1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2008/5/28
AERAは、相変わらず僕にとっての情報源だが、いつものとおり
月曜日に、AERAを求めて、コンビニへと行った。
通勤に使っている駅まで1分の北九州モノレールには、キオスク
のようなものは全くなかったので、コンビニへと行った。
1件目のところにはなかったので、店員さんに聞くこともなく、
2軒目に行った。そこでもなかったので、店員さんに聞いてみた
が、ないですというだけだった。
仕方なかったので、小倉駅にある本屋さんへと行って、店員さんに
聞いてみたら、水曜日発売ということだった。普通に首都圏や大阪
で月曜日に発売されているAERAは、北九州市では(おそらく九州全体で)
水曜日発売だった。
このインターネットで情報が瞬時に世界中を駆け巡る時代なのに、
2曜日も空いて、「最新号」のAERAが届くのだ。
まあ、その記事の内容の性格上、多少遅れても、情報の価値としては
それほど差異はないのだけれど。
こんなことがあるなんて。
小倉発祥の「焼きうどん」を食べるしかないでしょう。

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2008/5/26
『情熱大陸』は、500回を迎えたらしい。凄い。
その特番として放送されたのが、9人の20歳〜25歳までの
世界や国内で活躍する若者を取り上げたものだ。
シェフにジャーナリストに画家にピアニストに酪農家に
サッカープレイヤーに風車守にシンガーにプログラマー。
それぞれの到達している場所は異なるが、未来に希望を与える
人たちだ。
http://www.mbs.jp/jounetsu/
といっても世界を支えているのは、ごく普通の自分のことを
コツコツとこなしていく人たちなのだけれど。
『情熱大陸』などを見ると、自分のことを考えて、がんばらなければ
と思うわけだけれど、逆に、自分とは関係ないことだよな、なんて
感じてしまうこともある。
全く、自分に余裕がない状態で、がんばれ、がんばれといわれても
精神的に重荷になるだけのことなのだ。
しかし、番組に出てくる人たちも、将来のことに対しても、今現在の
ことに関しても、同じように、不安を感じ、迷ったりしているわけ
なのだ。番組で取り上げられるからといって、その人たちが、いつまでも
順調とは限らない。
しかし、少なくとも、番組に取り上げられるくらいの努力と、仕事への
取り組みのための意志を持っているのだ。」
それにしても、自分の若い頃と比べて、はずかしいっす。

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2008/5/24
僕がジムに行き始めたのは、ずっと昔のことだ。
20代の半ば、週に2回通っていたテニススクールを止めて
からだ。テニススクールはやめたというより、ビルが壊されて
なくなってしまった。
ジムは、横浜のビブレの上にあった。エグザスという「コナミ」
の前のジムだ。その頃、コナミがまだジムを買収する前のことで、
VIVREもマイカルグループで、エグザス(ニチイのピープルから
始まっている)も、まだマイカルグループの中にあった。
そこは、エグザスという名前ではなく、セレというエグザスの
グループの一部だった。なんか、よくわからなくなってきた。
そこもやめたのではなく、セレが撤退になったためにやめる
ことになった。
東京へと転勤になった2000年に、ジムは停止した。
仕事が忙しかったので、ジムの申し込みはしなかった。
東京で働き始めてから、落ち着いた頃を見計らって、新宿の
ルネサンスに行き始めた。
そして、横浜にまた転勤になった2004年にルンサンスに
行き始めた。
2006年に兵庫県の西宮に戻ってきたときには、コナミ
に入った。コナミは12時まで開いていて、露天風呂もあった。
小倉で見つけたのが、ルネサンスだった。小倉駅の近くにある
ジムだった。
今日、申し込みを済ませてきた。職場からも近く、平日も22時30分
まで空いている。
ジムへとずっと通っている割には、なかなか体形は昔のようには
ならない。新陳代謝が低下してしまっているからだ。
お年を確実に召しているということですね。
新陳代謝は、metabolism という。メタボリックシンドロームと
いう言葉で、言葉自身に「ネガティブ」なイメージがついてしまって
いるが、その言葉自体は、ニュートラルなものだと思う。
metabolic は、「新陳代謝の」などというmetabolism の形容詞だ。
適度な運動は必要だ。
『自分を磨く方法』(アレクサンダー・ロックハート)
よりの抜粋。自尊心を高める9つの方法。
1.学び続ける
2.友人を注意深く選ぶ
3.スキルを磨く
4.自分を変える
5.自分にポジティブに語りかける
6.思い切る
7.冷静になる
8.現実的になる
9.運動をする
まあ、作者は9つを出しているけれど、9つ実行できるなら、
そもそも本を読んだり、悩んだりしないわかで、上のひとつに
フォーカスをして、よし、これは実行しようと意識しながら
行うのがいいのではないかと思う。とりあえず、具体的な
形で動き出せるものとしたら、9の運動をするなのだ。

