1960年前半(微妙)生まれの男の、映画について、音楽について、旅について、本について、そして人生とやらについてのブルース。自作の詩のおまけ付き。書いているのは、「おさむ」というやつです。
since 6.16.2005
To travel is to live. -H.C.Andersen
2006/4/16
1997年あたりからFOXテレビで放映されていた。キャリスタ・フロックハート。こうきてもピンとこない人は、アリーでわかるだろうか。
『アリー・マイラブ』という邦題タイトルで流れていたものだ。
ハーバードのロースクールを卒業し、ローファームに勤め、そこでセクハラを受け、同級生のローファームで働き始める女性弁護士。それが、アリー・マクビールだ。
友情、仕事、家族、死、お金、結婚、裁判。
1ボックスのDVDには、6枚のDVDが入っている。1枚に、4話が入っている。1STシーズン〜5THシーズンまでが出ている。5THシーズのボックスを購入して見ていたら、なんか見たことがある話ばかりだったけれど、エルトン・ジョンやボズ・スキャッグスが歌っていた。アリーが勤めるローファームの仲間が立ち寄るライブハウスのバーだ。
これは、初めから見ないとと思い、1STシーズンを購入した。1話は約45分だ。先ほども書いたとおり、1枚には4話入っている。それが6枚、24話が1ボックスだ。確実に見て行っている。これはやばい、はまってしまった。
韓流にはまってしまう人のようだ。
きっと、残りも買ってしまうような気がする。決めたら、深く入り込む性格だから。まあ、いい、吹き替えがいいかなと思っていたら、オリジナルで聞いていくと、それぞれの声がわかって、リスニングのトレーニングにもなる。
1STシーズンから見ていくと、ドラマの製作と俳優たちがだんだん、ソリッドになっていくのがわかる。1話、1話の切り口も新鮮だ。
そこで取り上げられているテーマも、セクシャル。ハラスメント、性転換、結婚、売春、職場等様々だ。
キャリスタ・フロックハートは、今、何歳になっているのだろう。
アメリカのドラマを見ているとなんか、海外のテレビドラマを見ている(当たり前だけれど)という実感がある。小学生や中学生の時に(おそらく)見ていた『シムロックフォード氏の事件メモ』や『スタスキー&ハッチ』や『チャーリーズ・エンジェル』(オリジナル版ね、ファラ・フォーセットメジャースやシェリル・ラットが出ていたやつ)などだ。大学の時に見た『ブルームーン探偵社』(?)には、まだブレイクする前のブルース・ウイルスが出ていた。
懐かしいな。
当分、アリーさん、よろしくという感じになりそうです。

0
2006/4/14
物凄く長い文章で、渋谷で務めていたことのことを書いた。
本日(昨日)ガス・ヴァン・サントの『ラスト・デイズ』(ニルバーナの
カート・コバンーンに捧げる映画だ)を見に行ったからだ。
情緒たっぷりにいい感じで書いたのに、はねられ、電子の大海のどこかに消えてしまった。
おい、GMO、しっかりしろい。俺は、最低単元の株主だぞい。
もっと、株価がさがるぞい。
わかってるかぞい。
★はやらせよう、「ぞい」言葉。
「ぞい」と聞いて、
○象を思い浮かべたあなた
→動物園に行きなさい
○ウルトラマンを思い浮かべたあなた
→そうでんすね、ウルトラマンゾー イ
○フラニーとゾーイを思い浮かべたあなた
→十分に文学好きです。勿論、ナイン・ストーリーズも読んでますね。
○何も興味のないあなた
→ちっとは、傾聴力をつけなさい。落語のCDを購入しましょう。

