1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2007/10/31
難波の浪速区の元町2丁目のファミリーマートで買いものをする。
ファミリーマートが好きなのは、レジの横にある募金の箱が、
ユニセフだからだ。必ず、小銭を入れるようにしている。
昼休みはあと10分。フリスクとアセロラを買う。
バックで流れ始める吉田美和の声。
雲は空を覆い、雨が今にも降りだしそうだ。
圧倒的な歌唱力が、なぜか悲しい。なぜかはわかっていることが
ちょっと気分を悲しくさせる。
歌が愛する人の死から自分を救うことが出来るのか。
歌を持っていることは幸せなことなのか。
外へと出て、口にしたアセロラはいつもより、ほんのちょっと
酸っぱかった。
http://blog.dctgarden.com/

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2007/10/30
コロラドの夢は、潰えてしまった。
ワールドシリーズ、コロラド・ロッキーズvsボストン・レッドソックスは
ボストン・レッドソックスの4連勝で、あっけなく幕を閉じた。
ここまで勝ち続けたロッキーズは、初戦でコテンパンにやられて、
「ああ、そうだった、野球って負けることもあるんだ。思い出したぞ、
そうだった」という感じで、負けることを意識してしまった。
2戦目からは、1戦目のように点差ははなれていないが、さあ、勝つぞ
というところで、ああ、負けること、思い出しちゃったと一瞬でも思った
かもしれない。
松井が封じられたのも、ロッキーズの機動力を抑えたことになる。
レッド・ソックスは、岡島、松坂をはじめ投手陣が頑張った。
(最後、岡島打たれてしまったけれど)
デンバーはコロラド州にある。
今回のワールドシリーズは、1戦、2戦とロッキーズの本拠地で
行われた。標高1,600m。高い位置にあるので、ボールが
よく飛ぶらしい。相手チームは、高山病にならないように、ランニングは
控えめにするそうだ。そうするとロッキーズの選手は、いつも高山トレーニング
をしていることになるのだろうか。
ミュンヘンに旅行へ行ったとき、電車でミッテンバルトという山のあるところ
へと行った。(ミュンヘンでも実は海抜数百メートルだったと思う)
ビールをたらふく飲んだ後、ケーブルカーに乗って、1数百メートルの
ところへと行った。目がぐるん、ぐるん、ゆっくり回って、死ぬかと思った。
今回のワールドシリーズで、デンバーの町はかなりの経済効果を期待
していたらしい。近くにはスキー場もあって、スキーもできるように
なっていたからだ。
あっさり負けすぎて、彼らには期待はずれだっただろう。
大昔の、今の会社の教材の自己紹介で登場する男の人が出身地を
喋っているところがあった。
〜 from Denver,Colorado
うううん、渋すぎる。
まあ、とにかく、松井選手(ロッキーズね)も松坂選手も
岡島選手も、よかったね。ワールドシリーズ。
でも、1年目からこれだと、あとは何を指針に野球をしていけば
いいのってことになるかもね。

