1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2009/2/28
cool japan という言葉で、知らないうちに海外で一部の
(しかし、マイノリティではない一部だ)人たちに(ヨーロッパ
では、フランスなどは最たる例だ)、アニメのキャラクターや
東京原宿辺りのゴスロリやロリータやビジュアル系(そのカテゴリー
の仕方は間違っているかもしれないが)のファッション、高校生の
ファッション、文化(デコレーション文化、なんじゃそりゃ?
まあ、携帯のデコレーションなどですね)などが、受け入れられている。
NHKは深夜に色々な「おもしろい」番組を流しているが、その中に
「東京カワイイ」(?)という番組があって、特に東京のティーンから
20代前半のファッションなどの文化を紹介する。
その中でもcool japan のことは、よく紹介されたりする。
そん中、外務省が、日本のそういった文化を世界に「輸出」するために
象徴となる3人の「キュート」な女の子たち(その筋では有名人)を選んで
「外交官」として様々な国でもプロモーションを行っていくらしい。
えっ、漫画?なんて思う人もいるかもしれないけれど、日本の漫画は
他の国の「コミック」と異なり、大人が熱中してしまうような多様性が
ある。漫画にそれほど熱中していたわけではないが(逆に大人になって
というより、年を重ねていって、熱中する漫画などが出てきた)、
結構、癖になってしまうものもあるのだ。
『ここ一番に強くなれ』三田 紀房
最近、読んだ本だ。『ドラゴン桜』の作者だ。サラリーマンに向けて
書かれたビジネス書だ。なかなか straight foward な感じでおもしろ
かった。
その中で、三田さんは、漫画の世界は、毎週、毎週、編集者と読者との
格闘で、おもしろくないと、すぐに切られてしまう。だから、漫画の
連載には、もの凄い努力が注ぎ込まれているのだ、というようなことを
書いてあった。
だから、漫画を読みなさいと。
最近、はまっていたのは『闇金 ウシジマくん』 真鍋 昌平 だ。
きっと気が滅入ると思う。
しかし、結構、リアリティがあって、例えば次のような台詞を主人公たち
が言っている。
◆会社に入ると褒められるコトないもんな。子どもは毎回褒められている
から、なんでも一生懸命出来るんだろうな。
◆住宅ローンは利息のほうが先に充当されるので10年払っても元金は、
2割くらいしか減っていない。
◆売れない営業マンは、商品の勉強をする。しかし、売れる営業マンは、
人間の勉強をする。自分を勉強し、相手を勉強する。商品知識よりも
大切な「仕事以前の基礎」に目を向ける。
DeNA は、現在、モバーゲータウンで収益をあげているが、昨年、英語圏
でも展開を始めたらしい。
日本でも、ゲームだけではなく、オークション、買い物、ニュース
などのコンテンツを準備している。そこに、小説の投稿
のコーナーもあって、会員の4.2%が投稿しているらしい。
英語圏のサイトでも、小説を投稿する割合は、5%らしい。
全て、「親指」だけで、打つということだ。
南社長は、親指だけで、600ページ分くらいの小説を書いてしまう
世代が出てきたということと、世界規格標準(日本は、世界の中でも
特異な基準だ)の携帯が出来れば、日本のコンテンツが、そのまま
海外でも通用するということがわかりました、ということを言って
いた。
mixi は中国でも展開を始めている。
ハードだけではなく、ソフトの輸出も大事です。
ハード面でも、環境問題の高まりから、日本の鉄道技術などのも
注目が集まっている(三菱や日立が展開している、ヨーロッパでの
列車やそのシステムの製造ですね。川崎は、アメリカので現地生産
体制で、地下鉄などの製作を行っている)。

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2009/2/27
大福軒は、最近見つけた、小倉のお気に入りの中華料理屋さんだ。
横浜が圧倒的に長かった僕は、おいしい中華料理が日常的にあった
ので、兵庫県へと戻って2年、それが当たり前のことではないという
ことを知った。さらに、小倉では、なかなか酢豚のおいしい中華料理屋
はない。最近、餃子の王将が出来たが、そのセットメニューは、他の
地域とは違って「小倉的」だったりする。
大福軒は、旦過にある。
今日は気になっていた、ちゃんぽんを食べた(ちゃんぽんは、やはり
長崎が一番だ。次は、横浜にある「よかとこ」のちゃんぽんだ)。
なかなかおいしかった。小倉にはおいしいちゃんぽんが、なかなかない。
僕が好きなのは、クリーミーな「クラムチャウダー」のようなスープだ。
まだ、2回しか行っていないので、これから何度か足を運びたい。
魚町4丁目から、旦過の大きなマンションの方向を、旦過商店街の
裏のどぶ川を通して眺め見た風景は、横浜の黄金町辺りから、大岡川
を通してランドマークプラザを眺めたような風景とちょっと似ている。
京急電車の代わりに走るのが、モノレールだ。
ケンターッキーフライドチキンのお店の外に、ビールセットという
垂れ幕が出ていた。小倉店のオリジナルらしい。
生ビールとチキンが1本ついて、500円のセットだった。
流石、小倉だ。
3月1日に、JR九州のカードが発売される。
SUICA のようなものだ。
SUICA が東京で始まったのは、僕が新宿で働き始めた2000年くらい
からのことだった。
カードの名前は、SUGOCA だ。
関西地区でのJR のカードの名前は、ICCOCA だった。
僕が使っていたのは、阪急電車と大阪地下鉄が兼用で使用できる
PITAPA だった。

