『機動戦士ガンダム00 -Awakening of the Trailblazer-』
TVシリーズより2年が経ち、世界は情勢不安を抱えつつもゆっくりと一つになろうとしていた。
そんなとき、木星より探査船が地球へと還ってくる。
それが始まりだった。
そんなわけで金属生命体と人類のファーストコンタクトを題材にしたストーリー。
TVシリーズでもずっと出てきていた「来るべき対話」。
繰り返し繰り返し、この間見直して思いましたが、これでもかという具合にイオリアの計画に触れると必ず出てきてました。
まあ、なんというか2時間では少なかった。
これは少なくとも、倍ぐらいの尺でやれば良かったのにと思ってしまった。
OVAで5巻とかそんな感じだったらなぁ、と。
TVシリーズで生き残ったキャラクターが多いので全部フォローするのが大変だったんでしょうけど。
主人公達もガンダムマイスターだけで4人分あるわけだし。
そういう部分でキャラクター達の掘り下げだ少なすぎた。
刹那が中心であるけど、その刹那も微妙。
刹那以外に現れたイノベーター第一号はもっと活躍してほしかったですね。
まあ、十分能力は発揮してましたけど。
あっち側に行ってしまってる刹那との比較でもう少し頑張ってほしかった。
なんというかクライマックスで歌のない『マクロスF』という感じ。
まあ、『エウレカセブン』と同じ方向性ですし。
なんかいろいろカップル出来て、恋愛要素も満載ですし。
最近の作品は、ただ敵を倒して終わり出はない方向性を探って、同じ方向にたどり着いたと言う事でしょうかね。
制作者の言う通り、もっとも“ガンダム”から遠い作品だと思います。
ストーリーの基本的な部分もベタなSF作品ですが、あえてガンダムでやったのは面白いかと。
ラストも結構好きでした。
TVシリーズで無様に生き残ったグラハムとスミルノフ息子が見事に散りました。
まあ、死に時を完全に間違ってますよね。
最終回で死んでおけば良かったのに。
グラハムは格好良く刹那のために道を切り開き、アンドレイは守るために命をかけました。
グラハムは格好いい見せ場でしたが、アンドレイは正直どうでも良い感じでした。
フェルトが最後まで不憫でなりません。
リボンズのオリジナルの名前がE・A・レイと言うみたいです。
狙いすぎですよ(笑)。
まあ、世界が違うのでアレですけど。
なんと言っても俺の大好きコーラサワーがここまで大活躍するとは。
しかも、登場人物の中で一番幸せだったかもしれない。
最高ですね。

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