2009/4/26

直前スペシャル! ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2009 A  クラシック・トピックス

さて、結局、私が聴くことになる公演は、次のとおりとなる。

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初日:5月3日(Sun.)

○143(13:15) ベルリン古楽アカデミー
 管弦楽組曲1&3番【J.S.Bach】 Hall:C
○145(16:45) P.ピエルロ&リチェルカールcons.
 ト短調ミサ曲&マグニフィカート【J.S.Bach】 Hall:C
○146(18:45) M.コルボ&ローザンヌ声楽&器楽ens.
 ロ短調ミサ曲【J.S.Bach】 Hall:C
○147(22:00) C.カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナ
 受難曲「われらがイエスの御体」【Buxtehude】 Hall:C

中日:5月4日(Mon.)

○231(9:45) S.センペ&カプリッチョ・ストラヴァガンテ
 rc、弦楽、通奏低音のための組曲【Telemann】ほか Hall:B5
○253(13:30) B.エンゲラー
 バッハのカンタータなどピアノ編曲作品 Hall:D7
○234(15:15) 工藤重典&モディリアーニQ
 フルート四重奏曲【Mozart】ほか Hall:B5
○235(17:00) B.ペロー&ラ・レヴーズ
 トリオ・ソナタ【Reincken】ほか Hall:B5
○257(20:30) A.ケフェレック
 バッハのカンタータ(ブゾーニ編)ほか Hall:D7
○238(22:30) アンタイ兄弟
 flとcembのためのソナタ【J.S.Bach】 Hall:B5

千秋楽:5月5日(Tue.)

○361(9:30) 大塚直哉
 平均律U【J.S.Bach】 Hall:G402
○363(13:00) B.キュイエ
 フランス組曲【J.S.Bach】ほか Hall:G402
○344(15:45) B.ヘンドリックス&ドロットニングホルムB-ens.
 スターバト・マーテル【Pergolegi】ほか Hall:C
○366(17:30) M.グラットン
 W.F.バッハの鍵盤作品など Hall:G402
○356(19:00) T.ヴァシリエヴァ&勅使河原三郎
 無伴奏チェロ組曲&ダンス【J.S.Bach】 Hall:D7
○337(21:15) シュ・シャオメイ
 平均律T【J.S.Bach】 Hall:B5

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マレ・サンフォニーの来日断念の余波は、私のところにも来た。なぜか、モーツァルトのプログラムを聴くことになったが、モディリアーニ・クァルテットは聴いてみたかったし、工藤さんは素晴らしいフルーティストなので、そのままにした。

なるべく大バッハだけにならないようにしようと思っていたが、うまくチケットが取れなかった部分もあり、結局、8割方が大バッハ中心のプログラムとなった。周辺プログラムと組み合わせて、今年もどっぷり楽しみたい。
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2009/4/26

直前スペシャル! ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2009 @  クラシック・トピックス

【一流の料理には一流のサーヴィスを!】

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009が、来週28日のオープニング・セレモニーを皮切りに、いよいよ始まる。今年は世界不況の影響もあり、日程の削減のほか、欧州公演と同等の内容ができない面が生じるなどのマイナス点があった。来客予想も日程の削減の影響から当然、100万人を突破した過去2回に比べ、丸の内エリア全体でのべ70万人、フォーラム内だけでのべ40万人と、控えめの予想になっている。

曲目決定も遅れ、一部公演の内容がまったく未定(出演者のみ発表)のまま販売初日を迎えたほか、システムのダウンがあって予約に支障を来たすなど、チケット販売にも過去にはなかった大きな混乱があった。ちっと販売開始後、ヘンデルの「メサイア」が公演中止・内容変更、マレ・サンフォニーが来日断念・代替公演への変更など、残念なニュースも飛び交った。いざチケットを求めるにしても、これまでよりも多くの手数料が生じるシステムになり、販売システム全体は初回よりはマシだったしても、それを除けば過去最悪のものになってしまった。

以前から何度か書いてきたが、おいしい料理を出す店であればあるほど、サーヴィスがしっかりしていなくては、評判を落とすことになる。プロデューサーのマルタン氏の問題もあるのだろうが、シェフよりは、実務面を組み立てるマネジメントにより大きな課題があったものと感じられる。とりわけ、「オフィシャル・チケット・マネジメント」たる電子チケットぴあのサーヴィスは、明らかに料理の質に見合っていなかった。

