2006/4/2

宮本文昭、指揮棒をとる!  期待のコンサート

オーボエ奏者として、わが国で文句なく最高の技術と表現力を誇る、宮本文昭さんが奏者としては、2007年春までの期限を切って引退する。まだ、それほどの年齢には達していないというべきだが、自分に厳しく、華のあるうちに退くという決断を行ったのだろうか。

氏は、最近では、サイトウキネンや水戸室内管など、国内の自主性のつよいオーケストラで、リーダー的な役割を果たし、また同時に、ソリストとしても活躍してきた。かつては、長くドイツのトップ・オーケストラで活躍した実績もある。

彼に比肩し得る日本のオーボエ奏者としては、広田智之さん、古部賢一さんというところはスペシャルな人材であるが、アンサンブルの中でのリーダーシップも含めて考えれば、他に代えがたい存在感があろう。

その後の活動がどのようなものになるのか、我々の知るところではないが、指揮活動と教育活動に重点が絞られるのではないかと推察する。

5月28日、「ファイナル・コンサート」と称したシリーズのうち、オーケストラとの公演が行われる。アルビノーニとモーツァルトを吹き振りし、モーツァルトの交響曲第40番ではタクトに専念する。指揮者としては、まだまだ駆け出しの段階であるが、オーボエ奏者としては残り少ない、貴重なコンサートととなる。

オーケストラは、東京都交響楽団である。ここならば、指揮者としては、まだひよっこの宮本さんのことを、温かく迎えてくれることだろう。コンマスはやっぱり、矢部達哉ということになるのだろうか?
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