『
ゴールデンスランバー』
映画館で鑑賞。
伊坂幸太郎の小説が原作。
ある日学生時代の親友に呼び出され、突然はめられて、なぜか総理大臣暗殺の犯人に仕立て上げられ、追われる事になるという話。
封鎖された仙台を舞台に逃走劇を繰り広げる中、いろんな人とのつながりを感じ主人公。
どこまでもお人よしの主人公は騙されても裏切られても人を最後まで信じ抜いていく。
学生時代の思い出とビートルズの「ゴールデンスランバー」をキーポイントにして、過去のエピソードと現在の接点が面白い。
予想以上に面白かった。
警察権力とかもうやろうと思えばなんでもありである事が非常に恐ろしい。
名作『逃亡者』のように追う側にも真っ当な正義感ある人物がいない場合、冤罪の容疑を晴らすことは不可能であるし、国家機構そのものが犯人に仕立てようとしてるのだからあの結末は最良のものなのでしょう。
主人公たちが同世代なので、余計に感情移入しやすいというのもあるでしょうね。
学生時代のシーンなんかとくにね。
香川照之がまたしても絶品な感じです。
この人はこういういやらしい役をやらせたら、現在日本一ではないでしょうか。
あと、実写化された零崎人識が登場しますよ(笑)。
見かけがもっとファンキーならいう事なしですけどね。

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