1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2009/11/27
9時17分小倉発、のぞみ16号14号車17番A席。新大阪には、11時35分に到着する。
26日は、11時開始ではないので、いつもより少し余裕がある。11時開始の時は、
7時台か、8時台の新幹線になる。
9時45分辺りに、徳山を通過する。いつもの夜景ではなく、銀色の鉄の世界が
一面に広がり、聳え立つ煙突から白い煙が立ち上っていた。
オバマ大統領は、温室効果ガス排出量について、2020年までに05年比で、17%
削減する目標を、来月開催される国連気候変動枠組み条約で発表する方針を決めた。
いつを基準にするかというのは、聞こえがいいとか、印象がいいとかいう戦略的な
こともある。日本て提示した「90年比25%」よりずっと見劣りする。しかし、
17%という数字が独り立ちすると、悪くないんじゃないということになる。
しかし、京都議定書を「ぽわーん」と蹴ったブッシュジュニアと比較すると
圧倒的な進歩だ。先進国で、京都議定書を「蹴った」のは、アメリカとオーストラリア
だ。
10時12分、マツダズームズームスタジアム広島を右手に見る。
とてもいい球場だ。外から見てもその楽しさがわかる。
絶対に行ってみたい球場だ。
11月23日アルテ高崎戦に2-1で勝利し、ニューウェーブ北九州(小倉以外の
人は知らないかもしれない、小倉の人も62%は知らないかもしれない)が、JFL
からJ2に昇格した。チーム発足から9年目のことだ。
おめでとうございます。
11時29分、武庫川を渡る。
兵庫県西宮市、ずっと下っていくと、海へと抜ける。
阪神電車に武庫川という駅があったと思う。甲子園球場は
すぐ隣の駅だ。
太陽が輝き、のんびりとした小春日和だった。
(続く、多分)

0
2009/11/25
雨は西からやって来る。
24日は、当日移動の出張だった。
雨と一緒移動だった。
大阪本部での研修のための出張を終えて、天満橋の商店街を南下する。
新幹線の中で、ビールを飲みながら、お弁当(おそらく、鶏太郎のお弁当だ)
を食べるより、大阪のお好み焼きを食べたかったからだ。
お好み焼の有名店もいいが、日常的に商店街にあるようなお好み焼のお店の
方が"politically correct"だったりするのだ。「千房」とか「ぼてちゅう」
より、ずっと地に着いておいしかったりする。
たから というお店に入る。
ビールと豚玉のセットが1000円になっている。
250円で5個のたこ焼きをつける。
炭水化物、というより、粉モン大王的な感じだ。
雨の天満橋の商店街はちょっぴり、湿っていて、それでも、倒産セールです
といいながら、若い茶髪の兄ちゃんが、1,000円均一のアクセサリーを
売っていたりして(彼女にどうですかとかいいながら、でも、ティファニー
もクリスマスに向けて、割引しているそうです。でも、ティファニーだもん
ね)、それはそれで、そんな感じな雰囲気はそこら中に溢れていた。
店内には関西の芸能人らしき人たちの色紙が飾ってあった。
おじさんの声が響く。二人の60代の男の人だ。
「のぞみとひかりじゃ売っているもんがちがうんだよね、これが、
全然。サンドイッチしか食べてないからね。この一杯のために今日は
我慢していたようなもんだよ」
そういいながら、そのおじさんは、おいしそうにビールを口にした。
その喋り方は、東京の下町で生まれ、育ちましたという感じで、
そう、こちとら、浅草生まれの浅草だいという感じで、きっと「さ行」を
うまく発音できないのではという感じだった。
少し声が大きかったけれど、大阪の下町(大阪の下町って、北区にあるの、
此花区になるの、浪速区にあるの、西区にあるのって感じだけれど、
きっと、大阪の下町は、その地域にある地元の商店街だと思う)には、
妙に合っていた。
18時45分新大阪発、のぞみ号。
最新号のAERA を読む。エグザイルのHIRO が表紙のやつだ。