0
2006/4/11
咲の場合
おさむ
わたしはちょっと話をきいてほしいだけなのに
ほんのちょとでいいのに
でも
しかたないか
わたしはいつも言い負かしてしまうから
男の人は
おしゃべりの女を嫌うけれど
理屈っぽい女はもっと嫌うから
雨が降り続ける
こつこつと足音が聞こえる
こんなにたくさんの人が行き交うのに
カジュアルなイタリアンのお店に入り
バジルがきいたパスタをたのむ
カップルの笑い声
食器の触れ合う音
パスタをフォークでくるくると巻きつける
わたしもこんな風にくるくると巻かれたいと思うこともある
トマトの赤がなぜかまぶしい
グラスビールを口にする
馴染みのバーはあるけれど
ひとりでカウンターにいると必ずじろじろと見られる
ディーセントな一杯のビールが欲しいだけなのに
馴染みのマスターのとの会話も少し飽きた
男の人がひとりでバーで飲んでいても誰も気にしないのに
別に構わないのだけれど
この人寂しいんだと思われるのがほんの少し悔しい
少しオリーブオイルきかせ過ぎかも
まあいいや
残りのビールをくううと飲み干す
まあいいや
わたしにはタラはないけれど
大雨が近づいてくる。西日本は大雨で大変なようだ。月曜日、火曜日と雨が続いている。昨日は、大阪で14:00から会議で21:00くらいに戻ってきた。新横浜からそのまま横浜線で桜木町方面へ。
BAR GIRASOLE へ。BASS PALEALEをパイントで
たのむ。
マスターの須貝さんと、ナポリタンスパゲティの話をする。世代が近いの
で話が合うのだ。ナポリにもない、アル・デンテもない、ケチャップだら
けのオリーブオイルを使わないスパゲティ。片岡 義男さんもエッセイで
ナポリタンのことは書いていた。ナポリタンは少しずつ消えていく。
おそらく。生まれた時から、デューラムセモリナ100%の「パスタ」
をオリーブオイルをたっぷり使ったぺペロンチーノなどをいただく世代
が増えてくるからだ。小麦粉100%のママースパゲティーのナポリタン
ああ、がんばれ。
そんな感じで、2杯のビールを平らげ、家へと帰っていった。
日付が変わる前、上野行きの最終電車がなかなか来そうになかったので
ミナトミライ駅まで歩いて行った。夜中の日本丸。観覧車は様々な模様
を作り出し続けている。ランドマークタワーを真下からずっと眺める。
パンパシフィックホテルの前を抜け、インターナショナルコンチネンタル
ホテルに目をやる。どこにも「お洒落」なんて装飾はない。しんと静まり
かえったコンクリートの建物は、人間の終わりなき欲の表出なのだ。
否定はしない。ある意味、落ち着く風景だ。道路に散った桜の花びらが
やけに温かく見える。無機質な中の汚れたピンクの花。
ミナトミライ線に乗れば、そのまま東横線につながっていく。
線路はどこまでもはつながっていない。大人になってわかった少ないこと
のひとつだ。

0
2006/4/9
日曜日にテレビで流れている。11時からの番組だ。午後の番組。
ソニーが提供の『世界遺産』の前の番組だ。
『情熱大陸』それが、そのテレビの番組だ。毎回、ひとりの人に密着
取材をしていくというものだ。サッカーの選手、花屋さん、イラストレーター、医師、歌手、俳優、音楽家。物凄く有名な人だったり、その分野の中で有名な人であったり。
本日は、フリーで活躍する眼科医だった。日本でどこの組織にも属さないで、自分の腕だけで生きていく。さらに、ベトナムで無償で手術を行う活動もしている。
『情熱大陸』を見ること。
休みが終了しようとする夜。のんびりと流れる時間『世界遺産』の前に、
結構、強烈な体重ののった右ストレートを受けるような感じだ。
働くということ、さらには生きるということ、誰かのために生きていくということ、自分の仕事に芯を持つこと、そんな様々な感情を呼び起こさせてくれる。
出てくる人たちはみんな自然体だ。(まあ、多少の演出もあると思います
が)
気を引き締めて、しっかり眠りましょう。

0
2006/4/8
『スープでいきます』
SOUPSTOCK TOKYO の遠山 正道さんの本だ。三菱商事に就職して、自分で
企画を温めていたハイクオリティを持ち、安全性が高く、かっこいい
ファストフードをスープでと考えたのが、このSOUPSTOCK TOKYOだ。
この本には、このブランドを立ち上げた苦労と夢の追求がぎゅぎゅうと
煮込まれている。この本を読んで、今まで行ったことのなかった横浜シャルのお店へと行った。まあまあというところだった。
1,000円近くの単価は、ファストフードとしては安くはない。
しかし、きっとそこには何かがあるのだと思う。本日、2回目の訪問。
先日はとは違ったスープをいただいた。窓の外を流れる人がなんとなく
面白かった。
隣りにあるのが、系列店のカレーのお店、TOKYO RUOX(?)だ。こちらは、何回が入ったことがある。2種類のルーを楽しめるメニューが好きだ。
神楽坂の店にも入ったことがある。
しかし、現時点のカレーのお店のお気に入りは、壱番屋のココイチのカレーだ。「牛肉野菜カレーの2辛でお願いします」
自分でトッピングや辛さを調整できる。実は、ここの株を持っている。
最低限の単元でだけれど。名古屋ベースの会社だ。フランチャイズだった
と思う。(直営店もある)働いている人たちが、元気良く挨拶をしている。
新宿で働いているときに、よく「しょんべん横町」のココイチのカレーに
寄ったものだ。
今は、白楽のお店に寄っている。横浜でも、ハンズの向かいの松屋の横
あたりに欲しいものだ。家賃が高いのだろうね、きっと。
インドから渡ってきたカレー。(イギリス経由かな)
ベースとなるのは、お母さんのカレーだ、きっと。小さい頃に食べたカレーの味が、その人のその後のカレー味覚の流れを決定するのだと思う。
日曜日の夕方の空気に漂うカレーの匂い、これは日本の風物詩だ。
しかし、きっと時間をかけてことこと煮込むことに辛抱が足りなくなって
きているお母さんたちは、レトルトパックのLEEで済ませてしまうのだろうか。そんなカレーで育った子どもたちの将来の「カレー人生」はどう
なるというのだ。これは重大なことだと思う。
お母さん、カレーくらい(いやカレーだからこそ)じっくりと煮込もう。
翌日残ったものを温めなおして食べるのがおいしいんだよね。
それにしても、そばにカレーを初めてかけて食べたあなたは、偉い。

0