1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2010/3/30
北九州モノレールの三萩野で降りる。仕事を追え、ジムに寄ってというのは
前日と同様だ。休肝日2日目。今日の月は、黒い雲に隠れていた。丁度、三萩野の
駅を降りて空を見上げた時には、少し月が見えた。
別に、ひとつ手前の駅で降りて、歩いてカロリーを消費するということ
ではない。北九州市の中央郵便局へと会社関係の郵便を出すためだ。
中央郵便局は、かなりの頻度で郵便物を送り出しているから、中央郵便局で
出した方が早く着くのだ。
横浜で勤務をしていたとき、中央郵便局は、歩いて15分くらいのところにあった。
西区の岡野町あたりにオフィスがあり、中央郵便局は、丁度その反対側に
あったからだ。今はつながっているかもしれない。
「ああ、いいよ、それ、中央郵便局で出してくるから」
(少しでも早く出した方が、間接的によい結果を生むからだ)
「いいですよ、僕行ってきますよ」なんて、軽く言えてしまうスタッフは、
できるやつだと思う。
そんな時は、「じゃあ、一緒に行こうか」なんて言って、帰りに
「ちょっと飲んでいこうか」なんていう風になったりすることがよくあった。
小倉の中央郵便局は、位置的には、小倉の駅のそばの郵便局のはずだけれど、
三萩野の外れにある。ちょっと不便だ。
三萩野の駅を一緒に降りた中に、うさぎっぽいコスプレの女の子がいた。
白いブーツを履いていた。隣にはごく普通のスーツ姿の女の子がいた。
なぜか、僕が渋谷の雑貨屋さんで働いていた頃のことを思い出した。
全くタイプは違うが、前の会社の職場での女性を連想した。
知っている人もいるかもしれないけれど、GO-BANG'S という3人の
女性バンドのボーカルの森若 香織さんだ。彼女は、いつも高いラバーソールのシューズを履いていた。なんか、それを思い出した。数年前、ネットで調べたら、
有名な俳優の人たちと青山の劇場に出演していた。
彼女の好きな音楽は、ブリティッシュ系の音楽だった。
森若さんと1度だけ、仕事の後に、SEED HALL という西武セゾン系(当時)の
場所でのイベントに行ったことがある。キース・へリング(エイズで亡くなって
しまいましたね)が、青山にお店を出したついでにという、「ポップ」なんとか
というイベントだったと思う。
ピーター・バラカンさんも来ていた。この間、土曜日の朝のNHK-FM の番組で
DJの仕事をもう30年続けていると言っていた。
そのイベントでも、森若さんは目立っていて、ポップでなんとかという大賞
に選ばれて、何か商品をもらっていた。会場で素敵な人を見つけるという
企画ですね。彼女自身は飄々としていた。
同じ時期に、黒姿で働いていた女の人は、日本のパンクが好きな人だった。
同僚の女性は、ラッシュとかボンジョビが好きな女性だった。
いつも2人で残りながら(大所帯であったけれど、社員は店長を入れて、
4人だけだったからだ。早番と遅番でローテーションを組んでいた)、
頭を抱えながら、発注をしたり、営業日報を書いたりした。
小島さん(旧姓)、お元気ですか。今でも、ラッシュとか聞いたりしますか
(そういえば、小島さんは、原田真治も好きだった)。
その店は、センター街からパルコに抜ける、スペイン坂の途中にあって、
忙しかったけれど、人通りが少なくなった(8時過ぎくらい
だったろうか)時間帯にレジを閉めながら、10CCのI'm Not In Love が
流れたりする時間が、いい感じだった。
CDはすれぞれが、順番に好きなのをかけていた(脈絡がなかった)
ドクター・ジョンにホイトーニー・ヒューストンにスライ&ファミリー・ストーン
にスタッフにビートルズにログにローザ・ルクセンブルグに大滝詠一に
ローリング・ストーンズにスミスにキュアーに10CCに・・・・・・
地方の国立の大学出身の「地方的に」頭がいい女性は、片岡義男が好きだった。
「××君、片岡義男がわかるようになったら、大人になった証拠よ」
といわれたことがあった。一時期、片岡義男ばかり読んだときがあった。
フレディー・マーキュリーに似たその男の子は、田園調布近くに住む坊ちゃんで、
毎日、相当の量のラムを飲んでいた。ドラムが好きで、部屋にはドラムセットが
置いてあった。
店長は、いかにもという感じの関西人の男の人で、VAN の赤のスイングトップ
を着ていた。その雑貨屋は、今は「地に落ちた」(失礼)感のダイエーの雑貨店
だった。それでも、DCブランドのブームの流れの端に乗っていた。渋谷は、
もっとも日本でも売り上げが高く、次が六本木で、吉祥寺や原宿や船橋が
その次だったと思う(あっ、梅田と難波と横浜と札幌を忘れた)。
4月の入社式は、虎ノ門での入社式だったと思う。レーザー光線が輝き、
ステージに現れたのは、中内功さんだった。どんな話をされていたのは、
さっぱり覚えていない。
ということで、三萩野で見かけたウサギの女の子から、昔のことを思い出して
しまった。
皆、元気に暮らしているのだろうか。
そう、そう、スライ&ファミリーストーンが好きだった中国人のギターリストの
女の子だった女性、元気でしょうか。
本当は、オバマ大統領に関して、アメリカの健康保険制度について書こうと
思ったが、全ては、三萩野のウサギの女の子が連想をさせた。
ありがとう、うさぎさん。月から出てこられたのでしょうか。

