1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2006/8/28
日曜日にイベントをすることがある。勿論、仕事関係だ。
最近は、本部にやって来たし、そういったイベントもあまり、行わなく
なったけれど、昨日の日曜日は、発表会の審査を行った。
英語関係の仕事なので、英語での発表ということになるのだけれど、
久しぶりに現場に戻った感覚が嬉しかった。
場所は、大阪梅田から環状線に乗ってすぐのところだった。
午前、午後の1日の仕事だった。
イベントの終了後の疲れと脱力感が好きだ。
イベントでは、結構、司会とか、大事な役割をやることが多かったので
いつも緊張していた。
当日までは、もの凄く緊張しながら、スクリプトとかを覚えて、当日も
結構、大変だった。
今回も、審査と総評を言う係りだったので、久しぶりの大勢(100人
くらいでしょうか)の前で、マイクで喋ることをして、午前の部では
結構、緊張した。午後は慣れた。
関東の時には、銀座や横浜のみなとみらいでイベントがあった。
イベントの後、ひゅーうと脱力しながら、口にするビールが、とても
おいしかった。(イベントは、いつも夏から秋前だった)
終了後の片付け、挨拶を終え、外に出ると、そこにあるのは、太陽が
沈みかけた夕暮れの空気だった。
そんな空気の前では、ただ、素直な気持ちになることができた。

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2006/8/27
さんまを焼いた。
といっても、当然、グリルで焼くわけだけれど(七輪で焼くって、今の日本で
369人くらいだと思う)クレージーソルト(ハーブとかも入ったやつね)を
しっかり振りかけ、焼く。焼き方は、「表6 裏4」と言われるが、『料理の
常識』によると、「表4 裏6」がいいらしい。
大根おろしを、というところだが、大根おろし器がなかった。
オレガノとかバジルとかタイムとかローズマリーとか、そんなのがあるのに、
大根おろし器がないのが盲点だ。大根は、先の方が辛いらしい。しかし、最近は、
辛いものが少ない。子どもの頃食べていたのは、辛いものばかりだったような気
がする。
すだちも買ったので、すだちを切って、横に添えた。
焼き魚に醤油をたくさんかけるのは、あまり好きではない。素材がよければ、
塩焼きだけで食べたいものだ。
今年は、いわしがとれにくいらしい。温暖化の影響もあるかもしれないが、
周期的にやってくる自然のリズムでもあるらしい。
きゅうりとしらすを酢の物にして、お味噌汁もつくった。
生さんま 158円
秋刀魚の味っていう映画があった。小津 安二郎監督の作品だ。

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2006/8/26
今の会社は、社会に出て(変な表現だけど)2つ目の会社だ。
ひとつめの会社は、3年半勤めた。今の会社は、17年目だ。
おお、すごい、そんなに勤めているんだ。
年を取るわけだ。
この会社で中途で入社したときの、同期が3人いる。3人とも
辞めていない。入社のときも3人だった。
そのひとりは、違う事業部にいる。本部の別部署だ。
昨日、その同僚と飲んだ。あまり、一緒に飲んだことはなかった
し、そもそも僕たち3人の同期は、それほど連絡を取り合っていた
わけではない。
しかし、その同僚とは、まあ、身近な感じではあった。
彼は、この会社に入る前は、ずっと人形劇で、いろいろな施設を
回ったりしていた。ちょっと変わった経歴の持ち主だ。
道頓堀の居酒屋で飲みながら、昔の話をした。
あまりにも、昨日のことのような気がして、それが、自分が
重ねた時間をさらに自覚させることになった。
同じような話をしながら、それでいて楽しく過ごせた。
気を使わずに、心から笑うことが出来たからだと思う。
また別の日に、おかわりのビールをたのむことにした。

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2006/8/23
妹と食事をした。
創作料理風の居酒屋でのことだ。次々へと食べ物をたのみながらも、
お酒も飲んだ。僕はずっとビールを飲んでいたけれど、1杯のビールを
飲んだ後、妹は、冷酒を飲み始めた。冷酒を彼女は、3杯飲んだ。
母の話をし、父の話をし、親戚の話をし、仕事の話をし、そして
また母の話をした。
その店を出た後、バーに入った。僕は、バスのペールエールのドラフトを
たのんだ。
妹は、僕の知らないテキーラをたのんだ。
店員の女の子が、妹がたのんだテキーラをきらしていることを伝えると、
妹は、また、僕の知らない別銘柄のテキーラをたのんだ。
僕の知らない間に、まあ、彼女なりに人生のグラデーションを重ねて
きたのだろうなと、その時、そんな当たり前なことを思った。
妹は、その僕の知らないテキーラを2杯飲みながら、母親のことと、
親戚のことと、ちょっぴり仕事の愚痴をこぼしていった。
僕は、簡単に相槌を打つだけだった。
それなりに、彼女も苦労をしているのだという、当たり前のことを
認識した。
なんとなく会う時間を増やそう、そう思った。

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2006/8/22
NHKで、摩訶不思議な番組が火曜日の夜にある。謎のホームページサラリーマンNEO
だ。一体、このタイトルは、なんなんだ。ネオは、マトリックスのキアヌからとって
いるのか?
http://www.nhk.or.jp/neo/index.html
これが、おもしろい。BBCのかつての「モンティ・パイソン」といわない
までも、しゃっれけとばかばかしさで溢れている。
しかも、NHKがやっていて、コンドルズの体操は、自分の曲の体操の番組の
パロディだし、世界の食堂からは、タイトルだけパクリだし、その他、
おもしろく、わけのわからないものもある。
しかし、ふっと、エンディングになって、トータス松本が「ええねん」と歌い
始めたら、ビターっとはまって、何か、感動さえ覚えてくる。
最後に勝利するのは、ユーモアなのだ。
昔、前の会社に勤めていて、結構、仕事がハードだった頃(おお、まだ20代半ば)
よーし、笑顔とユーモアを意識して、苦労を乗り切ろうと決心したことがあったが、
貼り付けた笑顔は、1分ではがれ、意識して発したユーモアは、あきらめに変色
した。
そうなんだ、余裕がなかったたんだよね。(まあ、今も変わってないけれど)
ええねん、ええねんというビートと共に、ほんのちょっと気分が晴れたような
気がした。
だから、CDでクラッシュをかけてみた。ロンドン・コーリングとかが
入っているやつだ。
気分は、ぐっとよくなった。

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