今日の新聞を読む。そして、眠る。メールを見る。
ビールを買う。キリンしかないということ。キリンのラガーの
缶ビールだ。じゃがりこを買う。
なぜ、じゃがりこがおいしいのか、じゃがりこを好きな人が多いのか、
僕にはよくわからない。だから、時々、じゃがりこを齧る。
キリン君が「食べたらキリンがない」という台詞を言っている。
238KCAL。
カルビーといえば、ポテトチップスだが、ポテトチップスの日本でのオリジナルは、
湖池屋だ。
20時28分辺り。
徳山辺りを通過する。黄色みがかったライトとオレンジのライトが
雨に濡れ、暗闇に包まれた工場地帯に浮かんでいる。
無機質でありながら、それでいて湿った匂いがしてくるようだった。
21時10分過ぎに「カクウチスタイルありありで」に入る。
Rさんがいる。
Rさんとは到るところで会っている。きっと、それは、僕が小倉で
「正しい」過ごし方をしている証拠かもしれない。
日曜日、イギリスから日本へとやって来ている、BRITS たちと(ひとり
オージーがいたけれど、以前にもカクウチスタイルありありで で会った
ことがある。タクシードライバーのことについて話をした、彼らは日本語を
勉強しに来ている。1年間の期間らしい、北方に住んでいるということだ)
カクウチスタイルありありで で会った。
その後、Lefty's Bar へと行ったが、閉まっていたので、SPAIN BAR O へと
行った。そこでビールを飲んだ。
16時くらいに僕だけ出た。
タクシーに乗り、部屋に戻って、そのまま倒れ込んだ。
昼過ぎまでずっと眠っていた。
小倉に降った雨は、小倉の街を濡らしていた。
しかし、もう雨は止んでいた。
雨はあなたの頭の上に落ちてくるかもしれない。
しかし、よく誰かが言うように、止まない雨はないのだ。
そして、雨が止んだときには、青い空が広がることが多い。
そして、注意深く見ていれば、虹を見つけることもできる。
そういうことだ。

0
2009/11/21
ICELAND
09年10月30日、アイスランドからマクドナルドがなくなった。
イタリアとかフランスのように、「チープなファストフードなんか
食べるんではない」なんてスローフォードとしての反逆ではなく、
通貨のクローナが暴落して、食材の輸入にコストがかかりすぎる
ようになったからだ。
ええええええ、マクドナルドがああ。
なんていうことは言わない。まあ、普通にマクドナルドに行ったり
するが(横浜に住んでいた時は、2ヶ月に1回だっただろうか。そういえば、
小倉に引っ越して1年半、マクドナルドは1回くらいしか行っていない。
ロッテリアには、「絶品〜」を食べに3回くらい行ったけれど。
そうか、おいしいものに溢れた場所では、マクドナルドへと行く回数が
減るのだ)、僕にとってのハンバーガーの原点は、中学の頃によく通った
シーマンというお店のハンバーガーだ。そのお店は、兵庫県西宮市の
夙川(芦屋の隣にある田中康夫さんも、よくエッセイで書いていた人気の
スポットですね。春には、北の山側から南の海側へと、ずっと桜が咲きます。
その夙川の北側に、僕が通っていた西宮市立大社中学校があります。
今は、校区が違うかもしれませんが、僕はどちらかというと、そこから
所得が下がる東の西宮北口へ向かった方向の場所に住んでいました)という
場所にあった。
そうだ、中学生の頃には、地域にはロッテリアしかなく、マクドナルドは、
神戸・三宮まで行かないとなかった。三宮に映画を見に行き、フラワーロード
のマクドナルドで、フィレオフィッシュを食べて、フレンチフライを齧りながら
西の元町の大丸百貨店まで行って、屋上のゲームセンター(勿論、テレビゲーム
はなく、ピンボールとかもっと牧歌的なものばかりだった)で、遊ぶのが、
中学生の僕たちにとっての素敵な日曜日の過ごし方だった(その頃、公立中学は、
土曜日は休みではなかった)。
僕と、石村君と、栗林君(20歳代で亡くなってしまった)の3人がいつも
固定のメンバーだった。そこに、桑原君や塚本君(小学生の頃、草野球で