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2008/5/22
バーの話ばかりして、酒しか興味がないのかと思われる
かもしれないが、バーはやっぱり、なんというか、非日常的な「日常」
という定義が僕にとってはぴったりとくる場所だ。
勿論、僕にとってのバーは、東京のバーラジオでもないし、横浜の
ホテルニューグランドのバーでもない。
格式高き、釈迦釈迦シェイカーと「クールにきめまくった」バーテンダー
でもない。
ちょっと寂しくて、不器用で、それでいて、結構、ちゃんと自分を確立
している。そんな客が集まるバーが僕の好みだ。そんな客が集まるバー
は、最終的には、バーの向こう側の人に引きつけられるようにアルコール
を求めていくのだ。
バー「まある」は、福岡県の小倉にあって、スペイン語で「海」という意味
のmar を日本語にしたバーだ。丸い感じを出すためにも「まある」という名前
をつけているらしい。
グラスにはこだわているようで、僕がゴードンのジンをロックで飲んだ時には、
バカラのなんとかという2万円くらいのグラスで出てきた(30代半ばの雇われ
マスターに聞いた)。
ジャズがかかり、静かな感じだ。
「うち、メニューがないんですよね」
そんな感じで、力石徹と松田龍平を混ぜたようなマスターが言っていた。
小倉駅のコルトは、井筒屋で、その前は伊勢丹で(おお関東資本)、その
前はそごうだったらしい。伊勢丹は、日本で唯一、赤字の店舗だったらしい。
こちらでは、知らないからね。伊勢丹。京都にはあるのだけれど、おそらく
京都でもそれほどの知名度はないと思う。
ちょっと高めなのが難点で、バスペールエール2本で、3000円弱くら
いになる。
まあ、それでも続けて通っているのは、そこの雰囲気に惹かれるからだ。
「小倉のバーのバーテンダーはよくしゃべるって言われるんですよね」
「関西からの出張のお客さんに、大阪に似ているで言われます」
なんていうことを言っていた。
隣に腰掛けた2人の30代風の2人組みの女性が、「年は関係ないよ、
結局、その人と感じがあうか、どうかだよ」
なんて言っていた。
そうだ、そうだ。
インターネットの広告の会社の藤田社長は、35歳で、30代と
40代の年齢のギャップがどれほど大きいのかということを、
そのブログを読んでいると、よくわかる。
30代の半ばには、もし、重要な仕事をおこなっていたとしたら、
それだけに熱中して、自分の価値観や義務感をそこに注ぐことが
できて、それでいて、ちょっと本当に人生において大事なことを
ぽろっと忘れてしまったりすることがある。
40代になって、あるとき、それが「取り返しのつかないブルース」
になってしまったことに気付くことがある。
それは、きっとドン・ヘンリーがdesperade で歌っていること、その
とおりのことなのだと思う。
小倉は、焼き鳥やも多いが、人気店の「好起」というお店で、ちょっと
年配の店員さんと言葉を交わした。その言葉の流れが、母方のおじいちゃん
(福岡出身)と話しているようで、とてつもなく懐かしかった。
小学校1年生までいた福岡が少し「体感的」に戻っている感じはする
が、いかんせん、6歳くらいまでのことなので、「意識として思い出すには
いたらんばい」という感じだ。
母方にせよ、父方(京都→島根へと流れていった)にせよ、おじいちゃん、
おばあちゃんと、しっかり言葉を交わしてこなかったことを、その焼き鳥や
のおじいちゃんの店員さんと話をして感じた。
もう、4人共、この世の中からいなくなってしまっている。
それが、とても哀しい。

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2008/5/21
ダンボールに包まれた世界から、脱出しつつある。
19日に届いたダンボールを崩していくと、どれだけ僕が
本を持っているかということがよくわかる。
「おい、また本の箱かい」
と自分でダンボールの箱を開けながら思った。
といってもかなりにスリムダウンさせたとつもりだったが、
山ほどの本を出しながら、うんざりした。
溜め込んだ知識は、使われなければ、ただ忘れ、消え去るだけ
なのだ。
しかし、それらの本がなんらかの自分の形を作っているのだから、
一概には否定はできないけれど。
会社には30分以内で行けて、飲み屋街からも同時間くらいの
距離にある。
これはきっと、横浜で言うなら、横浜市の中区の「野毛」に
住み始めたようなものかもしれない。
ちょっとやばいかもしれない。
家探しも含めて、小倉4日目が終了したわけだけれど、なかなか
住みやすそうな街だ。

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