけれど)。20年も続くはずが無い、いい雰囲気と
いい食べ物と、いい従業員がいなければ。
そのベルクが、ルミネに立ち退きを迫られているらしい。
その本にも、そのことが記載されている。有名人も含め、その立ち退きに
抗議して数千人単位の署名が集まったらしいが、事態は好転していない。
mixi にもコミュニティあります。ベルクで探してみてください。
そして、一回でもベルクに行ったことがある人は、なんらかの行動を
起こしてください。そのmixi のコミュニティに貼り付けてある、Love Bregに
メッセージを。それだけでまずはオッケーです。
個人経営の憩いの場所は、もう、みんなの場所でもあるわけです。
そして行ったことのない人は、是非、新宿Berg(ベルク)へと足を運んで
見てください。

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2010/10/24
北九州市小倉北区魚町3丁目に、Repair Works という、靴や鞄など
を修理してくれるお店がある。店内には、ウッディ・アレンっぽい店員さんが
ひとりいて、お客さんの要望を聞きながら、修理の必要な革製品や鞄や
ベルトや靴を直してくれる。
神戸の三宮で購入したスイスレイルウェイのMONDAINE の時計の革のベルトを
ちょちょいと30分くらいで直してもらい、しかも修理代が500円くらい
だった。良心的だ。
昨日は、メッセンジャーバッグの取ってのところのファスナーを直してもら
った。材料費だけということで、350円で済んだ。良心的だ。
ファスナー(英語では、ZIPPER です。fasten your seat belt とはいいますが、
fasten は動詞で使用しています)を20分くらいで直してもらう間、
年配の女性と中年の女性がやって来た。年配の女性は、直してもらった赤いベルト
を、うれしそうに腰に巻き、微笑んでいた。
中年女性は、直してもらったグレーのブーツを履いて、2年間履いていなかった
こと、もう捨てようかと思っていたこと、こんなに簡単に直るということは
想像できなかったことを、嬉しそうに、ウッディ・アレンな店員さんに言って
いた。ウッディさんは、控えめに微笑んでいた。
そのお店は、きっとたくさんの人たちを幸せにしているのだと思う。
大事な人からもらったもの、自分のためにお金を貯めて買ったもの、
思い出のあるもの、そんな大事なものを、次々に蘇らせるのだ。
そんな蘇った大事なものを見て、お客さんたちは、笑顔を浮かべる。
誰かを幸せにすること。
大金を誰か、恵まれない人のために寄付することだけではなく、
日常的に、地道に、誰かを幸せにするために、働くこと。
実は、そんなたくさんの人たちで、世の中は成り立っているのだと思う。
誰かのために、地道に働いていますか。

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2010/10/22
Simply Red を聞いている。おそらく最近出た、25年間の活動の中から
Love Songばかりを集めたものだ。まあ、ベストのようなものだ。
シンプリー・レッドの曲だけではなく、You Make Me Feel Brand New などの
スタイリスティックスの曲も入っている。勿論、Holding Back The Years も
If You Don't Know Me By Now も入っている。後者は、シンプリー・レッドの
オリジナルではないけれど。
Simply Red のボーカルは、ミック・ハックネルという人だという名前だと
いうことを知っている人は、少ない(と思う、僕もそのひとりだった)。
あの天然パーマの声のいい人。そんなところが、一般的な認識だろう。
ジャミロ・クワイのボーカルが、J kAY (カップヌードル食べたいの人ですね)
ということを知っている人の数より、少ないと思う。
この辺りの音楽が、やはり僕にはぴったりとフィットする。
CD屋さんには、ビートルズの通称、赤(前期)と青(後期)のベストの
リマスター版が販売されていた。僕が中学生のときに(その頃は、ビートルズ
は解散していたけれど)何度も何度もテープで聞いたものだ。
CDの販売は、減少し続けている。そういった、少し単価の高いものを、
まだまだCDを買いそうな30代、40代、50代に買ってもらおうという
商品展開なのだろう。
さて、小倉で寿司を食べることについて。
寿司のおいしさは、なんといってもそのネタの新鮮さに尽きると思う。
NHKのディープトークという番組で、ミシェランの星を取った
寿司職人3人(ひとりは、ミシェランにはのっていないみたいだ、当然、
東京、江戸前ですね)が、寿司について話をしていた。
3人はその中で、寿司のおいしさは、しゃりが、その60%〜80%を
決めると言っていた。まあ、ネタが新鮮であれば、あるほど、職人のスキルを
出すのは、しゃりしかないからだろう。
ネタを握った瞬間に、しゃりの量を変化させるらしい。まあ、職人芸ですね。
と言っても、寿司を日常的に食べるためには、やはり、回転寿司のおいしい
ところなどが、ポイントになってくるわけです。
小倉には、おそらく、福岡(博多)に並んで九州の食材が集まってくる。
海鮮ものに関しては、下関も、大分も近いでの、福岡より集まってくるかもしれない。
そんなところで、うまい回転寿司は、たくさんあるが、「リーズナブル」という
形容詞をつけるとなると、京寿司だ。小倉北区京町にある回転寿司で、
今なら、さんまが2貫で120円だったりする(さんまは、北海道、宮城沖あたり
でとれるので、さんまに関しては、関東で食べるのが最も新鮮かもしれない。
ミシェラングループの寿司職人たちは、必ずしも新鮮なものがいいとは限らない、
ものによっては、一晩寝かすとも言っていた。まあ、江戸前なので、まぐろが
多いと思うが。青い魚は、寝かしこんではいられない)。
白い皿に2貫で、120円。真鯛の赤出汁をたのんで、ビールのグラスビール小を
飲む。5皿ほどで、しめて、1200円ほどです。これはいい。
と言っても、小倉にいるので、回らない寿司屋さんにもたまには。
小倉には、天寿しやもり田などの有名店(他にもたくさんあるよ)がある。
天寿しには(魚町)、ランチの時に入ったことがある。
飛び込みで入った。本当は予約したほうがいいのだけれど。
全て。お任せで、4000円のセットを食べた。おいしかった。
イチローさんや、養老先生も来たことがあるお店だった。
たまには、回らない寿司、いいっす。
ところで、ノラ・ジョーンズの新作、11月初旬発売です。

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