1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2010/9/29
ジムで知り合った女性は、ソフトバンクス・ホークスのファンで、
優勝の瞬間は仕事だったので、メールを送ったら、信じられないです
というような返事が返ってきた。
夏まではいいんだけれど、そこから少しずつ下がっていくのがいつもの
パターンだと言っていた。
今年のポイントは、ライオンズとの3連戦に3連勝したことだ。
そこから一挙に「優勝」の文字が点滅をし始めた。
ソフトバンクス・ホークスは、その昔、ダイエー・ホークスだった。
王監督の頃ですね。さらに、その昔、ホークスには、「南海」という
文字が付いていたのだ。「南海キャンディーズ」の「南海」で
大阪の南部の、南海電鉄が親会社だったときのことだ。
ホークスの歴史は、南海ホークスが一番長い(多分)。
あの野村監督が、キャッチャーをしながら、監督をもやっていた
チームが、南海ホークスだ。
南海ホークスの本拠地は、難波の大阪球場だ。
大阪球場は、南海電鉄難波駅を出たすぐのところにあった。
大昔、サイモン&ガーファンクルの再結成のコンサートへと行った
ことがある。すり鉢式のコンサートに向かない、その大阪球場で、
ポール・サイモンとアート・ガーファンクルの声を聞いた。
なかなかいいコンサートだったが、声が割れていた。
そんな大阪球場は、もう壊されてない。今は、商業施設が建っている。
会社の本社がは、今は大阪北区にあるが、つい最近まで、大阪球場跡地から
西へと徒歩15分のところにあった。大阪で教材を作っていた頃、そこで
働いていた。途中には、大阪府立体育館があって、プロレスや相撲や
スポーツの大会が行われる。高校生のとき、大阪府立体育館で、
Boston のコンサートを見に行ったことがある。Boston 交響楽団ではなく、
ロックのボストンだ。
大阪府立体育館の向井側に、ミスタードーナツがある。
その昔、アブドロザ・ブッチャーが、朝、おいしそうに、ドーナツを
食べていた。サインをもらおうかと思ったが、あまりにも、普段の
姿で、優しい笑顔を浮かべながら(プライベートな時間で、リラックス
タイム風だった)、ドーナツをかじっていたので、やめた。
大阪球場の近くにあった、ハード・ロック・カフェも、今はなくなって
しまっている。
『あぶさん』という漫画がある。
お酒のアブサンからとっていると、僕は確信している。
酔いどれの、あぶさんの、野球人生ブルースだ。
あぶさんが、所属するのが、南海ホークスだった。
兵庫県の西宮北口にあった、西宮球場もなくなってしまった。今は、とんでも
ない大きさの商業施設になっている。西宮球場は、阪急ブレーブスの本拠地だった。
同じ西宮市には、阪神タイガースの本拠地の、甲子園休場がある。
西宮球場では、競輪も行われ、木下大サーカスなんかも来ていた。
阪急ブレーブスは、今は、近鉄バッファローズの合体し、オリックス・バッファローズ
になっている。
失われた球場たちと、永遠の野球少年たち。
夏よ、本当に、さようなら。

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2010/9/26
朝のNHKドラマが、8時からになったのは、今回の『ゲゲゲの女房』からだった。
『ゲゲゲの女房』は、初回視聴率が史上最低の10.1%だった。
視聴者の生活パターンなどを分析して、時間を変えたのも理由としてあった
だろう。
その視聴率も9月には、20%になった。
この朝のドラマの枠は、東京と大阪で半年ごとで制作を変えているらしい。
その『ゲゲゲの女房』は、昨日の土曜日で終了した。結構、朝、テレビを
つけて、ぼーっとした頭で、テレビを見ていた。
15分のドラマを半年間制作して、朝の準備で忙しい人々の目をひきつけるのは、
大変だと思う。
『ゲゲゲの女房』の魅力は、2人を取り巻くたくさんの人々の魅力もあるが、
やはり、水木しげるさんと、その奥さんの「そげだなあ」「そげですね」という
関係性から来るものだと思う。「そうですね」という言葉を共有できる時間
を持っていること。そこだと思う。
27日からは、大阪制作の『てっぱん』が始まる。
広島・尾道育ちの主人校、あかりが、大阪でお好み焼きやさんを開くまでの
物語だ。名だたる俳優が固め、向井理さんと松下奈緒さんをフロントに置いた
作品とは異なり、新人女優が主人公になっている。
日本の朝の始まり。
どんな物語になっていくのでしょう。