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2009/2/24
土曜日と日曜日が仕事で、本日は振り替え休日をとっている。
昨日は、仕事の後、知り合いと「お多幸」(おでん屋)へ行き、
その後、spain bar O で、2人でずっとサングリアを飲んでいた。
テレビのモニターでは、MTV JAPAN が流れ続けていた。
一緒に飲んでいた女性は、映画が好きで、特に最近の俳優の
ゴシップなどに詳しい(しかし、アル・パチーノが好きで、ゴッド
ファーザーは、3作品を見てしまうこともあるらしい、そして、
007も好きらしい)。中京テレビ(?)のSHOW BIZ (知る人ぞ
知る、日曜日の夜を名残惜しむための『情熱大陸』と双璧をなす
番組だ)も見ている。
携帯で、ハリウッドのゴシップを配信してくれるサイトに登録して
いるらしい。おまけに東スポの配信もしてもらっている。
昨日の夜は、『おくりびと』がアカデミー賞の外国語映画賞を受賞
したことを教えてくれた(外国語賞という「枠外」のカテゴリーが
いかにも「アメリカ的」だ)。
日曜日にテレビで見た『ザ・ロック』のニコラス・ケイジの名前が
すぐ出なくて(エド・ハリスやショーン・コネリーは出てきたのに)
携帯で検索してくれて、名前をピックアップしてくれた。
僕が与えたキーワードは『リービング・ラスベガス』(ふるっ、この
サントラの COME RAIN OR COME SHINE がいい。ドン・ヘンリーだ。
このサントラのCDをはじめて聞いたのは、横浜の野毛のバー『キネマ』
だった)だった。そして、ニコラス・ケイジは、フランシス・フォード・
コッポラの親戚で、娘のソフィア・コッポラも映画監督でという風に、
話は、あてどもなく飛んでいった。
赤ワインとオレンジジュースとリキュールとたくさんのフルーツで
彩られた甘さのサングリアを飲み続けながら、SEX & THE CITY の映画
の話をし、初めて買った8万円の靴の話をし、ミスター・ドーナツの
話をした(その彼女は、高校生の時に、ミスター・ドーナツでアルバイト
をしていたのだ)。
流れていたMTV JAPAN で、オジー・オズボーンが映り、僕は、オジー・
オズボーンの話をし(と言っても詳しいわけではないけれど)、その彼女は、
オジー・オズボーンの娘の品行の悪さを話し、ボブ・ゲルドフの話になった
時に、僕は、ブームタウンラッツの話をし、彼女は、娘のピーチ・ゲルドフ
の品行の悪さの話をした。
ちょっと、スティーリー・ダンの HEY NINETEEN のような気持ちになった。
別に、アレサ・フランクリンの話をしていたわけではないけれど。
そんなあてどもない時間は、実はとても貴重で、そして儚い。
そんな時間を僕は楽しんでいる。
今日は、会社へちょっと顔を出し、事務仕事を済ませ、『すし屋の常識・非常識』
にでも出ていた、小倉の「天寿司」へと行った。
実は、ものすごく近くにあったことを知らなかったのだ。
時々、立ち寄る立ち飲みの「カクウチスタイル」のすぐそばにあった。
お酒を出さないすし屋で、全国的にも有名らしい。その近くにある「もり田」
というところも有名らしい。
お酒が出ないので、当然、年配の女性客が多くなるのだろう。
昼に有名すし屋さんへ入るのは、なかなかいい感じだ。
僕が入った時には、3人のおばあちゃんたちがいた。
月に一度、そこに集まるようだ。帰り際には、翌月の予約を取っていた
からだ。店内には、養老孟司さんとイチローのサインが置いてあった。
何を頼もうかと、決めていたが、おまかせという感じだった。
2500円、3000円、6000円と明確に値段を提示していた。
2500円のやつをたのみ、終わってから、追加で、鯛とあなごを
たのんだ。おいしかった。BGMもなく、お箸もなかった。目の前に
出された1貫のすしをつまむ感じだった。
壁に張り出された新聞記事は、有名店ということを紹介する内容だった。
お吸い物もなかった。
すしだけのお店だということだった。
その後、eimu というマッサージのお店に行った。
結構、足裏マッサージには行く。足の裏にはいくつもの体の反射区(つぼ)
が集中しているのだ。
少し、きりっとしたてきぱき型の40代くらいの女性が担当だった。
老廃物がリンパに乗せられ、ひざの上へと押し上げれていた行った。
結局、たくさんの水分を取って、尿として流してしまわないと、それらの
老廃物は足に戻っていってしまうのだ。
ぐらっと横たわって、自分を「あけわたす」時間は、心地よい。
人間は、誰かといつも常に触れ合っているのは、ごめんだけれど、
やはり、触れ合うことがなくなると、心が「枯れていって」しまう。
心が枯れると、自分さえ「愛する」ことができなくなってしまうのだ。
Have a groovy "laid-back"!