僕がピッチャーの時、キャッチャーのポジションを守っていた)と国分君
(お父さんが、夙川脇のグンゼの寮の管理人をしていて、国分君の家族は
そこに住んでいた。僕たちは、その寮のテニスコートで、よく野球をした。
アンツーカーの素敵なコートだった。そういえば、卓球もした。寮だけ
あって、色々なものがあった)が加わった。
えっと、何の話だったっけ。そう、そう、手作りハンバーガーの店、シーマン。
そこは、普通の喫茶店という感じだったが(大学生になった時に寄ったことが
ある)、中学生の僕たちにとっては、大人が寄る場所という感じだった。
そこで、僕たちは、コーヒーを飲みながら、ハンバーガーを齧っていた。
手作りのおいしさは、そのままだった。
だから、僕のハンバーガー体験の原点は、「手作り」なのだ。
だから、どちらかというと、日本からはもう撤退してしまったが、
「バーガーキング」(横浜の伊勢佐木モールにありました、伊勢佐木町
ブルースのあの通りですね。松坂屋の前では、ゆず も路上ライブを
やっていたこともありました。メジャーになる手前の頃だったと思います。
ワールドカップフランス大会があった頃のことです)が好きだ。
ということで、アイスランド。
アイスランドと言えば、エイドゥル・グジョンセン。サッカープレイヤーだ。
31歳。
長身の「パスもうまい」献身的なフォアード。
衛星放送を見ることができないので(加入していないだけですね、加入すると
やばいです。きっとテレビ中毒になって、飲みに行く時間も、本を読む時間も、
ジムに行く時間もなくなってしまうような気がします)、グジョンセンの姿
を見かけているわけではないけれど、なぜか、その姿はいい感じだ。
横浜に住んでいた時には、ユニフォームも作ったことがある。
半袖のやつだ(グジョンセンは、長袖を好んでいる)。
チェルシーのユニフォーム。サムソンの文字が胸に入る前のやつだ。
エミュルージュ?あれっつ?(最近、固有名詞が出てこない。しかも調べようと
しないし)
世界一美人のフライトアテンダントが揃っているという評判の航空会社だ。
グジョンセンは、チェルシーの後、FCバルセロナにいた。スター集団の中に
あって、サブに回ることも多かった。今年から、モナコ(なかなか、渋いチーム
ですよね)に移籍しています。お父さんもサッカープレイヤー、息子さんも
FCバルセロナの下部組織のチームに入っていた(今は、引越したのだろうね)。
マクドナルドは、右上がりに収益をあげている。コーヒーのクオリティもあげ、
コーヒー市場にも殴りこみをかけている(コーヒーの値段があがるかもしれない、
コーヒー豆の取れている量が少ないのだ、今年)。
マクドナルドのハンバーガーの元の牛を飼育するために、膨大な牧草地と
牧草が必要になる。実は、それが緑を減らしている、エコではないのだ、
という意見もある。
九州に住んでいる人は、九州という大きな括りで「地産池消」で生きていく
ことができる。素敵な食材に囲まれているからだ。
わざわざ、マック(大阪では、マクド オ)へ行って、ハンバーガー
齧らんでよか。
頑張れ、グジョンセン、頑張れアイスマン、頑張れ、アイスランド。

0
2009/11/18
アスペルガー症候群というのは、よくわからないけれど、精神障害の
ひとつで、言語発達の遅れのない自閉症近似の発達障害。興味の対象に
対して、きわめて強い偏狭的といえる水準での熱中を伴う。
これは、決して、病気ではないと思うし、特異なことでもないと思う。
中学生の時にもいた、同じクラスで。なかすかおさむ君は、僕と同じ
「おさむ」という名前で、彼は、体力はなかったけれど、英語の点数は
よかった。数学とか10点とかなのに、英語は80点とかを取っていた。
「○○君、vangurd って知っています?」
「知らんよ、そんなん」
「ふふふふふっ、vangurd は凄いんです」
彼は、時々、周りの男子からいじめられていたこともあったし、女の子には