2
2010/3/29
空に浮かぶ月は満月だ。ほんの少しばかりいびつな感があった。
それでも、紺色の空を背景に浮かんでいる月は、「半恒久的に」素敵だった。
仕事を9時に終え、ジムへと行き、2kmを走り、ウェイトトレーニングをした。
ランニングマシンでは、ずっとQUEEN を聴いていた。かける音楽によって、
やはりペースが変わる。ジョージ・マイケルのバラードの時は、ちょっとペース
ダウンだった。QUEEN のボヘミアン・ラブソディを聴きながら走るときには、
やはり、プログレッチック(どんな)走りになる。
ジムを出て、小倉のモノレールの駅に行ったが、列車の発車時刻が遅かったので、
旦過までのんびりと歩いていった。月を見ながら。
旦過のプラットフォームからは、平和通りのプラットフォームが見える。
カーブを描きながら、旦過のプラットフォームにモノレールが入ってくる。
北九州モノレールは開業25周年を迎えている。その記念として、北九州出身の
松本零士氏の「銀河鉄道999」のラッピングモノレールが走っている。
27日からは記念切符も発売されている(もう、購入しました)。
平和通りから、旦過の駅へと流れ込んでくるモノレールは、ライトがあたって
ないせいで、その車体は影となっている。
11時過ぎ、スティービー・ワンダーを聴いていた。ここで、999のラッピング
モノレールが来たら、笑えるよなと思っていた。
黒い影が姿を現すと、本当に999のラッピングモノレールだった。
思わず、にたっとしてしまった。
リボン・イン・ザ・スカイが流れていた。
ちょっぴり、仕事でへんこでいたけれど、気が少し晴れた。