とはいえ、音楽祭において、彼らが果たしている役割を軽視するわけにはいかない。コストを削りながら、いかに無理のない運営をするかという点に絞ってのシステム構築には理解を示したいが、それにしても、今回の券売のやり方はアンフェアな面が多いと私も感じたし、世間様からの批判が多いことも確かだろう。とはいえ、それだけで、この音楽祭へ注ぐ私の愛情が、一気に揺らいでしまうことはない。自分の計画(というより、チケットがとれた公演というべきかもしれないが)は、あとで書くつもりなので、興味があれば見てほしい。

【無料公演でブランデンブルク協奏曲を完奏】

さて、今回はいろいろと問題も生じたが、先頃、発表された周辺イヴェントは、これまでの音楽祭のなかでも、割に充実したものになったのではないかと思う。目玉は、マルキューブの特設ステージにおける、バッハ「ブランデンブルク協奏曲」全6曲のコンプリートだろう。これらは、メインとなる3日間の中日(5/4)におこなわれ、急造のアンサンブルではあるが、歴としたプロ奏者が参加する。

例えば、5&6番が演奏される(16:30)の回では、東響コンマスの高木和弘(vn)を筆頭に、古楽アンサンブルの通奏低音や、ソリストとして広く活躍するチェンバロの上尾直毅。1&3番を演奏する(18:00)の公演には、サイトウキネン・水戸室内管などのアンサンブルに参加し、ソロ活動も続けているヴァイオリンの島田真千子。そのほかにも、若手・中堅のソリストなどが集められた。

そのほか、注目のコンサートは、バロック・ダンスをテーマにした浜中康子(研究者、舞踊家)の公演【5/4 15:00 マルキューブ】。先に紹介した上尾と、ヴァイオリンの伊藤誠が演奏をする。古楽鍵盤奏者にして、楽器製作者としても有名な武久源造の出演もある【5/4 13:00 TOKIA】。東京フィルのコンマスの青木高志も、今井彩織(fl)と石川悠子(pf)とのアンサンブルで出演【5/5 15:30 TOKIA】。ブランデンブルクのソリストを務める高木和弘のソロ公演もある【高木:5/4 15:30 TOKIA】。バッハのカンタータの一部をうたう、ソプラノの星川美保子にも注目だ【4/29 19:00 マルキューブ】。

ほかに、売り出し中のところを拾うと、オルガンの井上圭子、ヴァイオリンの城代さや香、瀬崎明日香、寺沢希美、ヴィオラの植村理一、チェロの上森祥平、新倉瞳、平野玲音、フルートの大塚茜、オーボエの荒絵里子、そして、「熱狂の日」の隠れた常連であるいちむじん、丸の内響などの面々が顔を揃え、これらのメンバーの演奏をタダで味わえるというのは、有料公演での不満(・・・があるとすれば)をすこしは慰めることになるかもしれない。

【マスタークラス、その他】

マスタークラスは、お馴染みのブリジット・エンゲラー、クレール・デゼール、アンリ・ドマルケット、フィリップ・ピエルロらに加え、スキップ・センペ、ヒューゴ・レーヌ、グナール・レツボール、エドゥアルド・エグエスなどの顔ぶれが壮観で、まるで古楽最先端の集中セミナーという感じでもある。若手人気者からはラドゥロビッチのクラスは個性派だけに面白そうだし、ヘンドリックスのクラスは裏人気公演となるだろう。

映画では、クラシックの作曲家も多く作品を捧げている名監督、アンドレイ・タルコフスキーの1975年の作品「鏡」が興味ぶかい。この作品には、バッハの「ヨハネ受難曲」が織り込まれているということだ。地上広場のミニ・ステージ、ミュージック・キオスクの公演は、今年は有料公演に出るアーティストの出演は少なく、ライトな内容が多くなっている。

展示ホール=リューベック広場のコンサートは、今年も事前審査を通ったアマチュア・グループ中心の公演がつづく。5/4の(18:30)からは、TV出演も頻繁な脳科学者の茂木健一郎とBCJの鈴木雅明の対談がある。

どうでもいいかもしれないが、私の予定は、次のエントリーで!
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