1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2010/5/13
温泉とは、湧出する温水が25度以上である。湧出する温水1kgの中に
特定成分が一定量以上含まれている。以上の2つのどちらかがあてはまれば、
「温泉」と呼ぶことができる。僕たちが考えている以上に、「温泉」と呼ぶ
施設をつくることは「簡単」だということだ。
兵庫県の西宮北口のコナミ(スポーツクラブ)に通っていた時(12時まで
開いていた。大阪のいくつかのコナミは24時間営業だった。全く「都会」
ってやつは)、その浴場には温泉があった。地下をどこどこどおんと掘って
行って、25度以上のお湯が出るようにしたのだ。
都市に温泉が増えたのは、そのためだ。
4日は、長門市駅から長門湯本は美祢線で2つ目の駅だ。そこの湯元温泉
へと行った。金子みずず記念館へと行き、魚料理を食べた後だ。
音信川に面し、湯本温泉(湯本というと、箱根湯本を思い出す。日本中に
湯本が存在するのだろう)の源泉である恩湯に入った。200円で入ること
が出来る公衆浴場だ。音信川には大きな鯉のぼりが渡され、川の上を泳いでいた。
行き当たりばったりのまま、長門市のステーションホテルを予約した。
4100円だった。トイレもバスも共同だった。食事もして、温泉にも
入っていたので問題はなかった。
5日。今度は、美祢線ではなく、山陰本線に乗った。穏やかなきれいな
日本海に沿って走る路線だ。みすず潮騒号はきれいな景色のところで、
数分間停車する。
昼前には、川棚温泉についた。前日の夜からの温泉リレーだ。
川棚グランドホテルへと行って、温泉に入って、瓦そばを食べた。
2回目だった。おいしかった。
フランフランで買った、えだまめは、それぞれ順調に大きく育ったので、
鉢わけをしたら、2本は、しなりと倒れてしまった。根の張り方の問題だ。
3つのうち、2つは間引きしてくださいと説明書にあった。
1本は20cmくらいに伸びている。一番、根がしっかりとしていた。
やはり、根が重要なのだ。外に出ている「見掛け」だけでは、本質は
わからない。一番、ちゃんと伸びているのは、ブレンダだと思う。
ジャックとビーンはへたりとなっている。それでも、根がしっかりと
張るのを期待して、そのまま鉢植えをしている。
テレビで、ER8 が流れていた。
相変わらずのテンポだ。フォレスト・ウィティガーが出演して、ストーリー
に厚みをつけている。
多重人格者の患者なんかも出てきた。アルジャーノンに花束を、の世界だ。
小さい頃に虐待を受けて、自分を守るために、多重人格者になったケースだ。
次々に目まぐるしくテンポのいい会話が交わされていった。
そう、人生は続いていく。
永遠には続かないとしても、僕たちは、生き続けなければいけないのだ。
そう、それぞれの人がね。
誰かのために。

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