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2009/2/20
『すし屋の常識・非常識』重金 敦之氏。
朝日新書を読んでいる。
すし屋の湯のみ茶碗は、なぜあんなに大きいのか。答えは簡単で、
屋台から起こった昔のすし屋は店を切り盛りする職人が一人しか
いなかったからだ。 −同本−
というようなことが書いてあったり、
アナゴの握り方は、皮目を表に出して握る方法と身を上にして
皮目をシャリにのせる方法がある。見た目は、皮を隠したほう
が上品に見える。 −同本−
というようなことが書いてある。
寿司を食べに行った。
下関の「てんま」という寿司屋さんだ。北九州へと引っ越して
きたときに見つけたお店だ。
ねたは、当然のことながら新鮮で、お吸い物なども、今なら
鯛のお吸い物が出てくる。
例えば、まぐろは、西ほど、東ほどには人気がない。
三崎がある神奈川県に長く住んでいた僕にとっては、
赤い鮪は、馴染みの寿司ネタだった。
その昔、冷凍技術などが発達していなかった頃、まぐろ
は、それほど人気が高い魚ではなかったようだ。
トロ(脂)なども、それほどなかったようだ。
今は、鮪を広い場所で養殖し、あまり動かさないようにして、
トロをつくるようなこともやっているらしい。
生き造りが始まったのは九州らしい。
刺身でもポイントとなるのは、新鮮な魚のコリコリ感だという
ことだ。その一方で、新鮮であればいいことばかりかというと、
捌いてから少し熟成させた方がいい場合があるらしい。
そんなわけで、地域によって、寿司に差があるようだ。
ずっと住んでいた横浜にも「伊豆」というマイフェイバリット
すし屋があったし、たくさんの回転寿司のお店もあった。
関西には、残念ながら、これといった「すし屋」はなかった。
下関の「てんま」でも、鮪はいない。
変わりに、河豚の唐揚げがメニューにあったり、鯨の竜田揚げ
があったりする。
寿司を何貫か食べ、たちの塩焼きとアサリの酒蒸しを食べた。
ビールを飲んで、熱燗を重ねた。
北九州でもいくつかの「回転寿司」などに行っているが、
なかなかこれといったお店がない。
多分、ねたは新鮮なのだと思う。
ということは、問題なのは、その包丁捌きなのか。
そういえば、釧路で食べたお寿司もおいしかった。
SUSHI は、ワールドワイドになり、特に、鮪とサーモンは、
取り合いにもなりつつあるらしい。
中国でも、寿司は流行りつつあるそうだ。
魚の取り合いで、日本から「寿司」が消えることも出てくる
のだろうか。
個人的には、しめ鯖とあなごがあればいいかな。
へい、おまち。

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2009/2/17
ヒラリー上院議員ではなく、ヒラリー国務長官が来日した。
日本からインドネシア(オバマ大統領ゆかりの地だ。そのセレクションは
外交としては、抜群のセンスだ。イスラム教徒が多い、インドネシアで
オバマ大統領の育った地ということで、WE LOVE AMERICA のムーブメント
を起こそうとしているのだ)へ行って、韓国、中国へと訪問をするらしい。
日本へ来て、民主党の小沢代表との会談もアメリカ側から申し込みされて
、民主党はそれを断っていた。しかし、考え直したのか、時間を変えて、
会談をすることを、ヒラリー国務長官に申し入れしたらしい。当たり前だ、
国内、内外に民主党をアピールできるときなのだ。
テレビでインタビューを受けていたヒラリー国務長官は、世界でのアメリカの
イメージを変えるぞ、世界に向けて、アメリカの外交を見せるわよという
「やわらかい」意志を現していた。
どこかの大臣が、ろれつが回らないまま、記者会見をしているうちに、
世界はどんどん動いているのだ。
風邪薬か、お酒かわかりませんけれど、「よたっている」場合ではない
ですよ。サー?

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