2009/5/24
東京国際ヴィオラコンクール 第1次審査(結果) クラシック・トピックス
さて、レヴューを書いてるうちにHP上で結果が公表されたので、フォローしておきましょう。
【第2次審査進出者】
No.5 MALOV Sergey (ロシア)
No.6 KUO Wei-Ting (台湾)
No.14 RISBET Julie (フランス)
No.19 MURRATH Dimitri (ベルギー)
No.20 MAIJALA Lilli (フィンランド)
No.23 PAJARO-VAN DE STADT Milena (米国)
No.25 DEANS Emily (米国)
No.29 BOISSEAU Adrien (フランス)
No.30 HERTENSTEIN Veit Benedikt (ドイツ)
No.32 深澤 麻里 (日本)
以上の10人です。一気に4分の1ですから、シビアです。私の気に入らなかったコンテスタントもいますが、特に文句をつけたりするつもりはありません。すこし国際色を出すために、欧米のコンテスタントも残すだろうと思いましたが、中・韓のコンテスタントがまったく残らなかったのは、世界的なコンクールの流れからしても珍しいです。
ヴィオラスペースゆかりのコンテスタントや、オケで参加する桐朋勢の有利は、予想どおり、まったくなかったですね。
さて、これらのコンテスタントたちのコンクール歴など、それから、2次審査での演奏曲を調べてみました。
【No.5 MALOV Sergey】
ヴィオラ・・・
ミュンヘンARD(2008)ファイナリスト
ヴァイオリン・・・
パガニーニ国際(2006)ファイナリスト。ブラームス国際5位。
第2次審査選択曲:ヒンデミット ソナタ op.11-4
【No.6 KUO Wei-Ting】
プリムローズ国際(2008)ファイナリスト
YOU TUBE動画配信サイトに音源あり。
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.14 RISBET Julie】
ミュンヘンARD(2008)2次予選
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.19 MURRATH Dimitri】
キム・カシュカシアンの弟子。
プリムローズ国際(2008)優勝
ヴァルビエ音楽祭アカデミー ヴィオラ賞
YOU TUBE動画配信サイトに音源あり。
第2次審査選択曲:ヴュータン ソナタ op.36
【No.20 MAIJALA Lilli】
ミュンヘンARD(2008)ファイナリスト
ヘルシンキ・ノルディック・ヴィオラcomp. 優勝
ヴァルター・ギーゼキングcomp. 優勝
ザルツブルク・アカデミーで受賞
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.23 PAJARO-VAN DE STADT Milena】
ミュンヘンARD(2008)2次予選
ジャクソンビル管 ソリスト・オーディション合格
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
【No.25 DEANS Emily】
キム・カシュカシアンの弟子
プリムローズ国際(2008)2位、プリムローズ編曲作品賞
第2次審査選択曲:ブラームス op.120-1
【No.29 BOISSEAU Adrien】
マックス・ロスタル国際コンクール(2009)優勝
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
【No.30 HERTENSTEIN Veit Benedikt】
今井信子の弟子。
フランクフルト、チューリッヒのコンクールで優勝歴
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭参加
第2次審査選択曲:ヒンデミット ソナタ op.11-4
【No.32】
前のエントリーを参照
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
なるほど、それなりに実績のある人たちなんですね。やはり、コンクールというのは特殊な世界なので、経験値も大事なのでしょう。
第2次審査は、規定の2曲と、ブラームス、ヴュータン、レーガー、ヒンデミット、オネゲル、ショスタコーヴィチ、ヘンツェのいずれかのソナタを選択して演奏します。規定曲は、ノックスに対するコンクールの委嘱作品で、「無伴奏ヴィオラのための”Fuga libre”」と、武満徹の「鳥が道に降りてきた」。後者は、今井信子さんのために書かれた曲ですね。選択曲は、ブラームスを選ぶ人が多いようです。これは原曲がクラリネットの作品ですが、作曲者自身の手によりヴィオラ版にも編曲されています。
