『バルバロステイルズ』
監修◎北沢慶
著◎田中公侍/グループSNE
『ソード・ワールド2.0』のサプリメント「バルバロステイルズ」。
モンスターデータ満載のサプリメントということで、あれやこれやと期待してたわけですが。
総数350体を越えるという収録モンスターデータですが、ルールブックT・U・Vと他のサプリメントに載ってる230体ほどがデータ調整され掲載されてるので、実質の新登場は100体ちょっとということになります。
モンスターのすべてがわかるアーカイブというのならもっと索引を充実させてほしかった。
特殊能力一覧とか、特殊能力索引とかあるとシナリオ作成の時に便利だと思うんですが。
名前とレベルごとの索引なんて、在って当然、最低限付けなけりゃならない索引でしかないと思うんですよね。
モンスターデータがメインのこのサプリメントですが。
これもかなり重要だと思われるもの、「蛮族PCデータ」。
ドレイク、ラミア、ダークトロール、ライカンスロープ、コボルドの5種族がPCとして使用可能に。
ドレイクとコボルドは予想してましたが、その他はかなりびっくりですね。
コボルドは一部の人たち待望のといった感じでしょうか。
ドレイクはGMやってたキャンペーンにまさに打って付けといった感じのデータです。
どうせなら妖精とかのデータの方がお供キャラといった感じで良かったんじゃないでしょうか?
とくに犬がいるなら、猫も入れろと言いたい。
『フェアリーガーデン』でケットシーのアイルー化が顕著なのだから、これこそ必要ではなかったのかと。
次のサプリメントでは是非ケットシーを。
最後にシチュエーション戦闘というのが。
まあ、こんなの誰でもGMやるとき自分で作るだろう程度のものですが、公式に作られたマップと配置であるというのがミソですかね。
これなら確かにPC皆殺しにしても、バランスはグループSNEに言ってくれと開き直れますしね。
アレンジすれば自分の作ったシナリオにない突発的なモノに対応・・・・・・・できるかなぁ?
結局、モンスターの種類とバランスだし、無理か。
まあ、参考にはなるという感じですかね。

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