2007/6/30

チャイコフスキー・コンクール 神尾真由子が優勝  ニュース

早々に結果をTBしてくださった方がいますが、チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で、神尾真由子さんが優勝しました。私には、ほとんど当たり前の結果に思えますが、神尾としてはキャリア・ベストとなる成果であり、今後のいっそうの活躍に期待が集まります。

このコンクールのヴァイオリン部門では、第3回で上位入賞した潮田益子、佐藤陽子にはじまり、日本人の健闘が目立っています。第4回=藤川真弓(2位)、第6回=清水高師(5位)、第7回=加藤知子(2位)、第9回=諏訪内晶子(優勝)、第10回=横山奈加子(5位)、第12回=川久保賜紀(2位/最高位)。前回の川久保につづき、2回連続での日本人の最高位という結果になりました。

2位以下は、折角ですから、こちらをご覧ください・・・
 http://classic-music-clips.seesaa.net/article/46251489.html

3位の有紀・マヌエラ・ヤーンケも、日本ではお馴染みですね。エリック・シューマンもエントリーしていたはずですが、彼がファイナルにいないのは、すこしだけ残念です。

ピアノ部門は、優勝者が出ませんでした。最高位の第2位は、ミロスラフ・クルティシェフという人で、ちょっと馴染みがありません。つづく第3位がアレクサンダー・ルビャンチェフという人で、第4位で、ようやくイム・ドンヒョクという知った名前が出てきます。コロベイニコフは、2次あたりで篩にかけられたようで、残念でした。彼も、ヴァイオリンのシューマンも、コンクールの結果に関わらず、いっそうの活躍を続けてくれることでしょう。

亡くなったロストロポーヴィチが審査に加わるはずだったチェロ部門は、セルゲイ・アントーノフの優勝。アレクサンダー・ブズロフの2位でした。

弦楽器製作部門では、既に菊田浩と、高橋明の日本人によるワン・ツー独占が伝えられていますが、このコンクールにおける、本邦の力強いプレゼンスを示す結果となりました。メイン・スポンサーは、トヨタ自動車ですしね。

なお今回、いよいよチャイコフスキー・コンクールも、インターネットによるライヴ配信をおこなったのですが、日本の各コンクールの配信と比べると重いし、使い勝手が悪くて、甚だ遅れが目立ちました。同じくライヴ配信をおこなった、5月のエリーザベト王妃コンと比べても、差があったと聞きます。相手がロシアですから、まあ止むないところではありますが、情報発信においても、わが国のコンクールが高いレヴェルにあることは証明されたと思います。
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2007/6/27

上半期 コンサート・ベスト10!  クラシック・トピックス

早いもので、もう半年が過ぎました。寒くない冬がおわって、なぜか寒い春を過ごし、雨の降らない梅雨を体験しております。世界情勢は相変わらず混迷をきわめ、イラク、アフガンの止まらないテロリズムは、沈静化の兆しもありません。パレスチナでは、あのちっぽけな領土で、愚かにもアラヴ人同士の内戦状態に入りました。

ドイツでは女性首相のメルキェル氏が誕生し、なかなかやり手みたいです。フランスでは、初の女性大統領候補だったロワイヤル氏が敗れて、サルコジ体勢がスタートしました。英国では、ブッシュにすり寄って、その才覚を台無しにしたブレア首相が、ついにギブアップ宣言を出しました。わが国でも安倍内閣の支持率が急落、化けの皮がはがれたということでしょう。

さて、私の上半期の音楽ライフは、予算を「熱狂の日」につぎ込んだこともあり、お金をセーブしながら、どれぐらい楽しめるのかという選択が中心になりました。国内オケを中心に、室内楽、アマチュアを組み合わせての視聴プログラムになりました。バレエはいろいろと興味を示したものの、結局は1公演に止まりました。オペラは7です。ひっくるめて、ランキングにまとめてみました。

1位 ガンバ/東響 ショスタコ12番
2位 神田/オペラ彩 トゥーランドット
3位 エヴェリン・グレニー 打楽器リサイタル
4位 アルブレヒト/読売日響 マラ9
5位 チュマチェンコ/KST メンコン
6位 インドラ・トーマス ソプラノ・リサイタル
7位 下野/読売日響 ドヴォ6
8位 日本の作曲 21世紀へのあゆみ 室内楽の諸相X
9位 ポッペン/KST ハイドン103番
10位 金木博幸 チェロ・リサイタル

ほかにも、ブリュッヘン&NJPのシューマン4番、アシュケナージ&N響のマラ4、ダスビのショスタコ15番、スクロヴァ&読売日響の「火の鳥」などがありました。なお、「熱狂の日」のプログラムは印象的なものが多すぎるので抜いてあります。あと、唯一のバレエ・プログラムだった、グルックも、踊りの面ではかなりの感動がありました。

最近は、体験してきたものについて目星がついてきたので、これは失敗だというものは、ほとんどありませんでした。

下半期は、その初っ端を飾るスポレート歌劇場の「セビリャの理髪師」を楽しみにしているのですが、これと、チューリヒ歌劇場の「ばらの騎士」は鉄板です。ドメニコ・スカルラッティ音楽祭にも、期待しています。9月には、久しぶりにアンサンブル・ノマドが復活するのを聴いてこようと思います。10月は、所沢まで遠出して、ケラスのチェロを聴いてきます。ロジェストヴェンスキー&読売日響の、「王女イオランタ」を楽しみに思います。東響のヘンツェ「ルプパ」もあります。

井上道義のショスタコ・ツィクルスは、つまみ食いになります。ゲルギエフがマリインスキー劇場管を相手に、「金鶏」の音楽をやるというので、どうしても聴き逃せないのです。彼は、東響を指揮することも決まったそうですね。11月は、鈴木さんとBCJの管弦楽で、ヘンデル「エジプトのイスラエル人」が注目です。クレーメル&ツィメルマンのブラームスはどうしましょう? 年末は、下野の「第九」があります。そして、またまた大晦日のベートーベンがあれば、是非とも聴きに行きたいと思っています!

MVPは、デイム・エヴェリン・グレニーに捧げます!
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