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2010/9/23
結構、食べもののバランスに気を使ったりする割には、
ポテトチップスなどのジャンクフードを食べたり、アイスクリーム
をかじったりする。しかし、外食ではたのまないで、「家」食で、
食べてしまう。住んでいるマンションの1階が、セブンイレブンなのだ。
カルビーやコイケヤやフリトレーやハウスや、その他、おかきとかも、結構、食べる。
スナック菓子は、定番の味だけだと飽きられるので、様々なフレーバーをつくって
くる。
最近食べたのは、ハウス食品のオーザックのうまかっちゃんだ。これは、九州限定かも
しれない。うまかっちゃんは、インスタントラーメン、とんこつ味だ。
カラムーチョのわさび味。これはコイケヤの商品だ。
日本でのポテトチップスは、カルビーが発祥と思われているが(そうでもないか)、
ポテトチップスを日本に初めて(多分)紹介したのは、東京都板橋区にあるコイケヤ
なのだ。ポテトチップス好きで、コイケヤの塩味のものが、ベストという人が多い。
そのコイケヤが最近出したのが、日清食品のUFOとのコラボレーションだ。
食べてみたけれど、ピンとこなかった。
カップ焼きそばは、UFOではなく、他のものを食べているからだ。カップや焼きそばは、
一度揚げられているものが多いので、カロリーが高い。3つも食べれば、1日に大人が
必要とされる2000Kcal を獲得してしまう。
関東地区では、カップ焼きそばは、ペアヤングが人気だ。しかし、あまり九州地区では
見かけない。
ということで、食べ物の話。
『はじめて哲学』藤原和博さんの本によると、日本では、1日、1500万食の食材が
食べ残しや売れ残しで廃棄されているらしい。その一方で世界には、飢餓で亡くなる
人たちが1年間で、1500万人いるらしい。
中田英寿氏が、「つなぐ」というタイトルで、AERAに文を書いている。
AERA、9月27日号では、ワールドカップ時に開いていた、nakata net cafeについての
ことが書かれていた。この開催の中で、中田氏が行ったのが、「食べ残しプログラム」
だ。中田氏も書いているが、食べ残さないことが基本だが、どうしても食べ残してしま
ったとき、食べ残しカードを提示すれば、通常の金額に24円が追加徴収される。
その結果、3ヶ月(ディナーのみの対応だったそうだ)で、6万3144円が集まり、
ウガンダやルワンダ、マラウイの子どもたちに、2631食分の給食を届ける
ことができたらしい。
このプロジェクトは、まだ、いくつかの飲食店で継続されているらしい。
中田氏は、トーハトのアドバイザーで、お菓子好きで、野菜嫌いで有名だ。
しかし、食を通じての「社会企業家」としては、「バランス」がとれている。
http://www.takeactionfoundation.net/news/2010/156.html
今、読んでいる本が、『ルリボシカミキリの青』福岡伸一作。
そして、『いのちの食べかた』森達也作。
そして、『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トェインのペーパーバック。
いただいてます。

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2010/9/21
「1万時間の法則」と呼ばれるようなものがあるらしい。
ここ数日で、読んだ本。
『はじめて哲学する本』藤原和博氏作。
元リクルート勤務。元杉並区立和田中学校校長、大阪知事特別顧問、という
バックグランドの人だ。民間から公立の中学校の校長先生となり、次々と
独自のアイディアで、教育を改革してきた人だ。中学校の独自の授業展開内容と
して『よのなか』というような本も出版していたりする。
そんな人が出版した最新本だ。様々なトピックについて、子どもたちに疑問を
投げかけるというものだ。
その本にあったのが、「1万時間の法則」というもの。どんな物事でも、
1万時間の時間を重ねれば、ものになるというものだ。
勿論、ちゃんとしたガイダンスが必要だけれど。
その本とは別に読んだのが、『ルリボシカミキリの青』福岡伸一氏作。
分子生物学の教授だ。『生物と無生物のあいだ』のように専門的ではなく、
本人の中へと入り込んだ、読みやすい、おもしろい本だ。
その中にも、プロフェッショナルになるには、1万時間の時間が必要だと
いうことが書いてあった。
1日に3時間、10年間続ければ、ちゃんと、「ものになるのだ」。
確かに、毎日3時間、10年間続けることは大変だ。
しかし、まだまだ遅くない。
引用
大切なのは、何かひとつ好きなことがあること。
そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの
旅程が、驚くほど豊かで、君を一瞬たりともあきさせること
がないということ。
そして、それは静かに君を励まし続ける、最後の最後まで
励まし続ける。
『ルリボシキカミキリの青』 福岡伸一

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2010/9/20
イギリスの駐日大使のデイビッド・ウオレン氏が、長崎を訪れた。
原爆の爆心地に花を献花し、原爆資料館を訪れた。
ルース米大使は、原爆の日に、広島を訪れたが、長崎は訪れなかった。
9月26日に、長崎日米協会の40周年に合わせて、記念式典に参加する。
爆心地にも、原爆資料館にも立ち寄って欲しいものだ。
The Big Issue は、イギリスで始まった、ホームレスを支援する雑誌で、
The Big Issue Japan は、そのイゴリス版を基本とした、日本の組織だ。
年1800円を支払って、にこにこ会員に登録しているので、隔週のThe Big Issueが
届く。
日本のビッグイッシューは、7周年を迎える。そのビッグイッシューが、2007年に
は、NPO法人のビッグイッシュー基金を立ち上げた。先ほどの寄付は、その基金が
運用している。
日本の貧富の差は、世界4位だ。3位はアメリカ。
日本は、その昔、みんなが中流意識の、ある意味、「平たく」富が分布していた
(あるいは、会社自体が儲けていた)。
確かに、収入が下がってしまったりする人は多いかもしれないが、もっともっと
恵まれない人たちは、たくさんいるのだ。
出来ることを少し、少しずつ。
誰かを助けることは、最後には自分のことを助けることになるのだ。

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