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2010/3/27
ほんの少しばかりジムに立ち寄る。いつも、姿勢よくステーアーマスターと
クロストレーナーを行っている女性はいなかった。笑顔が素敵な女性だ。
挨拶くらいは交わす。いつも仕事の後に、ジムへと来ているようだ。
ジムを出て、SPAIN BAR O に寄る。前日もカクウチスタイルありありでの
常連と寄った。例えば、PRONTO のナイトタイムで、ちょっとお酒を飲みながら
パスタなどを食べたりしたい気分(リーズナブルなお値段で、まあまあおいしい
食べものをというような気分)の時には、SPAIN BAR O へと行くほうが断然、いい。
値段設定は、ほとんど同じで(というより、O の方が安価で、おいしかったりする)
リラックスできる(なれれば、まあ、タバコは仕方ないけれどね、バーだしね。
20代の女性が一人で入ってきて、本を読んでいたりする(滅多になけれど)こと
ができる空間だ。
インゲンとたこのサラダ・・・350円
サッポロ黒生ビール・・・450円
生ハム(ハモン・セラーノ&イベリコ・べジョータ)・・・980円
そんな感じだ。
野菜スティックの彩りとアンチョビソースやレバーパテ(バケットがつく)も
お薦めだ。その日は、亀田選手の試合が流れていたが、普段はMTVが流れている。
パリス・ヒルトンやオジー・オズボーンの番組やミュージック・クリップが
映像だけで流れている。日本のA代表の試合があるときには、その試合が
流れている。全体的には、女性のお客さんが多いと思う。
今月のPICK UP のひとつの、インゲンとたこのサラダと鯛のフレークとオリーブ
のパスタをいただきながら、亀田興毅の試合を見た。最終的には、12Rで、判定負け
をした。
その後、カクウチスタイルありありでに行った。前日とは、逆のコースだった。
最近は、この2つのお店を行き来するという感じだ。居心地良さは、長く重ねた時間
と店の人たちと、そのに集うお客さんの作り出す雰囲気による。
僕にとっては、その2店舗が突出している。
そして、時々、Lefty bar へと行くのだ。
先週、10KMの大会に出ていたことが信じられなかった。
その時間には、別府の新鮨しというところで、鮨をつまんでいた。
1週間前の疲れは残っていない。さすが、別府の温泉パワーだ。
今年は、絶対にハーフマラソン(20KM)に出場したい。20kmは10kmと
違って、性根をいれていかないといけない距離だ。それが出来れば、
フルマラソンへの道が開ける。
生活習慣も含め、総合的に見直す必要がある。
カクウチスタイルありありでは、本日のピックアップの明るい農村(400円)を飲み、
ぱりぱり揚げ(油揚げなのだけれど、これがおいしい。しかも200円)を
たのみ、真いわしをたのんだ(銚子産のもので、身がしっかりとしていた。
これも200円)。ぱりぱり揚げを「ぱりあげを」とたのむと、誠さんが、
「ウィ、ムッシュー」(マドマーゼル)と答えることがあるらしい。
ぱりとPARISのダブルミーニングだ。
街にはまた寒さが戻ってきたようだ。
夜の街を抜け、紫川を渡る。サクラの木には、もうサクラの花が咲いている。
街灯が照らし出す、花びらが薄っすらとピンクに輝いてる。
関東に住んでいる元同僚に送ろうと思い、写メールを撮った。母にも送ろう。
月が少し薄く灰色の雲の後ろで輝いていた。
スガ シカオの「黄金の月」の歌詞を思い起こした。素敵な歌詞だ。
ネットで調べて欲しい。そして、何度も読んで、主人公の「柔らかな覚悟」
を感じて欲しい。
今度は、逆方向に紫川を渡り、旦過の丸和で観葉植物を買った(葉っぱが増殖するらしい。275円)。そして、いちごも買った。勿論、福岡産、博多のあまおう。
ハルキ文庫の『吉野 弘詩集』、これはおすすめです。
吉野弘さんの歴代の詩がうまく選定され、配列されています。
「祝婚歌」「夕焼け」「豊かに」
圧倒的にです。
必要のないものをそぎ落としていくこと。
これが、僕の人生でのこれからのポイントです。
ハーフマラソンに出るためには、体重を減らす必要があります。
部屋も片付けが必要です。本もですね。

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2010/3/26
テレビで、「普天間問題」についての番組が流れている。
手嶋龍一さん(外交官やスパイの物語を書いた人だ)や冷泉 彰彦さん(村上龍が主催
するメール配信の常連だ)も出ている。
田原さんの、浅間で(違うか、朝まで・・・・だ)、テレビだ。
知らないうちに、普天間問題から、トヨタ問題に議題が変わった。
政治家も含め、結構、議論が白熱している。こんな、もの凄く「瞬間的な時間」で
自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーション能力(そもそも必ずしも褒めれるものでもない)が必要だ。テレビは本当に危険だと思う。それでも、テレビが流す状況は、
ものによっては重要だ。問題は、こちら側の取捨選択だ。
今度は、中国の軍事問題に移った。さすが、テレビ、めまぐるしい。

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2010/3/25
やっぱり続かない。
亀井さん、おっしゃることがよくわかりません。
国民新党の有力支持団体が、全国郵便局長だからだ。
日本郵政グループ20万人の非正規社員のうち10万人を正社員に。
郵貯限度額を2000万円に。
日本の国債の9割超は、国内で保有されている。日銀の統計によると
借入金を除く国際・政府短期証券の残高は、820兆円。
国債の買い支えているのは、家計なのだ。
銀行に預けているお金、保険・年金の一部は、知らないうちに国債に
変わっているのだ。
僕たちは、ちゃんと預けたものは、永遠に保障されると思っている
ところがあるが、国の有事の場合などは、完全に「反故」になり、
「保護」されない可能性もあるのだ。
郵便貯金は、国債を買われるケースが多い。
借金を増やす原因のひとつになってしまう。
郵政のことは、よくわからなくなっているが、逆戻りしているということは、
なんとなくわかる。

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