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2007/10/29
通りを少し入っただけで、雑踏がなくなり、静寂が訪れる。
ちょっと例えがピンとこないかもしれないが、原宿の竹下通りを
少し外れた通りへ入るだけで、静かになるのと、ちょっぴり似ている。
店内には、有名人らしき人の色紙があった。場所柄、舞妓さんや
芸能人がやってくるところらしい。京都の祇園だ。
「そば処 おかる」創業80年の老舗だ。
カレーの特集の雑誌の中で、カレーうどんを提供する店として
掲載されていた。
秋晴れの太陽が京都の町を照らしていた。その暖かい日差しは、
半袖姿で歩いても大丈夫な感じだった。
てんぷらカレーうどん、1,260円。入り口は、ほんのちょっと
入りにくくなっている。名物のひとつは、チーズ肉カレーうどんだ。
その他のメニューにも、結構、チーズの冠がついている。
(でたよ、これが京都の「けばけばしさ」のひとつ)
ものすごく、熱かった。味は、?
正直言って、おいしくなかった。北海道礼文島から取り寄せた
昆布とかつおを使って丁寧に出汁をとっているというのだけれど。
祇園から白川の上っていく。川の流れが石橋に渡るときに音を
たてる。白川沿いも通りから離れているので、静かだ。川を流れる
水の流れだけが耳に心地よい。三条通りにぶつかり、川に沿って歩く
ことが出来なくなる。通りを渡り、「そば処 枡富」というところで
そばを食べる。口直しだ。鴨なんばとサッポロビールの小瓶。
落ち着いた店内。トイレに行くと、洗面所の外は、白川が流れていた。
窓から白川の早い流れが見えた。
こじんまりした店内には、エリック・クラプトンが流れていた。
「そば処 枡富」を出て、白川沿いに戻る。川の流れとは逆に
上っていく。行く先に平安神宮の大きな鳥居が見える。
青い空を背景に、赤が鮮明に輝いている。
仁王門通りを東へ。南禅寺を左へ、東山高校の前を通って、永観堂に
入る。紅葉で有名なお寺だが、まだ楓は紅葉していない。
もともとは密教のお寺だったらしい。今は、浄土宗のお寺だ。
「みかえり阿弥陀」でも有名なお寺らしい。禅林寺が正式名称だ。
広い境内でゆっくりとした時間を楽しんだ。
こういった時間はやっぱりとても大事だ。
途中、鐘の音がなり、読経が始まった。お堂に正座をして、その
読経をしばらく聞いた。
僕たちの生活には、たくさんの無駄なことがあるのだろう。
そう思った。
白川に戻る。
西の空が薄くピンク色に色づいている。まだ太陽は沈みきっていない。
今度は、川の流れに合わせて下っていく。白川は向きを変え、白川北通り
や辰巳大明神を通って、鴨川に合流する。
川は流れる。水が流れる。おす、僕たちは流れる存在なのだ。

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2007/10/27
会社更生法というのは、「経営が行き詰っている会社を対象に事業再建
を図ることを目的とした法律。再建の見込みがある企業であることが
前提で、地裁が手続き開始の申し立てを受理した場合、選任された
管財人が更正計画に基づき再建をすすめる」ということだ。
同業他社だけれど、会社更生法が適応されることになった。
社長の「独裁」、上場による資金をそのまま教室増による「拡大路線」
への投下、商品の質への軽視、急成長による人材育成のなさ。
なんてことが理由にあがるのだろう。
こういったことがあると、他の会社が喜んでいるかというと、そうで
もない。業界全体のイメージが下がり、全体の需要が縮小するのだ。
会社は潰れることがある。
当たり前の事実を、もう一度、認識する必要がある。
それは、対岸の火ではないのだ。
今の目の前の仕事をきっちりと、ひとつずつ確実にこなしていく
こと、そして、自分を確実に成長させること、商品の質は落とさないこと、
さらに高い質のものを目指すこと、人をしっかりと育成できること、
そんなまた別の当たり前のことを感じた。しかし、繰り返すが、
会社は潰れるときには、潰れる。潰れない会社はないのだ。それを
思い出す必要がある。
今回の最大の被害者は、払い込みをした消費者だけれど、
一生懸命、自分の守備範囲内で仕事を遂行していた数十パーセント
の従業員たちも、被害者なのだ。

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2007/10/25
ジムへ行ったときのパターンは決まっている。
昔は、スタジオのハイ・インパクトやファンクのクラスに
出ていたりしたが、今は全く個人行動。
確かにみんなで音楽に合わせて動くのは楽しいのだけれど。
階段のやつが、コナミにはないので、スキー板の小さいやつ
みたいなもので、空中で漕ぐというやつをやっている。(よく
わからんでしょ。しかし、足にかける負担が少ないのだと思う)
20分。そして、ウエイトトレーニング。時間があれば、自転車に
も乗る。
しかし、最近はずっとランニングマシンで走っている。
村上春樹の本のせいだ。マラソンを軸にしてのメモワールだ。
何度も経験しているフルマラソン。
それには全然及ばないが、毎日、4km(丁度、御堂筋線の長さ)
や3kmを、時速9kmから10kmでは走っている。
丁度、ホノルルマラソンのシミュレーションがあって、そこに
前回までの累積をつけてくれることができる。
ロッカーの鍵に、ICチップが埋め込んであるのだろう。エントリーの
ときにそれをかざすと個人のデータを呼び出してくれるのだ。
ホノルルマラソンを10数回に刻んで走っている計算だ。
マシンの上で、回るゴムの上を走っているのは少し味気ない
が仕方ない。
もっと早く走るには、体重を落として軽くなることなのですが。
なかなかね。
人間の体の中身が入れ替わるのには、3ヶ月かかると言われている。

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