2009/8/11

アリスの音楽館 新サイト(調整中)  

アリスの音楽館は、新サイトを立ち上げることにしました。

 新サイト http://queen-alice.air-nifty.com/blog/

このページはかなり長めの文章が多いのですが、それを書くときに、すこし便利でない部分があったために、新しいページを用意しました。

現在はまだ調整中で、ミラーサイトみたいになっていますが、今後は、新サイトで今までのような記事を書き、古いサイトでは、それをかなり短縮したヴァージョンを公開することにしています。また、細かいニュース記事や、私の好きな楽曲を紹介する記事は、古いサイトのほうに載せていこうと思っています。

一応、ご報告まで・・・。
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2009/8/6

8月6日、原爆投下の日に  

8月6日は、日本人にとって大切な日である。言うまでもなく、原爆投下の日であり、その犠牲者のための慰霊、記念の日である。前日の日本テレビ系のニュース番組「ZERO」では、広島の各所にある慰霊碑に献水を続けている老婆の特集があり、深い感動を与えた。取材した記者もVTRをみながら、放送中に不覚にも涙をためていらして、プロとしては理想的な態度ではないかもしれないが、まだまだ、まともな記者がいると知って嬉しかった。

核廃絶の動きはなかなか進まないのだが、北朝鮮の核実験というマイナス要因と引き換えに、米国のオバマ大統領による核廃絶への態度表明があったことを、広島政庁は歓迎しているようだ。しかし、「オバマジョリティ」という造語をつくって、オバマ支持を表明するという広島の態度は、どうなんだろうか。確かに、オバマは唯一の核使用国家としての責任を表明し、ロシアとの歩み寄りで、久しぶりに核軍縮の動きを復活した。

とはいえ、オバマ大統領のいった責任というのは、広島と長崎への原爆投下が不正義であったと認め、その非人道的な行為を反省するという意味ではないように思う。また、削減の流れをつくったとはいえ、米国がいまもって世界最大の核保有国である事実はまったく揺るがない。オバマ大統領に書簡を送り、核兵器の非人道性を訴え、広島の平和祈念式典に招待した被爆者に対して、オバマ大統領からの返信はまだないという。実際、広島では、オバマ大統領の祈念式典への参加を呼びかける強い動きがあったようだが、それに対する大統領の反応はなかった。まあ、相手が米国大統領ともなれば、日本政府からの正式な招請がなければ、一国の最高権力者が動くとは思われないから、招待状を突きつけない日本政府にも大きな問題はあるわけだが・・・。

このようにいろいろなことを考えあわせると、「オバマジョリティ」という広島市考案のスローガンは、ややオバマ人気に悪乗りしているような気がしないでもない。それは、オバマ氏の演説のフレーズを使った秋葉市長の平和宣言にも窺えるだろう。

被爆者にとって、すこしだけいいニュースは、原爆症認定基準に関して、政府が正式に歩み寄りを表明したことだろう。非常に限定的な基準を見直し、10何連敗中の裁判で敗訴している件については上告をせず、既に上告申請しているものも取り下げるという。さらに、既に敗訴となった原告に関しても、基金を創設して救済していく考えを示している。あまりにも遅すぎる決定であるし、総選挙を前に控えての決定は素直に喜べない面もあろうが、とりあえず、積み残しの問題がすこしだけ解決したことは、現に苦しんでいる原爆症の患者さんたちには朗報となるはずだ。

献水のニュースのおばあさんも90歳だったはずだが、原爆の被害を直接知っており、語ることのできる人たちも少なくなってきた。広島市から政府への要求事項では、高齢化した被爆者への援護措置についての提案があったといい、そのことを裏づけている。そのような現実的な問題とともに、一部から核武装論などが平気で出てくるような時勢にも警戒しながら、この体験をいかに語り継ぐかを考えるときが来ているのかもしれない・・・否、それも遅すぎるくらいだ。
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