全国各地で行われている「ねぶた祭」や「ねぷた祭」の関係者が一堂に会した「ねぶたサミットinあおもり」(青森市主催)が11日・12日の両日、ねぶたの家「ワ・ラッセ」で行われた。
11日は伊奈かっぺい氏による講演と北は北海道函館市の「函館港まつり」から南は鹿児島県南九州市の「知覧ねぷた祭」までの祭関係者が、プレゼンテーションを行った。
12日は函館市から南九州市までの首長や祭関係者らによる「意見交換会」が行われた。地域によっては「少子高齢化による人手不足」「予算がないため隔年開催している」「祭のあり方」「囃子がバラバラ」などの問題を抱えていたり、「県外からの大学生が大勢参加し、助かっている」「一緒に作業を進めている間にリーダーが育つ」などの声も聞かれた。ゲストコメンテーターの椿昇氏(京都造形芸術大学美術工芸学科長)は「ねぶたは針金と紙というシンプルで、日本の寿司が世界各地に広がっているように魅力があるもの。ねぶたに似た祭は世界各地にあるので、次は世界サミットを開催しよう。」と語った。最後は主催者である青森市の鹿内市長による音頭で「ラッセラー」の掛け声を皆で三唱し、サミットは閉会した。


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