あまり相手にされなかったけれど、僕たちのクラスの中で、ある意味、自分の
「位置」を確保していた。
偏狭的という観点からすると、僕も部分的には「アスペルガー」だと思う
(アスペルガーをカタカナで見ると、いつもカタカナだけれど、アスパラガス
を連想するのは僕だけだろうか?「はい、そうです」)。
小倉のモノレールの平和通り駅に、自動販売機がある。駅にkioskuとかがなくて、
電車に乗る前に「AREA」を買ったり、キシリトールを買ったりすることが
出来ないのにも慣れた。その代わりに、自動販売機がある。
因みに、小倉のモノレールは、小倉駅の中からそのまま企救丘に向かって
出てくる。それは、ちょっと、サンダーバードの基地みたいだ。
乗り物好きの男の子でなくても、初めてその建物からモノレールが滑り出す
のを見ると感動すると思う。僕は、もうすっかり「小倉っこ」なので、
そのシーンに出会ってもなんとも思わないけれど。
例えば、ヤクルト。僕が買うのは、ヤクルト300Vだ。製造は、神戸の西区で
作られている。ガラオリゴ糖という、なんとなく体に良さそうな響きの糖が
入っている。大阪の本社で教材を作っていたとき、ヤクルトを運んでくる女性が
いた。ペコちゃんのように目がくりっとした人だった。
僕はいつも、レモリアとジョアを買った。
ヤクルトを配る人は、それぞれ事業所得者で、商品を買って、その商品を
色々な場所へ(自分の島をつくって)運んでいくのだ。
モノレールの平和通りの、そんなヤクルトの自動販売機の後ろに、ソイジョイの
自動販売機がある。上から順に、ソイジョイ/ストロベリー、レーズンアーモンド/
カカオオレンジ/マンゴーココナッツ/アップル/Feプラス プレーン、
そして、カロリーメイトのチョコレートとフルーツ味がある(これを順番に
モレスキンの手帳にメモをする、俺ってどうかと思うけれど。偏狭的だ)。
階段を下りれば、コンビニがある。そんなところで、ソイジョイなんか誰も
買わない。それとも、ポスター代わりの広告料と考えているのか(そんなことはない)。自動販売機には、様々な契約があるが、電気代をもったり、売り上げの
数パーセントをコミッションとして渡すことで、結局は、そこに自動販売機を
置く人の利益になる契約が多い。それはそうだ、保証金とか場所代を払わないで、
売利上げの数パーセントで、場所を確保できるのだから。飲料会社としては、
とても効率のいい話だ。だから、日本に、自動販売機が増えて、宇宙から見ると
日本が明るく見えたりするのだ。場所を提供する側が、全く痛くも、かゆくも
ない。貸すだけで、小銭が入ってくるのだ。
CO2排出量を増やしている原因のひとつ。自動販売機は、核兵器と一緒で
(ごめんね、ごめんね、例えがとんがってて)減らしていかないといけない
ものだ。
ヤクルトスワローズの五十嵐亮太が、日本最速158KMを出したのは、2004年の
ことだ。6月3日、相手はタイガースの今岡選手だったらしい。
今岡は、今は、自由契約(?)になっている。どこかのトライアウトに出ていた
のを見た。今岡、若トラといわれた人だ。濱中おさむ選手もそうだ。
あにきがいて、そして城島が入れば、今岡選手の居場所がなくなったのかも
しれない。悲しい。
五十嵐選手は、159KMを投げた、マーク・クルーンに抜かれるまで、日本一の
速球男だった。あんなフォームで、右腕を壊さず(手術をしたこともあるみたい
だけれど)、ずっと投げているのがすばらしい。
大リーグ。どこか、入団させてあげてください。
なんとなく、イーストコースとではなく、ウェストコーストな感じだ。
サンフランシスコ・ジャイアンツあたりがいいのでは。
バリー・ボンズ(まだジャイアンツだよね?)とハイファイブをする五十嵐。
なかなかいい感じだ。
ヤクルト、今日も、いただきます。
自分の体や健康は、自分で守らないとね。

0
2009/11/16
My instict says that it's bettter to be a day off for a liver today.