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【第2次審査進出者】
No.5 MALOV Sergey (ロシア)
No.6 KUO Wei-Ting (台湾)
No.14 RISBET Julie (フランス)
No.19 MURRATH Dimitri (ベルギー)
No.20 MAIJALA Lilli (フィンランド)
No.23 PAJARO-VAN DE STADT Milena (米国)
No.25 DEANS Emily (米国)
No.29 BOISSEAU Adrien (フランス)
No.30 HERTENSTEIN Veit Benedikt (ドイツ)
No.32 深澤 麻里 (日本)
以上の10人です。一気に4分の1ですから、シビアです。私の気に入らなかったコンテスタントもいますが、特に文句をつけたりするつもりはありません。すこし国際色を出すために、欧米のコンテスタントも残すだろうと思いましたが、中・韓のコンテスタントがまったく残らなかったのは、世界的なコンクールの流れからしても珍しいです。
ヴィオラスペースゆかりのコンテスタントや、オケで参加する桐朋勢の有利は、予想どおり、まったくなかったですね。
さて、これらのコンテスタントたちのコンクール歴など、それから、2次審査での演奏曲を調べてみました。
【No.5 MALOV Sergey】
ヴィオラ・・・
ミュンヘンARD(2008)ファイナリスト
ヴァイオリン・・・
パガニーニ国際(2006)ファイナリスト。ブラームス国際5位。
第2次審査選択曲:ヒンデミット ソナタ op.11-4
【No.6 KUO Wei-Ting】
プリムローズ国際(2008)ファイナリスト
YOU TUBE動画配信サイトに音源あり。
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.14 RISBET Julie】
ミュンヘンARD(2008)2次予選
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.19 MURRATH Dimitri】
キム・カシュカシアンの弟子。
プリムローズ国際(2008)優勝
ヴァルビエ音楽祭アカデミー ヴィオラ賞
YOU TUBE動画配信サイトに音源あり。
第2次審査選択曲:ヴュータン ソナタ op.36
【No.20 MAIJALA Lilli】
ミュンヘンARD(2008)ファイナリスト
ヘルシンキ・ノルディック・ヴィオラcomp. 優勝
ヴァルター・ギーゼキングcomp. 優勝
ザルツブルク・アカデミーで受賞
第2次審査選択曲:ブラームス ソナタ op.120-2
【No.23 PAJARO-VAN DE STADT Milena】
ミュンヘンARD(2008)2次予選
ジャクソンビル管 ソリスト・オーディション合格
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
【No.25 DEANS Emily】
キム・カシュカシアンの弟子
プリムローズ国際(2008)2位、プリムローズ編曲作品賞
第2次審査選択曲:ブラームス op.120-1
【No.29 BOISSEAU Adrien】
マックス・ロスタル国際コンクール(2009)優勝
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
【No.30 HERTENSTEIN Veit Benedikt】
今井信子の弟子。
フランクフルト、チューリッヒのコンクールで優勝歴
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭参加
第2次審査選択曲:ヒンデミット ソナタ op.11-4
【No.32】
前のエントリーを参照
第2次審査選択曲:ショスタコーヴィチ ソナタ op.147
なるほど、それなりに実績のある人たちなんですね。やはり、コンクールというのは特殊な世界なので、経験値も大事なのでしょう。
第2次審査は、規定の2曲と、ブラームス、ヴュータン、レーガー、ヒンデミット、オネゲル、ショスタコーヴィチ、ヘンツェのいずれかのソナタを選択して演奏します。規定曲は、ノックスに対するコンクールの委嘱作品で、「無伴奏ヴィオラのための”Fuga libre”」と、武満徹の「鳥が道に降りてきた」。後者は、今井信子さんのために書かれた曲ですね。選択曲は、ブラームスを選ぶ人が多いようです。これは原曲がクラリネットの作品ですが、作曲者自身の手によりヴィオラ版にも編曲されています。

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