2006/1/20
池上 彰さんの『憲法はむずかしくない』という本を読み始めた。憲法さんの勉強である。まだ、初めの方だけれど、イギリスには日本やアメリカのように実際に文章になった憲法(成文憲法)がない、不文憲法だって知ってた。知っていた人、ちょっと手をあげてください、はい、ありがとう。過去の慣習や裁判の判例で判断されるらしい。
こういったことは、遠い小学生の時代にきっと習ったことだ。小学生の時にならった知識、中学・高校でならった知識、きっと、とんでない数・量の知識だと思う。しかも、様々な自然科学の分野を勉強する。
社会人になると、結構、学校もやるじゃないのと思ってしまう。
まあ、暗記の知識(記号論的)ばかりではいかないのだけれど、きっと、そこに、「えっ、なぜそうなるの」「なんで、そんなことするの」「うちじゃ、そうじゃないけれどな」「へええ、そうなんだ、おもしろそうだから、覚えておいてやろう」なんて、姿勢があれば、きっと、勉強というものは楽しかったに違いない。
勉強をだめにするのは、「わからない」「どうしよう」「全部覚えられない」という強迫観念だ。そして、それは、テストで悪い点を取ってしまう、成績表が悪くなる、内申書が悪くなる、いい学校に進学できない、どうする、どうする、どうするのよ、俺。(ライフカード登場となるわけです)
つまり、今、社会で脚光を浴びている人たちは、この「好奇心」というものが人より10倍、100倍大きかったのだと思う。
大人になると、それは「問題意識」というファンシーな言葉で表現されるようになる。
僕には残念ながら、なかったものだ。
池上先生、今からでも、遅くないっすか?

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