-今日は、休肝日にした方がいいような気がするなあ-
ということで休肝日。
ジムへ行き、クロストレーナーで、勝間和代さんいわくの1日に必要な運動量
の300kcal を消費する。30分間のクロストレーナーだ。スキーのように前後に
足を動かす運動だ。デジタル・オーディオ・プレイヤーで、スティービー・ワンダー
のベストの中から、バラードばかりを聴いていた。
Lately
★最近、なんか不思議な気持ちになるんだ。ちゃんとした理由もないんだけれど。
特に用事もないというのに、なぜ香水なんかつけて出掛けるんだい。
そんな感じでずっと続く、女の人にふられつつある男の歌だ(と思う)。
wearing perfume
そう、香水は、wear =着る ものなのですね。英語らしい素敵な表現です。
この曲は、妹も好きだと言っていた。まだ、僕が関西にいた1年半前くらい、
3ヶ月に1回くらいの割合で御影(神戸と西宮の中間あたりですね、でも神戸市
です)で、飲んだりした。そのときに、この曲が好きだと言っていた。
「その曲、ふられようとしている男の人の曲やで」
「ああ、そうなんや」
なんて会話を交わしていた。
Send One Your Love
★イントロのオーオーオーというところが素晴らしい。
本当に好きな人がいるなら、たくさんのバラを心を込めて贈りなさい。
そんなの時代遅れという人がいるかもしれないけれど、本当に心から
の気持ちなら関係ないのさ。
なんていう感じの曲だ(多分)。
These Three Words
★一体、いつのことだろう、君の家族が君から I love you といわれたのは、
一体、いつのことだろう、君の子どもたちが、君から、I love you といわれたのは。
毎日を大事生きているというけれど、そんな簡単なたった3語の言葉さえいう
時間を惜しんでいるんじゃないか。
この曲は、スパイク・リーの映画 Jungle Fever の始まりのシーンでかかる曲で、
画面に文字が流れていくのがとても印象的だ。映画自体は?という感じだった
けれど。ウェズリー・スナイプスが出ている。白人女性と黒人男性の"politically
correct"な恋愛映画だ。
教条的な匂いがするが、とてもいい歌詞だ。日本では、I LOVE YOU を「ありがとう」
という風にして、These Five Letters という曲のタイトルのイメージで聴くと、
とても心に響く(多分)。
Stay Gold
これは、よく歌詞がわからないけれど、いつまでも輝いていようぜ、みたいな
感じだ(かなり適当)。
そう、Outsider のエンディングにかかる曲ですね。アウトサイダーといっても、
コリン・ウィルソンの難しい本ではないですね(これ知っている人、あなたは偉い、
でもあなたは、ある意味「アウトサイダー」)。
マット・ディロン、ラルフ・マッチョ、エミリオ・エステベス(だっけ?)が
出演している、80年代のWESTSIDE STORY ですね。
通の間では、有名な話ですが、端役で、トム・クルーズが出演しています。
横浜野毛バー「キネマ」(ハウスビールは、カールスバーグ)の吉井さんに
教えていただきました。
I Just Called To Say I Love You
★祝う新年もないし、春の初めもないし、歌う歌もないし、また何も起こらない
1日の始まり、・・・・でもこれだけは覚えていて欲しいんだ、I love you
と心から言うために電話したんだ。
これは、心地よいリズムとわかりやすいシンプルなタイトルの曲で、ただ
心地よく聞き流してしまうが、ネルソン・マンデーラが、獄中にいた時に、
そのネルソン・マンデーラに宛てたメッセージソングといわれています
(多分)。
ネルソン・マンデーラも自由になって、選挙が行われ、アパルトヘイトも
「取り合えず」は制度的にはなくなりました。しかし、まだまだ格差は
もの凄くあります。アパルトヘイトがあった頃、日本人は、「名誉」白人
とか「格付け」され、へらへらとしていました。名誉白人ですか。
僕たちは、コケーイジョンでなくて、モンゴロイドです。それは知って
おかないとね。
まあ、来年には、南アフリカでワールドカップも開催されることだし。
ここまできたのは進歩ですね。
その昔、アパルトヘイト反対のsun city のコンサートなんかもありました。
その後、ビージーズ(なんでやねん)のmore than a woman とかを聴きながら
4kmを走った。
確かに、外を走るのと、ランニングマシンを走るのでは、全く違った。
もっと、外を走らなければ。
日経新聞の「春秋」(天声人語のようなものですね)より。
「東京近郊に住む目の不自由な若い女性会社員が、都心まで1人、電車で
通勤していた。大変でしょうねと聞かれ、「あっちこっちぶつかりながら歩き
ますから、なんとか・・・・・・」とほほ笑んだ。「ぶつかるものがあると
かえって安心」だと。▼この問答を見た詩人の吉野弘さんは強い衝撃を受けた。
目の見える自分には、人も物も「避けるべき障害」にすぎない。しかし、彼女
にとって、ぶつかってくる人や物は「世界から差しのべられる荒っぽい好意」
であり、ぶつかるとは世界と結ばれることだと知ったからだ。作品「ぶつかる」
にそう記す・・・・・」
ということで、詩人吉野弘さんの素敵な詩を以下に引用。
祝婚歌
吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然がことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったがどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

1